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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 言語: : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 19 x 13.4 x 1.6 cm; 91 g
- EAN : 4988102846138
- 監督 : テリー・ギリアム
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 4 分
- 発売日 : 2010/7/2
- 出演 : ヒース・レジャー, コリン・ファレル, クリストファー・プラマー, ジョニー・デップ, ジュード・ロウ
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : ジェネオン・ユニバーサル
- ASIN : B003HB111G
- ディスク枚数 : 1
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 79,133位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 817位外国のファンタジー映画
- - 1,671位外国のSF映画
- - 2,828位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
商品の説明
内容紹介
ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウ 3人の熱い思いがヒース・レジャーの夢を引き継いだ!
●アカデミー賞受賞『ダークナイト』のヒース・レジャー渾身の遺作!
●ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、2度と実現不可能な奇跡のキャスティング!
●多くの映画人、ファンからリスペクトされている鬼才テリー・ギリアムが壮大なスケール描く一大エンターテインメント大作!
●日本でも大ヒットを記録!
★豪華映像満載の特典ディスク付/DVD2枚組 <プレミアム・エディション>同時発売!
〔ストーリー〕
2007年、ロンドン。パルナサス博士が率いる旅芸人の一座が街にやってきた。博士の出し物は、人が密かに心に隠し持つ欲望の世界を、鏡の向こうで形にして見せる「イマジナリウム」。博士の鏡をくぐりぬけると、そこにはどんな願いも叶う摩訶不思議な迷宮が待っている。 しかし、1000歳になるという博士には、悲しい秘密があった。それは、たった一人の娘が16歳になったときに悪魔に差し出すという約束をしたこと。タイムリミットは、3日後に迫った娘の誕生日。一座に加わった記憶喪失の青年トニーとともに、博士は、鏡の迷宮で最後の賭けに出る。彼らは、娘を守ることができるのか?
〔キャスト〕
ヒース・レジャー/ジョニー・デップ/ジュード・ロウ/コリン・ファレル/クリストファー・プラマー/リリー・コール/トム・ウェイツ
〔スタッフ〕
監督・脚本:テリー・ギリアム
製作/2009年 イギリス、カナダ
(C) 2009 Imaginarium Films, Inc.All Rights Reserved. (C) 2009 Parnaassus productions Inc. All Rights Reserved.
■音声:英語5.1chドルビー/日本語5.1chドルビー/音声解説2ch
■字幕:日本語/英語/解説用
■収録時間:本篇/約124分
■DVD1枚
■カラー
■片面2層
■画面サイズ:16:9LB ヒ゛スタ
■リージョン2
■トールサイズ
〔映像特典〕
●トレーラー
●テリー・ギリアム監督によるオーディオコメンタリー
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございますのでご了承下さい。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ダークナイト』のヒース・レジャーの遺作となった、テリー・ギリアム監督によるファンタジー。ひとりの少女を救うため、“イマジナリウム”の世界を行き来する青年・トニーの姿を描く。共演はジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル。
内容(「Oricon」データベースより)
ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウ。3人の熱い思いがヒース・レジャーの夢を引き継いだ-華麗なる迷宮の世界へ!鏡の中はすべての願いが叶うパラレルワールド。しかし、そこは大切なひとを奪う迷宮だった…。
出演者について
