4編が収められた短編集。
著者の翻訳もののようなスカした感じは嫌いじゃないが、「シェード」以外はもやもやが残ってしまった。
関わった人を死に至らしめるという噂のある女子高生「FINE DAYS」、死が迫った父から頼まれたのは昔の恋人を探すこと「イエスタデイズ」、妹を殺した過去に苛まれる女子大生「眠りのための暖かな場所」。
クリスマスの夜に立ち寄った中古家具屋「シェード」は、揺れ動く男心に聖夜の奇跡が訪れるという、O.ヘンリー「賢者の贈り物」を彷彿させる作品だ。作中作もぐっとくるストーリーになっている。著者の他の短編をあわせてみてもベスト。
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