<ネタバレを避けるため詳細は省きますが、セリフ(primeの和訳)を一部引用しています>
そこらへんに居るようなサラリーマンの青年が、紆余曲折を経て騒乱計画を実行するまでのお話です。
以下のセリフに一つでも引っかかっるものがあれば、強く視聴をお勧めします。
「我々は消費者だ。ライフスタイルの奴隷。」
「職場といえばガソリンスタンドかレストラン、しがないサラリーマン。宣伝文句に煽られて要りもしない車や服を買わされてる。」
「歴史のはざまで生きる目標が何もない。」
「テレビは言う。明日は君も億万長者かスーパースター。大嘘だ。その現実を知って俺たちはむかついている」
Amazonのサービスで見てると皮肉が効きすぎてちょっと自嘲気味の笑いがでました。
ここ日本では、貧困の結果(私の勝手な推測です)「若者の〇〇離れ」といった言葉が多用され車すら手を出せない人がたくさんいるようです。そういった意味で、内容的に陳腐化した部分があります。
テレビもその地位をずいぶん下げたように感じられます。
しかし今現在でも、人によっては「これは本当に自分がしたい事だろうか?」と立ち止まらせてくれる、人生を変えうる可能性すら秘めた作品だと思います。
閉塞感で息苦しくて仕方ない方に視聴をおすすめします。
(流血シーンがいくつもあるので苦手な人は避けましょう)
そういう生きづらさを感じない方には、おそらく何も響きません。見ないで良いかと思います。