本書の前半は「FXとは何ぞや。」という事が用語解説等を含めて細かく丁寧に記載されています。
テクニック的な物ではなく、学問としてのFXという感じです。
既にFXについて基礎的な知識がある方や取引実績のある方は、用語等については、
それほど目新しい情報はありませんが、学問としての学びはあると思います。
バックグラウンドの知識としては、ネットに出ている情報よりも信頼性が高くまとめられていると思います。
後半は、テクニカル分析等の具体的な手法の解説に一気に変わります、
入門者の方にとっては、理解しずらい内容になるかもしれませんが、
筆者の経験を踏まえて、代表的な分析手法についての考察が記載されています。
各種の分析については、一つ一つ細かく記述されているわけではないため、
この本だけで、それらの分析手法が活用できるわけではありませんが、
それぞれの特徴等を広く知るためには良いきっかけになると思います。
FX取引ですぐに活用できる指南書と考えて購入すると少し後悔するかもしれません。
また、丁寧に書かれていますが、取引の経験の浅い方には理解しずらい内容が多いのではないかと思います。
中級者の方が、知識のおさらいと基礎固めを進めて、
今後のトレードの為の指針を決める為の情報を得る書籍としては良書だと思います。
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