「電子書斎構築のためのヒント」の副題につられて購入しました。
pomeraを利用して、デジタルテキストを日頃から利用している自分には魅力的な副題です。
しかしながら、この本の内容を一通り行うと電子書斎が完成するわけではありません。
この本の内容は、EmacsLispを自分の力で紐解き、コーディングするためにはどうすればいいかを教えてくれます。
そして、それを応用するとこんなことが出来るので、ほ〜ら電子書斎の構築もできるでしょ♪と言った感じの内容です。
☆EmacsLispの関数の作り方や制御文の書き方はどうすればよいのか。
☆対話的(キーボードから何かしらの文字列を入力)な処理の方法。
☆知らない関数や知らないパラメータに遭遇した場合、どのようにして調査すれば良いのか。
☆自作したプログラムのデバッグはどうすれば良いのか。
こういった事をこの本は教えてくれます。
つまり、本の内容を知識として吸収することで、EmacsLispを利用してEmacsで様々遊べるようになります。
制御文の書き方も、わりと詳細に記載されておりますし、電子書斎を構築するための情報を得ることが出来ました。
古い本ではありますが、内容を実験したり試行錯誤をEmacs23上で行っても、特に問題はありませんでした。
この本を購入するメリットを自分はこのように感じています。
☆EmacsLispを利用したLaTexの使い方
☆EmacsLispを活用するためのテクニックを体得。
☆一応制御文の書き方や関数の作り方、作った関数の実行方法も教えてくれる。
☆掲載されているサンプルを読みとくための、基本的なEmacsLisp仕様も教えてくれる。
★4つの理由は以下のとおりです
・最新のEmacsの機能を紹介しているわけではない
・LaTexを利用する意外のサンプルアイデアに乏しい
・チュートリアル形式にはなっているが、この本のプログラムを一通り動かしただけでは電子書斎は完結しない
しかしながら、これからEmacsLispで遊んでみよう!!と考えている人には、Emacsで遊ぶ近道になると思います。
この本に書いてあることを自分の中に取り込めば、自分で調査しながら様々なアイデアをEmacsで具現化できるようになれる楽しみがあります。
読んでいてとても楽しい本であることに間違いはありません。
巻末にある「夢」については、非常に面白く読めます。
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