ヒース・レジャー:ROCK YOU!(2001) サハラに舞う羽根(2002) ブロークバック・マウンテン (2005) ブラザーズ・グリム(2005) アイム・ノット・ゼア(2007) ダークナイト(2008)
ジョニー・デップ:シザーハンズ(1990) ギルバート・グレイプ(1993) パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ(2003-2007) チャーリーとチョコレート工場(2005) アリス・イン・ワンダーランド(2010)
ジュード・ロウ:スターリングラード(2000) A.I.(2001) コールド マウンテン(2003) アルフィー(2004) ホリデイ(2006) シャーロック・ホームズ(2009)
コリン・ファレル:アメリカン・アウトロー(2001) フォーン・ブース(2002) マイノリティ・リポート(2002) S.W.A.T.(2003) アレキサンダー(2004) マイアミ・バイス(2006)
クリストファー・プラマー:サウンド・オブ・ミュージック(1964) サンセット物語(1965) 目撃者(1981) 12モンキーズ (1995) インサイダー(1999) カールじいさんの空飛ぶ家 (2009)
監督について
バンデットQ(1981)監督/製作/脚本 未来世紀ブラジル(1985)監督/脚本 バロン(1989)監督/脚本 フィッシャー・キング(1991)監督 12モンキーズ(1995)監督 ラスベガスをやっつけろ(1998)監督/脚本 ブラザーズ・グリム(2005)監督 ローズ・イン・タイドランド(2005)監督/脚本
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2017年5月28日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
面白そうな作品だなぁ、いつか見たいなぁ。
そんな風に思いつつも、プライムでいつでも見れるように
なったのに、なぜか見ようと思わない。
今日やっとこの作品を見る機会に恵まれたのですが、
最後まで見てみて、納得。
全部の内容が、アクが強くて、ちょっと疲れる。
だから、見る前から腰が引けていたのかもしれません。
つまらないという人と、面白かったという人の2種類
居ますが、私はどっちでもなかったです。
タロットカードが出てきたり、
人の深層心理を題材にしているだけあって、
自分の好きな分野なだけに、
あぁ、そっち系の映画なのかぁ、と思ったりで。
内容は、理解できるけど重い、というのが
私の感想でしたね。
キャストの豪華さだとかを忘れさせてしまう
ような不思議な内容に、すごさは感じるけれど、
全体的に扱っている題材が重かったなぁ、と。
人の欲望にはキリがない。
だから永遠の命を望んだり、
美しい人と恋に落ちたいと思ったり、
若返りたかったり、
名声や、お金を手に入れたかったりする。
貪欲に生きるのは良いけれど、
結局、人に迷惑をかけたり、
自分のことしか考えてない選択をしてしまうと、
それは自分に返って来るんですよ。
というシンプルなことを、
きっとこの作品は伝えたかっただけなのだ。
と私は思う。
そんな風に思いつつも、プライムでいつでも見れるように
なったのに、なぜか見ようと思わない。
今日やっとこの作品を見る機会に恵まれたのですが、
最後まで見てみて、納得。
全部の内容が、アクが強くて、ちょっと疲れる。
だから、見る前から腰が引けていたのかもしれません。
つまらないという人と、面白かったという人の2種類
居ますが、私はどっちでもなかったです。
タロットカードが出てきたり、
人の深層心理を題材にしているだけあって、
自分の好きな分野なだけに、
あぁ、そっち系の映画なのかぁ、と思ったりで。
内容は、理解できるけど重い、というのが
私の感想でしたね。
キャストの豪華さだとかを忘れさせてしまう
ような不思議な内容に、すごさは感じるけれど、
全体的に扱っている題材が重かったなぁ、と。
人の欲望にはキリがない。
だから永遠の命を望んだり、
美しい人と恋に落ちたいと思ったり、
若返りたかったり、
名声や、お金を手に入れたかったりする。
貪欲に生きるのは良いけれど、
結局、人に迷惑をかけたり、
自分のことしか考えてない選択をしてしまうと、
それは自分に返って来るんですよ。
というシンプルなことを、
きっとこの作品は伝えたかっただけなのだ。
と私は思う。
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役に立った
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
テリー・ギリアム監督の作品は癖が強い。
美しい映像。難解なストーリー。深すぎてそこの見えないテーマ。何度観てもわからないし、わからないのに楽しめる。
