ラテン音楽のサルサというと「情熱」「ノリノリ」というイメージですよね。ところが、アマンダ・コスタのサルサは、ノリのよさだけではなく、サルサに「軽やかさ」と「優しさ」も加えたような感じです。今年の暑い残暑の夕方から夜にかけて聴くにはバッチリはまります。
6曲とちょっと少ないですが、その中で変化に富んだ表情を見せてくれます。
1曲目は、まさにサルサを体現するような華やかでダンサブルな曲です。軽やかなアマンダの歌に掛け合うようなブラスやコーラスが、カーニバルのような賑わいをかもし出しています。
2曲目は、1曲目の勢いを残しつつ、アマンダの伸びのある声を活かした曲になっています。
3曲目は、ギロのリズムが印象的で、少し抑えた大人の雰囲気もあります。
4曲目になると、よりメロディアスな優しい曲調に変わってきます。
5曲目は、またテンポアップしますが、低い音域の導入部とサビの高い音域のコントラストが変化のある曲になっています。
ラストの6曲目は、一転してゆったりとして優しいメロディになります。サルサの枠を超えて、日本のニューミュージック的といえるかもしれません。日本語詞がついても、全然おかしくないと思います。
夏に限らず、ちょっと元気なリラクゼーションミュージックとしてお勧めです!