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FUJIFILM 上野隆さんに聞く、「FUJIFILMがフルサイズ一眼を作らない理由」

Presented by FUJIFILM

フィルムメーカーならではの優れた色再現性が魅力の、FUJIFILMのデジタルカメラ、「Xシリーズ」。
美しい画質、高いデザイン性。多大なこだわりを持つXシリーズのカメラは、ここ近年で大きく世の中に拡がった。
そこで、多くのカメラユーザーから、「なぜFUJIFILMのXシリーズはAPS-Cフォーマットなのにあんなに高画質なのか?さらに高画質なフルサイズ機を作ることはないのか?」という声が多い。
前回の「大宮事業所取材レポート-フィルムメーカー製カメラの魅力」に続き、Xシリーズの商品企画担当上野さんに再びお会いし、「Xシリーズがフルサイズを作らない理由」を伺った。

光学・電子映像事業部 電子映像グループ マネージャー 上野 隆さん

1996年から2011年までは写真フィルムのプロフェッショナル写真部で、フィルムで写真を撮ることの楽しさ、趣味の魅力を伝えるために写真教室やギャラリーの講師として運営に従事。 その後はFUJIFILMのデジタルカメラブランド、「Xシリーズ」の商品企画を担当。プライベートでは7歳からカメラを始めたほどの写真愛好家で、フォトマスター検定エキスパート。

第1章:「Xシリーズ」が目指すものは、ものすごく画質の優れた小型・軽量スナップカメラ

Amazon:前回取材させていただいた「大宮事業所取材レポート-フィルムメーカー製カメラの魅力」から約1年。この期間に、数多くのXシリーズファンが増えましたよね。
Amazonサイト内でも、2014年の夏に実施した「Xシリーズ写真投稿キャンペーン」でたくさんのお客様からXシリーズの写真を投稿いただき、Xシリーズファンがとても増えているというのを実感しました。

そんな中、ソーシャルメディア等で

「色や画質で定評のあるFUJIFILMのカメラが、なぜフルサイズ一眼レフではなくAPSミラーレス一眼なのか?」

という、お客様の声を耳にすることが多くなりました。 確かに、高画質というと、一般的にはセンサーサイズの大きいフルサイズの一眼レフを想像する方も多いのではと思いますが、
なぜ、Xシリーズのレンズ交換式カメラは、フルサイズの一眼レフではなく、APS-Cのミラーレス一眼なのでしょうか?

上野氏:先ず始めに言えることは、当社がレンズ交換式カメラを開発する際に、

「フィルム時代から引きずらなければいけないものが何もなかった。」

ということです。例えば、一眼レフメーカーさんは、フィルムからデジタルへの移行時代、レンズを共用化するためにフィルムカメラのレンズマウント規格をそのまま採用しています。だけど、FUJIFILMは80年代前半に35mm一眼レフからすでに撤退していたため、センサーサイズ、マウント規格、フランジバック等を、ゼロから決められる状態でした。
それがそもそも大きなアドバンテージだったのです。

Amazon:ゼロから決められる状態が大きなアドバンテージ・・・それはどういったことでしょうか?

上野氏:レンズ交換式のデジタルカメラをゼロから作る。つまり、フルサイズ、APS-C、フォーサーズ・・・どんなセンサーサイズも選択可能でした。 我々は色々な検証をした結果、「ボディの大きさ、画質を最適バランス化できるものは、APS-Cである」という結論に至ったのです。

Amazon:一般的にはフルサイズが最もセンサーサイズが大きく、光の取り込める量が多いので高画質だと思う方が多いと思うのですが、それでも、APS-Cを選ばれたのはどのような理由があったのでしょうか?

上野氏:確かにフルサイズセンサーを使えば、高画質を再現できるでしょう。でも、

「フルサイズセンサーの持つ潜在能力を最大限発揮しようとすると、レンズはとても大きく、重い設計になります。」

それはなぜか?ご存知の通りフルサイズセンサーの24×36mmという大きさは、35mm判フィルムと全く同じサイズですが、デジタルとフィルムではその大きさの撮像素子に光を入れるために必要とされる設計は全く別物だからです。

そもそもフィルムが受けることが出来る光の角度と、デジタルカメラのセンサーが受けられる光の角度はかなり違います。
フィルムは斜め45度くらいからの光でもきちんと受け取って映像化することができますが、デジタルカメラは光を出来るだけまっすぐにセンサーに入れることが理想とされます。斜めの光では、混色という現象が発生し、正しい色が描写されない場合があります。

そして、まっすぐに光を入れるにはレンズの後ろ玉を出来るだけ大きくし、光の出口からセンサーまで平行に光を入れることが重要となります。尚且つ、その距離(バックフォーカス)を短くすることで、画質低下の要因を排除出来ます。

ところが、一眼レフの場合はミラーボックスがあるため、特に広角から標準レンズにおいて理想的なレンズ設計がし難いという事実があります。ましてやバックフォーカスを縮めることは物理的に出来ません。その結果、多くの一眼レフ用高画質レンズは前に長い設計となり、レンズ径も大きくなる。
それは、メーカーさんのレンズラインアップを見ても、分かりますよね。