この作品を語るにおいてヒース・レジャーは避けては通れない。映画が完成しないうちに主役であったヒース・レジャーが急死してしまった。その後、ジョニー・デップ、ジュード・ロウとコリン・ファレルの3人の親愛なる友人が彼の亡き後、その役を引き継ぎ作品を完成させようと試みた。他人になりたいという欲求が夢の世界で別人になるという独創的な方法で彼の意思を引き継ぎ作品完成させたというのは評価すべき点だろう。そして、3人は彼の娘、マチルダに出演料を寄付している。そんな彼らに敬意を表したい。
以下では難解なストーリーを自分なりに解説していく。
老賢者パルナサスは、小人の助手パーシー、若い団員アントン、そして自分の娘のヴァレンティナの4人で旅を続ける。劇団のメインアトラクションは、参加者の願望に応じて世界が変化するシュールな夢の世界 "イマジナリウム "への入り口である特殊な鏡。ヴァレンティナが16歳の誕生日を迎える3日前、悪魔パックが突然現れ昔交わした約束をパルナサスに思い出させる。それは若さを与える代わりに、その後生まれる娘が16歳になったら彼女の魂をいただくというもの。これが、嫌なら新たに賭けをして勝利しろと言う。その内容は、鏡の世界での勝負だ。自身の精神世界を映し出す鏡の世界で、自堕落な世界を望めば悪魔ニックの勝ちで、その人物はそのまま地獄に落ちる。反対に、己の欲を克服し打ち勝てばパルナサス博士の勝ちで現実に戻り天国にいたような清々しい気持ちになり生まれ変われる。先に5人獲得した者の勝利だ。
そんな中、一座が橋を渡っていると、吊るされた男トニーと出会う。首を吊るされていた彼は明らかにタロットカードの吊るされた男だ。タロットで吊るされた男は、イエス・キリストを裏切ったユダを暗示させている。吊るされた男の正位置では、自己犠牲・慈愛といった慈善活動家の善の面として現れるが。逆位置では、犠牲・詐欺といった悪の面を持つ。そして、タロットカードの吊るされた男の前のカードは"正義"でありその後ろのカードは"死神"であり、彼の二面性を示している。終始裏の顔を持つ慈善家として描かれ、字幕では明示されないが、慈善団体を装い孤児の臓器を売りさばいていた。何度か出てくる黄金のパイプは、首吊り自殺をしても喉が閉まらなくなり呼吸ができる物。最初の場面で、トニーが橋の下から助けられたときもこれにより死なずに済んでいた。わかりにくい。
勝負の終盤、父親と悪魔の取引、自分の生涯の真実を隠し続けてきたことに怒りを覚えたヴァレンティナは、自らの魂を悪魔ニックに捧げる。安易な勝利に幻滅したニックは、パルナサスに別の賭けを持ちかける。トニーを地獄に落とせば娘を返すと。そして暴徒が彼を吊るすために近づいてきたとき、吊るされても生き残れる黄金のパイプをパルナサスは差し出す。ひとつは真の頑丈な黄金のパイプで、もう一つは偽物の脆いパイプを選ばせる。パルナサスはトニーが間違った選択をすることを望み、実際に、トニーは偽物のパイプを選ぶ、その結果死亡し地獄に落ちる。勝負はパルナサスの逆転勝ち。
ある日、娘を失ったパルナサスはロンドンに戻って哀れな物乞いをしていると、ヴァレンティナが突然彼のそばを通りかかる、そして彼女が幸せに暮らしていることを知る。彼は彼女がアントンと幸せな結婚生活を送っており、娘がいることを知る。窓越しに二人を見ていたパルナサスは、昔の助手パーシーに声をかけられ、ヴァレンティナの新らたな生活を邪魔しないようにと説得される。パルナサスは、娘の幸せを知り、ようやく平穏を得る。やがて、パルナサスと小人のパーシーは、街角にあるイマジナリウムと一座のおもちゃの劇場を基礎に再び手を組む。ニックは新しい賭けで楽しむためパルナサスを誘惑するが、パーシーがそれを止める。
この作品の肝は悪魔による数世紀に及ぶ だる絡みだろう。死ぬことのできない暇を持て余した悪魔は偶然聖人のパルナサスを見つける。悪魔なのだから人間をそそのかし不幸に陥れ、その姿を楽しむのが趣味だ。
最初は、パルナサスもその中の一人だったのであろう。しかし、反応が思ったよりも面白かったのか彼と戯れるうちにもっと遊びたいと思った彼は、彼が遊びから逃れられないように彼を騙し不死受け入れさせる。まんまと作戦に引っかかったパルナサスは彼の永遠のおもちゃだ。
元聖人の自己中心的な酒とギャンブルに溺れた老いぼれパルナサス、ちょっと可愛そうだけど、彼本人もニックを殺したいほどには憎んでいないのが2人の関係性を示している。ある意味で腐れ縁の親友なのかもしれない。
美しい映像。難解なストーリー。深すぎてそこの見えないテーマ。何度観てもわからないし、わからないのに楽しめる。
この作品を語るにおいてヒース・レジャーは避けては通れない。映画が完成しないうちに主役であったヒース・レジャーが急死してしまった。その後、ジョニー・デップ、ジュード・ロウとコリン・ファレルの3人の親愛なる友人が彼の亡き後、その役を引き継ぎ作品を完成させようと試みた。他人になりたいという欲求が夢の世界で別人になるという独創的な方法で彼の意思を引き継ぎ作品完成させたというのは評価すべき点だろう。そして、3人は彼の娘、マチルダに出演料を寄付している。そんな彼らに敬意を表したい。
