現在、なぜジャイアンツが弱くなってしまったのかだけでなく、
日本プロ野球の主力メンバーが大リーグに続々と行ってしまう
遠因にも気づかされる。
「お家騒動」=「阪神タイガース」というイメージを
強く抱いていましたが、今のジャイアンツも同じ病に
侵されてしまっているようです。
ただ、読み進むにつれ
これは1球団の問題にとどまらず
日本球界全体にも当てはまるのではないかとの
思いにとらわれてならない。
日本プロ野球に関心のある方には
是非お薦めしたい1冊。
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長嶋茂雄と黒衣の参謀 Gファイル 単行本 – 2006/10/13
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94年長嶋巨人軍の“メークミラクル”の裏には誰も知らない名参謀の存在があった。5000頁にわたる極秘ファイルが明かす衝撃の真実
- 本の長さ446ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2006/10/13
- ISBN-104163681906
- ISBN-13978-4163681900
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
長嶋監督の裏には、マスコミはおろかチーム内ですら限られた人間しか知らなかった、ある一人の参謀がいた―。「GCIA」なる情報機関を創設し、真の長嶋政権を実現しようとした男・河田弘道。読売ジャイアンツという巨大組織の一大改革に挑んだ4年間の記録がここにある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
武田/頼政
1958年、静岡県浜松市生まれ。京都産業大学を卒業後、航空ジャーナルに入社。「航空ジャーナル」記者をへて88年よりフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1958年、静岡県浜松市生まれ。京都産業大学を卒業後、航空ジャーナルに入社。「航空ジャーナル」記者をへて88年よりフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2006/10/13)
- 発売日 : 2006/10/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 446ページ
- ISBN-10 : 4163681906
- ISBN-13 : 978-4163681900
- Amazon 売れ筋ランキング: - 556,740位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 16,906位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2006年12月24日に日本でレビュー済み
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12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月25日に日本でレビュー済み
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巨人ファンにしてみれば、球団と長嶋のダメっぷりが再認識できた痛快作。
伝統という名の下に組織は腐敗し、改革を目指す新勢力は、甘い汁を吸い続けたい既成勢力に
潰されるという『白い巨塔』以来王道となった企業小説の巨人版としても十分堪能できます。
しかし、本作はノンフィクションであり、事実の迫力に打ち震えます。
「本当にあった」と断り書きをつけた「怖い話」がノンフィクションですが、
一読すれば“黒衣の参謀”河田弘道の恨み節でも、創作でもないことが理解できるはずです。
子どものころ、素直に好きだった巨人が最近鼻につく。その異臭の原因がよくわかりました。
