放射能を吹いて暴走する原子力発電所。
2t トラックに支援物資を満載して、突っ込んでいく男。
「スリル」は間違いなく勇者のテーマだ!!!
江頭2:50。本名:江頭秀晴。「伝説を作る」為なら、平気で命を賭ける、お笑い芸人である。警察に捕まったり、救急車で運ばれたり、国際問題になったりは日常茶飯事である。しかし、その実像は世間のイメージとは全く違うことが、2011年3月20日のSNSで明らかとなった。
2011年東北地震の時だけではない。2004年新潟県中越地震でも支援活動をしていた事が後に明らかになっている。
同行した松田健次さんが書いた本書「F」を読んでみるといい。
3月20日と言えば、まだ原子力発電所が、大量の放射性物質を吹き上げていた頃。
ガソリンも無く、道路は寸断。警察も役所も通行許可を出さず、運送業者にも拒否され、完全に孤立した福島。量販店では水も非常用物資も数量制限を掛けられ、売ってもくれない。大型車も不足しレンタカーも手配できない。
そんな中、10日足らずで、いわき市に駆け付けるのは、容易ではない事が分かる。
布袋寅泰 本人は「はっきり言って迷惑に思っている」そうだ。
そうかな? もし自分だったら、誇りに思うね。
食えない間のアルバイトで身につけた道路知識、運送技術、人脈。同行した優秀な相棒と共に知恵を出し合って、あの素早い支援が成立したのだ。
最後に老人ホームの全員を笑顔にし、帰路についた江頭。
実像がちゃんとした常識人だと分かったからこそ、自分は、安心して江頭の芸が楽しめるようになった。
●松田健次 -
「F」 (単行本) | Sally/Image | 2012-03-01 | 978-4990109112
○松田健次 -
「F」 (Kindle/電子書籍) | Sally/Image | 2021-03-02
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F (Sally文庫) 単行本 – 2012/3/1
松田健次
(著)
あの3・11東日本大震災の直後、放射能による風評被害で物流が滞っていた福島県いわき市へ、著者(松田健次)とお笑い芸人の江頭2:50が救援物資を届けに向かう。不謹慎か否か、意外とも言える個人的動機から実現した行動録と思いもよらぬ後日談を詳密に綴った異色すぎる震災関連録。
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社いまぁじゅ
- 発売日2012/3/1
- ISBN-104990109112
- ISBN-13978-4990109110
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登録情報
- 出版社 : いまぁじゅ; 初版 (2012/3/1)
- 発売日 : 2012/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 194ページ
- ISBN-10 : 4990109112
- ISBN-13 : 978-4990109110
- Amazon 売れ筋ランキング: - 770,338位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 10,670位日本のエッセー・随筆
- - 67,263位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
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2019年2月8日に日本でレビュー済み
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8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2012年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
春先に読売新聞の記者が選ぶ書評コーナーで紹介されていたのをみて、東京の書店を数軒探すも、全く見かけなかったのでAmazonで購入。
オリンピックやWBCの応援に現地まで駆けつけて(しかも自腹?)、スポーツ新聞等で話題になっていることでもおなじみ!? えがちゃんと松田さん「F」コンビが被災地に・・・
内容はえがちゃん自身がPPPするぞ(ネット番組)にて照れながらも、面白おかしく話していた回を
見ていたので、おおかた知っていましたが、この本でしか語られないシリアスな面もわかって、おもしろかったです。
あと、この本はいわきの出版社から出してるんですね。こういったかたちの被災地支援があってもいいよね、と思いました。
オリンピックやWBCの応援に現地まで駆けつけて(しかも自腹?)、スポーツ新聞等で話題になっていることでもおなじみ!? えがちゃんと松田さん「F」コンビが被災地に・・・
内容はえがちゃん自身がPPPするぞ(ネット番組)にて照れながらも、面白おかしく話していた回を
見ていたので、おおかた知っていましたが、この本でしか語られないシリアスな面もわかって、おもしろかったです。
あと、この本はいわきの出版社から出してるんですね。こういったかたちの被災地支援があってもいいよね、と思いました。
2013年2月28日に日本でレビュー済み
そろそろ、あの震災から2年。あの頃のいわき市の様子を思い出すだけでも、ぞっとする。いつも交通量が多い国道49号線は人影すらなく、海岸沿いに行けば崩れた民家や店舗。津波の跡。そして、原発の影響。それを知りながら、物資をいわき市へ運んだ作者と江頭2:50。自分も震災中、友達からの噂話で「江頭2:50がいわき市に来た」とは聞いたが本当だったとは。本にある「福島原発にひとこと物申す!」には感動した。しかし、ただの美談?で話は終わらせない作者。もしかしたら、彼らの行動は不謹慎で反感を買うかもしれない。しかし、私はあの頃のいわき市の一部の人に笑いを届けてくれた彼らの話をもっと多くの人に知ってもらいたいと思う。
2012年4月25日に日本でレビュー済み
私は、いわき市の南部に住んでいます。震災後半年間一歩もいわきから出れませんでした。そんな私がこの本を読むことによって、当時のいわき(自分のところ以外の)のこと・いわき以外のことをつぶさに教えてくれました。しかも主人公は、あの江頭さんです。内容は、面白くないはずはありません。いっきに読み切ってしまいます。、皆さんが思い描いているあのヒールのエガチャンがTVの映像とはまるっきり違った行動を取り、悩み、苦しみ、笑わせ・・・そしてやっぱりエガチャンだった!と安心させられてました。人間臭い超お笑い芸人江頭2:50・・・あなたは、素敵です!さらにサブ主人公のスズキさん・・・いい味だしてます。