Amazon:なるほど確かに。一眼レフメーカーやレンズメーカーさんの単焦点レンズでも、明るくて高性能なものはサイズが大きいですね。
そして、大きいセンサーに大きいレンズでは、使う方も大変な労力ですよね。

上野氏:はい、フルサイズ一眼レフに、大きくて重い高性能レンズを組み合わせれば、それは良い画が撮れるでしょう。フルサイズのポテンシャルを最大限発揮できますから。でも、

「高画質を得るために、いちいち大きくて重いレンズを用意しないといけないとしたら、それはFUJFILMが目指すものとは異なります。」

FUJIFILMは、Xシリーズをフィルム時代の35mmフォーマットが担っていたような、必要十分な高画質と機動性、表現力を併せ持ち、スナップやポートレート、プロカメラマンならルポルタージュやドキュメンタリーなどの分野で活かせるカメラシステムにしたいと考えていました。

「目指すはプロ写真家の使用に耐える高画質と小型・軽量を最適バランス化させたシステム。」

そう考えると、フルサイズ一眼レフではなく、APS-C ミラーレスシステムだろうという結論に至ったのです。

Amazon:APS-Cで小型・軽量なボディの実現はできるとして、“高画質”という部分は、どのようにして実現に至ったのでしょうか?

上野氏:上野氏:それには、FUJIFILMのレンズ、「フジノンレンズ」の技術力が大きく関係しています。

「フジノンレンズの力があれば、APS-Cでもフルサイズに匹敵する画質を実現できる。」

そのノウハウが我々FUJIFILMにはありました。 フジノンレンズは、もともとTV業界の業務用カメラや、人工衛星使われていたり、昔から様々な所で高い評価をいただいています。 APS-Cは確かにフルサイズセンサーよりも小さい。その一種のディスアドバンテージを、“レンズの性能”でカバーできる実力が、様々なシミュレーションで分かりました。

Amazon:フジノンのレンズ技術はそれほどすごいのですね。

上野氏:その例として、一般的に「レンズは開放値から1~2段絞ったあたりが最も高性能になる」というカメラ業界の通説がありますが、我々はこの常識を打ち破ることに真っ向から挑戦しました。そんな通説が当たり前のように語られているということは、逆に言えば、レンズを開放値で隅々まで高画質に再現することは非常に難しいということです。
でも、それを実現出来ればフルサイズを1~2段絞った画像と比較して、ボケ味もシャープネスも遜色ないものが出来るはずです。要するに「実用上の同等性能」を発揮出来るということです。例えば、

「同じ開放F1.4でも、周辺画質の低下を防ぐために1段絞ってフルサイズレンズを使うのと、開放F1.4のまま周辺までしっかり解像したAPS-Cレンズを使うのと、どちらが良いでしょうか?」

1段絞るのであれば、フルサイズとAPS-Cのボケ味は大して変わりません。でもAPS-Cはあくまで開放なのでシャッタースピードは倍の速度になります。結果、手振れ、被写体ブレの懸念は少なくなります。ブレてしまってはせっかくの高画質も意味がありませんね。

Amazon:なるほど。大きさも重さもある「フルサイズボディ+高性能レンズ」に匹敵する画質を、「小さなAPS-Cボディ+高性能レンズ」で実現できた。
これはFUJIFILMならではといえますね。

上野氏:はい、フジノンの技術があってこそ成し得る戦略です。悪くいえば中途半端に見えるのかもしれませんが、我々の考え方としてはベストバランス。それがAPS-Cフォーマット選択の理由です。ただ、もちろんそれが実現できたのは、フジノンの技術によるものだけではありません。
レンズにこだわったからこそ、センサーや信号処理にもこだわらずにはいられなかったという経緯があります。

第2章:レンズ性能測定器「X-Transセンサー」に合うレンズラインアップの拡充

Amazon:センサーにも、FUJIFILMならではのこだわりがあるのですね。

上野氏:はい。Xシリーズの初代モデル「X100」というコンパクトカメラでは、ベイヤー配列のカラーフィルターを備えたセンサーを使っていました。その後、レンズ交換式を新たに作るとなった時、商品開発チームでは、レンズ交換式カメラの初代モデルのセンサーは、“12Mのベイヤー”ではなく、“16MのX-Trans”というカラーフィルターが特殊な配列を持ったセンサーを使おうとしていました。もともと、16MのX-Transセンサーが持っているポテンシャルは、24Mに匹敵する解像力を出すことが、当時の設計上のシミュレーションで分かっていました。
だからこそ、

「FUJIFILMの長年培ってきた色再現と独自開発のX-Trans センサー、そしてフジノンレンズの設計技術をもってすれば、APS-Cでフォーマットでもフルサイズ一眼レフに十分匹敵する画質を生み出すレンズ交換式カメラができる。」

当時の開発メンバーはそう考えていました。

Amazon:レンズだけではなく、独自開発のセンサーを作る過程でも、FUJIFILMの技術力の高さが分かりますね。
ちなみに、X-Transセンサーとレンズの性能は、具体的にはどのように関わってくるものなのでしょうか?