河田氏は長嶋じゃなく森と組んだら、改革達成の可能性は高かったはずでは。それが悔やまれてなりません。
玉にキズ(マイナス星1つ)なのは、野村采配批判がただの上げ足取りになっている点。
作者の野村嫌いはよく伝わりますが、もっと合理的に論破してもらいたかったです。
伝統という名の下に組織は腐敗し、改革を目指す新勢力は、甘い汁を吸い続けたい既成勢力に
潰されるという『白い巨塔』以来王道となった企業小説の巨人版としても十分堪能できます。
しかし、本作はノンフィクションであり、事実の迫力に打ち震えます。
「本当にあった」と断り書きをつけた「怖い話」がノンフィクションですが、
一読すれば“黒衣の参謀”河田弘道の恨み節でも、創作でもないことが理解できるはずです。
子どものころ、素直に好きだった巨人が最近鼻につく。その異臭の原因がよくわかりました。
河田氏は長嶋じゃなく森と組んだら、改革達成の可能性は高かったはずでは。それが悔やまれてなりません。
玉にキズ(マイナス星1つ)なのは、野村采配批判がただの上げ足取りになっている点。
作者の野村嫌いはよく伝わりますが、もっと合理的に論破してもらいたかったです。
2006年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
徳光和夫さんをはじめとした巨人ファン(というよりも長嶋茂雄シンパ)は読むと泣いてしまう作品です。今の巨人の低迷を考えた場合、「病巣」はかなり根深いなと、この書物を読んで思いました。今のフロントの在り方が10年前とまるっきり変化がなく、現在の巨人のトップに君臨する方々が考えを改めないかぎり、このチームの優勝は無理だなと感じました。
もう一つ感じたのは長嶋さんに面と向かって意見をする人間がいないということでしょうか?この書物のもう一つの側面は「長嶋茂雄はいかにして読売の狗になったか」というテーマも入っています。この老害も中田英寿くらい引き際を大切にしていれば、日本のプロ野球もメチャクチャにならなかったろうにと思いました。
もう一つ感じたのは長嶋さんに面と向かって意見をする人間がいないということでしょうか?この書物のもう一つの側面は「長嶋茂雄はいかにして読売の狗になったか」というテーマも入っています。この老害も中田英寿くらい引き際を大切にしていれば、日本のプロ野球もメチャクチャにならなかったろうにと思いました。
2007年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒衣の参謀、河田弘道氏にスポットを当てた長嶋巨人軍のノンフィクション・ドキュメントである。
フリークには衝撃となろうが、内容的には御多分ににもれずに「日本の組織の欠陥性」を長嶋巨人軍も辿っていたというだけの話である。
そこに「救い」あったか。
なかったからこそ、河田氏は本書出版にOKを出したのであろう。
巨人にすがりつく長嶋茂雄はスーパースター足りえるのだろうか。
足りえるだろう。長嶋茂雄よりも日本人が「長嶋茂雄」を必要としているのだから。
そこに問題はないのか。……答はとっくに出ている筈だ。
しかし、この国には自明の答を「発言」することが憚れる場合が多い。
だから歴史は繰り返すわけだ。
本書は野球ファンのみならず、この国の人すべてに示唆的だが、内容は「野球に閉じている」。故に読感としては、冗長な感じもないわけではない。そこが少しだけ残念である。
フリークには衝撃となろうが、内容的には御多分ににもれずに「日本の組織の欠陥性」を長嶋巨人軍も辿っていたというだけの話である。
そこに「救い」あったか。
なかったからこそ、河田氏は本書出版にOKを出したのであろう。
巨人にすがりつく長嶋茂雄はスーパースター足りえるのだろうか。
足りえるだろう。長嶋茂雄よりも日本人が「長嶋茂雄」を必要としているのだから。
そこに問題はないのか。……答はとっくに出ている筈だ。
しかし、この国には自明の答を「発言」することが憚れる場合が多い。
だから歴史は繰り返すわけだ。
本書は野球ファンのみならず、この国の人すべてに示唆的だが、内容は「野球に閉じている」。故に読感としては、冗長な感じもないわけではない。そこが少しだけ残念である。