以下では難解なストーリーを自分なりに解説していく。
老賢者パルナサスは、小人の助手パーシー、若い団員アントン、そして自分の娘のヴァレンティナの4人で旅を続ける。劇団のメインアトラクションは、参加者の願望に応じて世界が変化するシュールな夢の世界 "イマジナリウム "への入り口である特殊な鏡。ヴァレンティナが16歳の誕生日を迎える3日前、悪魔パックが突然現れ昔交わした約束をパルナサスに思い出させる。それは若さを与える代わりに、その後生まれる娘が16歳になったら彼女の魂をいただくというもの。これが、嫌なら新たに賭けをして勝利しろと言う。その内容は、鏡の世界での勝負だ。自身の精神世界を映し出す鏡の世界で、自堕落な世界を望めば悪魔ニックの勝ちで、その人物はそのまま地獄に落ちる。反対に、己の欲を克服し打ち勝てばパルナサス博士の勝ちで現実に戻り天国にいたような清々しい気持ちになり生まれ変われる。先に5人獲得した者の勝利だ。
そんな中、一座が橋を渡っていると、吊るされた男トニーと出会う。首を吊るされていた彼は明らかにタロットカードの吊るされた男だ。タロットで吊るされた男は、イエス・キリストを裏切ったユダを暗示させている。吊るされた男の正位置では、自己犠牲・慈愛といった慈善活動家の善の面として現れるが。逆位置では、犠牲・詐欺といった悪の面を持つ。そして、タロットカードの吊るされた男の前のカードは"正義"でありその後ろのカードは"死神"であり、彼の二面性を示している。終始裏の顔を持つ慈善家として描かれ、字幕では明示されないが、慈善団体を装い孤児の臓器を売りさばいていた。何度か出てくる黄金のパイプは、首吊り自殺をしても喉が閉まらなくなり呼吸ができる物。最初の場面で、トニーが橋の下から助けられたときもこれにより死なずに済んでいた。わかりにくい。
勝負の終盤、父親と悪魔の取引、自分の生涯の真実を隠し続けてきたことに怒りを覚えたヴァレンティナは、自らの魂を悪魔ニックに捧げる。安易な勝利に幻滅したニックは、パルナサスに別の賭けを持ちかける。トニーを地獄に落とせば娘を返すと。そして暴徒が彼を吊るすために近づいてきたとき、吊るされても生き残れる黄金のパイプをパルナサスは差し出す。ひとつは真の頑丈な黄金のパイプで、もう一つは偽物の脆いパイプを選ばせる。パルナサスはトニーが間違った選択をすることを望み、実際に、トニーは偽物のパイプを選ぶ、その結果死亡し地獄に落ちる。勝負はパルナサスの逆転勝ち。
ある日、娘を失ったパルナサスはロンドンに戻って哀れな物乞いをしていると、ヴァレンティナが突然彼のそばを通りかかる、そして彼女が幸せに暮らしていることを知る。彼は彼女がアントンと幸せな結婚生活を送っており、娘がいることを知る。窓越しに二人を見ていたパルナサスは、昔の助手パーシーに声をかけられ、ヴァレンティナの新らたな生活を邪魔しないようにと説得される。パルナサスは、娘の幸せを知り、ようやく平穏を得る。やがて、パルナサスと小人のパーシーは、街角にあるイマジナリウムと一座のおもちゃの劇場を基礎に再び手を組む。ニックは新しい賭けで楽しむためパルナサスを誘惑するが、パーシーがそれを止める。
この作品の肝は悪魔による数世紀に及ぶ だる絡みだろう。死ぬことのできない暇を持て余した悪魔は偶然聖人のパルナサスを見つける。悪魔なのだから人間をそそのかし不幸に陥れ、その姿を楽しむのが趣味だ。
最初は、パルナサスもその中の一人だったのであろう。しかし、反応が思ったよりも面白かったのか彼と戯れるうちにもっと遊びたいと思った彼は、彼が遊びから逃れられないように彼を騙し不死受け入れさせる。まんまと作戦に引っかかったパルナサスは彼の永遠のおもちゃだ。
元聖人の自己中心的な酒とギャンブルに溺れた老いぼれパルナサス、ちょっと可愛そうだけど、彼本人もニックを殺したいほどには憎んでいないのが2人の関係性を示している。ある意味で腐れ縁の親友なのかもしれない。
2017年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何も知らずに、チラシとDr.という謎めいたタイトルに引かれ映画館に行きました。
出だしの意表を突く展開に心を奪われ、そのままこの映画のとりこになりました。
楽しく心温まる映画です。すっかり感動していまい、翌週も見に行きました。
テリー・ギリアム監督の映画の中では、テーマが明確で分かりやすい。
ブラックなギャグもたまらない。見れば見るほど味が出てくる。
この映画は、主演俳優ヒース・レジャーが作成途中で死んでしまうという悲劇が起きた作品だ。
その代役を、監督を慕う3人が努めている(つまり4人1役)。
1人2役、3役というのは聞いたことがあるけど、4人1役なんて聞いたことがない。
それが結果としてストーリー展開にマッチしている。これぞ偶然の奇跡だ。