上野氏:簡単にいうと、安くて手を抜いたレンズを作ろうとすると、普通のセンサー以上に画質の低下が明らかになってしまいます。X-Transセンサーを採用するからには、それに対応するレンズにも、徹底したこだわりが必要でした。 はじめて「X-E1」でレンズキットを作った時も、通常の“キットレンズ”の概念とは全く異なるクオリティを実現しています。

Amazon:「X-E1」のレンズキットとは、XFレンズ初のズームレンズ「XF-18-55mm」のことですね。

上野氏:はい。「XF-18-55mm」の絞りは、ワイド側でF2.8、テレ側でF4です。
普通の標準ズームでのキットレンズはF3.5-5.6が多いですが、それをAPS-Cで搭載してしまったら、十分なボケ味や表現力は得られません。
そこでF2.8-4にすることで明るさと高画質を両立しました。
ただ、その分コストも高くつくので、より幅広いお客様に使用していただくには価格のハードルもありました。
そこで、XCレンズという、入門向けレンズを追加で作りました。「XC16-50mm」と「XC50-230mm」がそうです。
XCレンズも外観の素材が違うだけで、中身はXFレンズ同様の光学設計技術を用いた高性能レンズです。

Amazon:なるほど。XFレンズのラインアップ、特にズームレンズは昨今どんどん充実していますよね。

上野氏:はい。レンズ交換式を初めて発売した2012年から3年目となる2015年までの間、1年目は「X-Pro1」が光学ファインダーを搭載しているので短めの単焦点を中心に、2年目は画質が良く、焦点距離のカバーレンジを広げることが出来る実用的なものを、そして3年目はプロ・ハイアマの方の為に、圧倒的なハイスペックレンズを、ということを意識して開発をしてきました。 その仕上げが、2014年9月に発売した「XF50-140mm F2.8mm」と、2015年の2月に発売した「XF16-55mm F2.8mm」です。 ここまでで、一般的な撮影において必要とされる交換レンズは、ほぼラインナップ出来たと思っています。

Amazon:「XF50-140mm F2.8mm」と「XF16-55mm F2.8mm」。いわゆる赤バッチシリーズですね。

上野氏:はい。赤バッチシリーズはプロ向けのズームレンズを意識しています。

Amazon:多くのプロ写真家にも使われているハイエンド一眼「X-T1」のキットレンズになっている「XF18-135mm F3.5-5.6R」はどのような位置づけになっているのでしょうか?

上野氏:「XF18-135mm F3.5-5.6R」はユーティリティー重視ですね。F2.8通しとまではいかないけれど、できる範囲で高画質を追求しつつ、 幅広いシーンで極力レンズ交換をしないで済むような前提で作りました。 XFレンズは、それぞれのレンズで、あらかじめ想定した目的、シチュエーションに応じて画質が最高になるよう、とことんこだわって設計されています。

例えば、「XF56mm F1.2」の最短撮影距離は70cmなんですが、40cmくらいまで近づけないの?という声をいただくことがあります。
ご存知の通り、最短距離が短くなればなるほど周辺部の画質は厳しくなります。
もともと「XF56mm F1.2」はポートレート&スナップを想定しているので、近接撮影能力は 70cmで十分だろうと考えていました。
周辺画質を妥協しつつ最短撮影距離を40cmにすると、フォーカスレンズの可動域を長くしなければならなくなり、その結果レンズは大きくなりAF速度にも不利に働きます。
そんなことよりも70cmというポートレートに必要十分な最短撮影距離にすることで、常に周辺までしっかり解像し、しかもAFが快適という性能を目指したのです。
もっと近づきたい料理などのシーンには、「XF60mm F2.4マクロ」という優秀なレンズを用意しています。

「万能ではない場合もあるけれど、一つ一つの被写体で最大限に美しい描写ができるよう徹底的にこだわって作る」

それが、Xシリーズの考え方です。

Amazon:とてもよく分かりました。では、“これからXシリーズを使ってみたい”という方におすすめするレンズはどのようなものが良いでしょうか?

上野氏:まずは「XF18-55mm F2.8-4」を入門編としてぜひ使ってみていただきたいですね。
先ほども言いましたが、入門用だからと言って画質をゆずっているわけではなく、1本でXFンズならではの高画質を感じていただけて、
尚且つ標準的なあらゆるシーンをカバーできます。まず初めに「XF18-55mm F2.8-4」を使ってみて、そのあとで自分の写真のレベルアップに合わせて、
撮りたい被写体に最適な、そして自分の期待に100点で応えてくれるレンズを見つけていっていただきたいと思います。

「入りやすく、とことん奥が深い。」

それがXFレンズの魅力です。


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