2012年9月17日に日本でレビュー済み
桑田槇原斉藤あたりの時代までで
野球を熱心に見ることをやめてしまったので、
この本の時代のことはそんなによく知りませんでした。
とはいえ、その頃は今より野球中継もいっぱいあったと思うし、
長嶋茂雄という今世紀最大級のスターが率いる巨人軍は、
今よりも輝いていたような気がします。
というような印象で読み始めたわけですが、
舞台裏の権謀術数渦巻きぶりにはまったく驚嘆しました。
野球を楽しむ分には、
ナベツネがどうとかヘッドコーチは監督とそりが合わないとか、
スパイス程度にそんな情報があったほうが楽しいものですが、
スパイスをぎっしりつめられると刺激の強さにめまいがします。
まあ、国内の最大人気スポーツの最大人気球団ですからね、
さわやかに野球だけをやっていればうまくいく
というものではないというのは考えればわかりますけれども。
そのような球団内外の舞台裏を、
河田弘道という人物の作成したファイルから詳細に描きます。
長嶋第二次政権を「黒衣の参謀」として支えた、
自分のことを「わたくし」と呼ぶ
何やら得体の知れない薄気味悪げな人物。
(河田氏側の視点で描いているのに、
上記のような河田氏の印象は一貫しています。)
名選手が必ずしも名監督ではないとはよくいわれることです。
河田氏がGファイルでチーム運営について鋭い進言をしていますが、
長嶋氏はこれらを腹の底から理解してやっていたのでしょうか。
「グーッと来た球をバーンと打つ」みたいな長嶋語録がありますが、
全体的にチーム指揮も終始その調子だったような気がしてなりません。
まして選手や選手出身の監督やコーチは政治家ではないので、
これだけの利権がうなりをあげる世界にいるにも関わらず、
そっちの方面にはかなり能天気といってよいような状態ですよね。
中曽根だとか正力だとか、政治と骨がらみになったような
読売本社がグイッグイに絡んでくるわけですから、
傍から見ていると面白いには違いないけれど、
ちょっとこれは見てられないなあみたいな事も起こるのでしょう。
その必然的な結末として、
「長嶋茂雄にとっての敗北は1980年10月21日の解任ではない。
1997年9月18日の「留任」こそ、真の敗北なのである」
ということに至るわけですけども、
その結論に至る終盤の迫力はすごかったです。
今もこういうことが当然舞台裏で繰り広げられてるんでしょうね。
野球を熱心に見ることをやめてしまったので、
この本の時代のことはそんなによく知りませんでした。
とはいえ、その頃は今より野球中継もいっぱいあったと思うし、
長嶋茂雄という今世紀最大級のスターが率いる巨人軍は、
今よりも輝いていたような気がします。
というような印象で読み始めたわけですが、
舞台裏の権謀術数渦巻きぶりにはまったく驚嘆しました。
野球を楽しむ分には、
ナベツネがどうとかヘッドコーチは監督とそりが合わないとか、
スパイス程度にそんな情報があったほうが楽しいものですが、
スパイスをぎっしりつめられると刺激の強さにめまいがします。
まあ、国内の最大人気スポーツの最大人気球団ですからね、
さわやかに野球だけをやっていればうまくいく
というものではないというのは考えればわかりますけれども。
そのような球団内外の舞台裏を、
河田弘道という人物の作成したファイルから詳細に描きます。
長嶋第二次政権を「黒衣の参謀」として支えた、
自分のことを「わたくし」と呼ぶ
何やら得体の知れない薄気味悪げな人物。
(河田氏側の視点で描いているのに、
上記のような河田氏の印象は一貫しています。)
名選手が必ずしも名監督ではないとはよくいわれることです。
河田氏がGファイルでチーム運営について鋭い進言をしていますが、
長嶋氏はこれらを腹の底から理解してやっていたのでしょうか。
「グーッと来た球をバーンと打つ」みたいな長嶋語録がありますが、
全体的にチーム指揮も終始その調子だったような気がしてなりません。
まして選手や選手出身の監督やコーチは政治家ではないので、
これだけの利権がうなりをあげる世界にいるにも関わらず、
そっちの方面にはかなり能天気といってよいような状態ですよね。