みんなで力を合わせて完成させた、そんな情熱と感動がこの映画を支えています。
出だしの意表を突く展開に心を奪われ、そのままこの映画のとりこになりました。
楽しく心温まる映画です。すっかり感動していまい、翌週も見に行きました。
テリー・ギリアム監督の映画の中では、テーマが明確で分かりやすい。
ブラックなギャグもたまらない。見れば見るほど味が出てくる。
この映画は、主演俳優ヒース・レジャーが作成途中で死んでしまうという悲劇が起きた作品だ。
その代役を、監督を慕う3人が努めている(つまり4人1役)。
1人2役、3役というのは聞いたことがあるけど、4人1役なんて聞いたことがない。
それが結果としてストーリー展開にマッチしている。これぞ偶然の奇跡だ。
みんなで力を合わせて完成させた、そんな情熱と感動がこの映画を支えています。
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
誰もが子供の頃に夢見た空想の世界では、お菓子がいっぱいあったり、自分がヒーローとして活躍したり、夢のような話を頭の中で創りだしていた。大人になると非現実的な空想は頭を占めなくなり、あの人が彼氏・彼女になったら、仕事で出世したら、そんな現実的なことばかりを空想する。
テリー・ギリアムは子供の頃の空想の世界を大人になってちゃんと映画で実現していた。突飛だし、なんだか変だし、だけど自分の中に子供の頃の空想の記憶があるから、この物語をちゃんと自分が受け入れていることに気づく。
そして単に空想を描いただけではない。大人になって垣間見るような世界の汚い暗部さえ空想の世界に内包し、ユーモアとして消化している。例えば暴力が大好きと踊る警官、子供を救う慈善事業を隠れ蓑に裏で汚いことをする奴ら、悪者を絞首刑に追い詰めて歓喜しスーッと冷めていく群衆、現実の社会で注意深く見ていないと見逃してしまいそう、あるいは目をつぶってしまいそうな人間の業を空想の中で忌憚なくさらけ出す監督のずる賢さが、何とも言えず小気味良い。
ヒース・レジャースが現実の世界だけで存在し、鏡の中では3人の俳優のトニーに代わる所も、今ではいなくなったヒースが逆に鏡の中にいってしまったような不思議な感覚にとらわれた。
人間の果てない欲望を物語の中でユーモアに変えて消化する、おとぎ話の本来の役割を担っている素晴らしい映画であった。
テリー・ギリアムは子供の頃の空想の世界を大人になってちゃんと映画で実現していた。突飛だし、なんだか変だし、だけど自分の中に子供の頃の空想の記憶があるから、この物語をちゃんと自分が受け入れていることに気づく。
そして単に空想を描いただけではない。大人になって垣間見るような世界の汚い暗部さえ空想の世界に内包し、ユーモアとして消化している。例えば暴力が大好きと踊る警官、子供を救う慈善事業を隠れ蓑に裏で汚いことをする奴ら、悪者を絞首刑に追い詰めて歓喜しスーッと冷めていく群衆、現実の社会で注意深く見ていないと見逃してしまいそう、あるいは目をつぶってしまいそうな人間の業を空想の中で忌憚なくさらけ出す監督のずる賢さが、何とも言えず小気味良い。
ヒース・レジャースが現実の世界だけで存在し、鏡の中では3人の俳優のトニーに代わる所も、今ではいなくなったヒースが逆に鏡の中にいってしまったような不思議な感覚にとらわれた。
人間の果てない欲望を物語の中でユーモアに変えて消化する、おとぎ話の本来の役割を担っている素晴らしい映画であった。
2019年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語には論理性が無く、監督の趣味で作ったイメージ動画集という感じ。
俳優陣と舞台セットは面白いけどストーリーとして行動の理由が理解できない。
テリー・ギリアム監督としては自分の想像する他人の夢を皮肉たっぷりに描いてみたかったのだろう。
確かに自分勝手な登場人物が観ていそうな断定的でナルシシズムに溢れた安っぽいセットはワザとなのかもしれない。
科学番組のような高精度なCGではなくて手造りの人形劇みたいな場面が多い。
映像の想像力は面白いんだけど具体的な説明は無いので観た人が自分自身で元ネタ探しをした方が速い。
トニーの巨大竹馬とか、ロシアン・マフィアのマザコンとか、高級マダムのファッションオタクっぷりとか相当な皮肉で作ってると思う。
ただ、見終わってからストーリーの流れを忘れるような作品ではある。
俳優陣と舞台セットは面白いけどストーリーとして行動の理由が理解できない。
テリー・ギリアム監督としては自分の想像する他人の夢を皮肉たっぷりに描いてみたかったのだろう。
確かに自分勝手な登場人物が観ていそうな断定的でナルシシズムに溢れた安っぽいセットはワザとなのかもしれない。
科学番組のような高精度なCGではなくて手造りの人形劇みたいな場面が多い。
映像の想像力は面白いんだけど具体的な説明は無いので観た人が自分自身で元ネタ探しをした方が速い。