中曽根だとか正力だとか、政治と骨がらみになったような
読売本社がグイッグイに絡んでくるわけですから、
傍から見ていると面白いには違いないけれど、
ちょっとこれは見てられないなあみたいな事も起こるのでしょう。
その必然的な結末として、
「長嶋茂雄にとっての敗北は1980年10月21日の解任ではない。
1997年9月18日の「留任」こそ、真の敗北なのである」
ということに至るわけですけども、
その結論に至る終盤の迫力はすごかったです。
今もこういうことが当然舞台裏で繰り広げられてるんでしょうね。
2007年2月9日に日本でレビュー済み
長嶋はじめ昔からの巨人ファンには厳しい内容だと思う。
巨人の強さは圧倒的で無敵だった。言い換えれば巨人選手、監督・コーチ、フロントは、闘うべき敵を見失っていたということだ。己の尾を食べるウロボロスのように、内部抗争が激化していく理由もよくわかった。
現在の巨人は優勝とはほど遠く、現役の巨人選手をCMなどで見かけることはない。もはや全国区の人気球団ではないということだろう。
巨人を冷静に観てきた人にとって、本書のような病巣が根深いことには薄々気づいており、ある程度予想された内容ではないだろうか。最大発行部数の新聞とキーTV局を背景にした金満球団がこれほど低迷しているのだから、その原因を真面目なプロ野球ファンは気づいていたはずです。
ヒーローが必要なときに、長嶋が現れた。読売は長嶋にイノセントな聖性を持たせファンもそれを支持した。本書を読むと、ファンの信仰を背景に、批判機能を失った巨人軍は内紛を繰り返し、自滅していく様子がよくわかる。巨人で落合のような他球団から来た選手がいかにやりづらいか、また読売新聞と巨人との絶望的な温度差も悲しいほどよくわかる。
おそらく阪神も、それに類する内部の問題はあるだろう。今後も類書の発刊を期待したい。
巨人の強さは圧倒的で無敵だった。言い換えれば巨人選手、監督・コーチ、フロントは、闘うべき敵を見失っていたということだ。己の尾を食べるウロボロスのように、内部抗争が激化していく理由もよくわかった。
現在の巨人は優勝とはほど遠く、現役の巨人選手をCMなどで見かけることはない。もはや全国区の人気球団ではないということだろう。
巨人を冷静に観てきた人にとって、本書のような病巣が根深いことには薄々気づいており、ある程度予想された内容ではないだろうか。最大発行部数の新聞とキーTV局を背景にした金満球団がこれほど低迷しているのだから、その原因を真面目なプロ野球ファンは気づいていたはずです。
ヒーローが必要なときに、長嶋が現れた。読売は長嶋にイノセントな聖性を持たせファンもそれを支持した。本書を読むと、ファンの信仰を背景に、批判機能を失った巨人軍は内紛を繰り返し、自滅していく様子がよくわかる。巨人で落合のような他球団から来た選手がいかにやりづらいか、また読売新聞と巨人との絶望的な温度差も悲しいほどよくわかる。
おそらく阪神も、それに類する内部の問題はあるだろう。今後も類書の発刊を期待したい。
2008年6月2日に日本でレビュー済み
河田弘道という長嶋監督の黒衣から見た1994年から97年のまでの4シーズンにわたる長嶋巨人に起きた反長嶋派対新長嶋派の戦いを、武田頼政という人がドキュメントにまとめた本だ。
94年の中日との最終戦で優勝が決まる「国民的行事」、96年の首位との差11.5ゲームをひっくり返しての「メイクミラクル」の裏で、勝てば足を引っ張り、負ければ取って代わろうとする人達と、それをさせまいと必死で長嶋監督を守ろうとする人達。それぞれの立場で権力を得るため、守るために必死に戦っている姿は滑稽だ。
一方で、野球を心から愛し、ゲームに打ち込んでいた選手やコーチ達の姿がどこにも描かれていないのは、スポーツを扱ったドキュメンタリーとしては残念だ。その欠落が読了後の不快感を招くのかもしれない。その証拠に、94年と96年に優勝した時の喜びが、この本からは一切感じられない。それは、おそらく著者は膨大な資料を読み解き、一連の流れを把握しまとめ上げることだけに時間と戦い、登場人物の河田弘道が、長嶋監督を優勝させるのが目的で、巨人を優勝させるのが目的でなかったからなのではないだろうか。当時の選手のことをどう思っていたのかという興味をもたせる意味では星5つ。
残念ながらただのファイル紹介で終わってしまった。
94年の中日との最終戦で優勝が決まる「国民的行事」、96年の首位との差11.5ゲームをひっくり返しての「メイクミラクル」の裏で、勝てば足を引っ張り、負ければ取って代わろうとする人達と、それをさせまいと必死で長嶋監督を守ろうとする人達。それぞれの立場で権力を得るため、守るために必死に戦っている姿は滑稽だ。
一方で、野球を心から愛し、ゲームに打ち込んでいた選手やコーチ達の姿がどこにも描かれていないのは、スポーツを扱ったドキュメンタリーとしては残念だ。その欠落が読了後の不快感を招くのかもしれない。その証拠に、94年と96年に優勝した時の喜びが、この本からは一切感じられない。それは、おそらく著者は膨大な資料を読み解き、一連の流れを把握しまとめ上げることだけに時間と戦い、登場人物の河田弘道が、長嶋監督を優勝させるのが目的で、巨人を優勝させるのが目的でなかったからなのではないだろうか。当時の選手のことをどう思っていたのかという興味をもたせる意味では星5つ。
残念ながらただのファイル紹介で終わってしまった。
2007年2月19日に日本でレビュー済み
“黒衣の参謀”河田弘道のアンビバレンツなとこは、スポーツ科学を極め、インテリジェンスの扱いに長けている、という合理主義的な部分を買われて長嶋に請われたのに、ガルベスの“荒々しくて無遠慮で、爆発的な熱量”の部分に巨人軍に欠けているものを見出してしまう点にある。「河田が提示したものは、まさにかつての“混沌”、つまり、天才アスリートが戦い、競いあう、夢や欲望といった熱い感情が渦まいていたカオスの時代への回帰である」ってくだりがあるんだけど、その、野球の魅力として河田が見出すロマン主義的なものと、河田自身の持つ合理主義的なものって絶対相容れない訳で。勿論、四年間、常に自らに求められる合理的、科学的な視点に基づいて河田はGファイルを書き連ねていく訳だけど、長嶋に取っては、結局はぬかに釘、暖簾に腕押し、馬の耳に念仏であって、再三再四の苦言にもかかわらず、思いつきで投手を起用するし、“清原も、落合も、広沢も、打線にならべたい”って駄々っ子ぶりは変わらない。
Gファイルの直言の内容なんて、ある程度の野球ファンなら誰でも思っている程度の、まっとうな道理でしかないけれど、そうした進言が夜毎、長嶋宛にファックスされてたってのは驚きだし、それに眼を通していながら、結局ほとんど戦術に反映されていなかったってのも凄い。Gファイル四年間の1位→3位→1位→4位って不安定な成績が残念ながらGファイルと長嶋采配との相関の無さを物語っている(今振り返るとFAXって無防備なツールだな)。
科学、合理を極めた河田が、非科学、前近代の長嶋に惚れちゃうってのは何なんだろうね。常勝長嶋体制の一番のボトルネックが長嶋っていう不条理。
長嶋指示のビーンボールとか、ナベツネが長嶋に頼んだ選挙応援とかのスキャンダルはリアリティがあって、武田頼政が手がけて話題の相撲八百長問題のほうも意外に確度高いのかな、なんて思いました。
Gファイルの直言の内容なんて、ある程度の野球ファンなら誰でも思っている程度の、まっとうな道理でしかないけれど、そうした進言が夜毎、長嶋宛にファックスされてたってのは驚きだし、それに眼を通していながら、結局ほとんど戦術に反映されていなかったってのも凄い。Gファイル四年間の1位→3位→1位→4位って不安定な成績が残念ながらGファイルと長嶋采配との相関の無さを物語っている(今振り返るとFAXって無防備なツールだな)。
科学、合理を極めた河田が、非科学、前近代の長嶋に惚れちゃうってのは何なんだろうね。常勝長嶋体制の一番のボトルネックが長嶋っていう不条理。
長嶋指示のビーンボールとか、ナベツネが長嶋に頼んだ選挙応援とかのスキャンダルはリアリティがあって、武田頼政が手がけて話題の相撲八百長問題のほうも意外に確度高いのかな、なんて思いました。



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