トニーの巨大竹馬とか、ロシアン・マフィアのマザコンとか、高級マダムのファッションオタクっぷりとか相当な皮肉で作ってると思う。
ただ、見終わってからストーリーの流れを忘れるような作品ではある。
2018年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品のテーマは、かけがえのない大切なものまでを悪魔との賭け事に差し出してしまう人間の欲望の底知れぬ奥深さというところにあるのでしょう。
そこに入り込んだ人間の欲望を実体化するDr.パルナサスの鏡の中では、折々の自己イメージを反映するためでしょうか、本人の顔つきまでが変わってしまいます。この設定に沿って、ロシアンマフィアに殺されかけていたところをパルナサスの助手アントンらに救われたトニーを、ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの4人が演じ分けています。
映像的には、鏡の中の世界をはじめ、現代なのになぜか馬が引く移動劇場の造形やMr.ニックのコスチュームにも、テリー・ギリアムの手になる往年の「モンティパイソン」のオープニングなどのアニメーションを彷彿とさせるものが色濃く、私はその点に魅了されました。
Mr.ニックを軽妙に演じるトム・ウェイツが新鮮でした。
そこに入り込んだ人間の欲望を実体化するDr.パルナサスの鏡の中では、折々の自己イメージを反映するためでしょうか、本人の顔つきまでが変わってしまいます。この設定に沿って、ロシアンマフィアに殺されかけていたところをパルナサスの助手アントンらに救われたトニーを、ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの4人が演じ分けています。
映像的には、鏡の中の世界をはじめ、現代なのになぜか馬が引く移動劇場の造形やMr.ニックのコスチュームにも、テリー・ギリアムの手になる往年の「モンティパイソン」のオープニングなどのアニメーションを彷彿とさせるものが色濃く、私はその点に魅了されました。
Mr.ニックを軽妙に演じるトム・ウェイツが新鮮でした。
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Dr Horreur
5つ星のうち5.0
Enthralling, Thoughtful Brilliance
2015年10月21日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Utterly brilliant. Entertaining, but also a multi-dimensional reflection-fest that has had me viewing five or more times in succession. On one dimension, you might wonder if the contrast between clean-cut fantasy and dirty, litter-strewn, chaotic reality reflects the life of a film director, particularly as the Devil looks remarkably accountant-like. In another dimension the fantasies are portraits of different minds, so you might ask how many different portraits could there have been? There is also something very curious in the subdued nature of speech. People shout, but they also mumble, and that adds another intriguing level to the film. With such a rich amalgam of possibilities for thought, I wondered if the basic technique of construction was to throw in a random mishmash, and leave it to the viewer to decide what was going on. The ending I found sad, but then somewhere in the middle is a similar condition, which is to say that things have been bad before and got better. ps. Parnassos is in Greece.

Theo M. King
5つ星のうち5.0
A wonderful morality play for the 21st century
2010年5月12日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I thought the Imaginarium of Dr Parnassus was bloody wonderful, but it has many of Terry's interesting problems that he tends to build into his movies.
For a start it is perhaps too complex and rich. There is sometimes things going on in the background and indeed, the foreground which can be confusing and you always suspect that you've missed something. The first 20 minutes are a bit confused, but I suspect that these minutes have been nailed on at the beginning so that some of the other features (such as the changing aspects of Tony) that were introduced by Heath Ledger dying during filming are more easily explained later in the movie. This, I think will turn off some people and they will feel that the whole film is confused, but it isn't really.
Some of the visuals are spectacular. Some look like he has raided a country school theatre cupboard and thrown the results onto his actors. Some scenes have a distinct feel of Brueghel about them, others more eastern and mystical. Some bits are not explained at all and you are left with a "what the hell was that" feeling. For example - who was Percy as a character and why did he seem to know what was going on all the time??
Overall it is just as good as Time Bandits, complete with the a (probably slightly less) ambiguous moral ending that is his trademark. At its core, it is a simple morality play with the message "be careful of your choices as you will have to live with them". Though it does have a definite, satisfying ending for most of it's characters.
Personally, I loved it.
For a start it is perhaps too complex and rich. There is sometimes things going on in the background and indeed, the foreground which can be confusing and you always suspect that you've missed something. The first 20 minutes are a bit confused, but I suspect that these minutes have been nailed on at the beginning so that some of the other features (such as the changing aspects of Tony) that were introduced by Heath Ledger dying during filming are more easily explained later in the movie. This, I think will turn off some people and they will feel that the whole film is confused, but it isn't really.
Some of the visuals are spectacular. Some look like he has raided a country school theatre cupboard and thrown the results onto his actors. Some scenes have a distinct feel of Brueghel about them, others more eastern and mystical. Some bits are not explained at all and you are left with a "what the hell was that" feeling. For example - who was Percy as a character and why did he seem to know what was going on all the time??
Overall it is just as good as Time Bandits, complete with the a (probably slightly less) ambiguous moral ending that is his trademark. At its core, it is a simple morality play with the message "be careful of your choices as you will have to live with them". Though it does have a definite, satisfying ending for most of it's characters.
Personally, I loved it.

Sean
5つ星のうち5.0
The Imaginarium of Doctor Parnassus [DVD]
2014年5月26日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Great fantasy film; entertaining, funny, different, visually stunning and overall very Terry Gilliam. The dialogue is unsurprisingly witty and the narrative moves quickly and unexpectedly so. Includes a great cast and notable character performances by Heath Ledger, Christopher Plummer and Tom Waits especially. Cameo performances by Johnny Depp, Jude Law and Colin Farrell play their parts very well and similarly Lily Cole, Andrew Garfield and Verne Troyer are on top form. The film also has a great deal of stylistic visual effect, production design, costumes and fine cinematography, with nice shots of London and other memorable landmarks. I would highly recommend this film to any Terry Gilliam / fantasy film fan, if not simply to anyone who enjoys a bit of fantasy escapism and overall being thoroughly entertained.

Rev. Andy
5つ星のうち1.0
Deadly dull
2020年8月26日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Terry Gilliam was a great director at one point but this is way, way past his best. Everyone overacts, the pacing is all over the place, and it's just tedious & boring where it should be beguiling. A sad waste of everybody's talents.

Gatekeeper197
5つ星のうち4.0
Heath Ledger's last movie...
2013年11月16日に英国でレビュー済みAmazonで購入
This underrated fantasy film from Terry Gilliam was sadly Heath Ledger's last film. Heath Ledger passed away while working on this film, so Johnny Depp, Jude Law and Colin Farrell were brought in to film the scenes where Ledger's character Tony journey's through the mirror creating the idea that Tony's character's appearance changes whenever he uses it.
While not a great film, it is definitely an entertaining one, though some of the supporting characters are a little underwhelming and Andrew Garfield comes across as a little annoying at times (thankfully he changed my perception on him in The Social Network and The Amazing Spiderman).
While not a great film, it is definitely an entertaining one, though some of the supporting characters are a little underwhelming and Andrew Garfield comes across as a little annoying at times (thankfully he changed my perception on him in The Social Network and The Amazing Spiderman).
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