アメリカの刑務所ということで、昔読んだ、確かシドニーシェルダンの If Tomorrow Comes という本を思い出した(こちらは女囚刑務所の話で、後半は復讐もの)。人間としての尊厳も、誇りも信念も削り取られてギリギリのところでかろうじて踏みとどまって生きているような状況で描かれる一条の光のような友情や恋。面白いし、引き込まれるし、一気に読めた。
だけど、そういう苛烈な状況にはドキドキさせられるけれど、心に染み入ってくるようなセリフや表現には乏しかった。なんか、読者を「吊り橋効果」にかけているような感じ…かな。
(私個人的には、ユウトのディックとの恋よりも、むしろネトとの友情の方に心惹かれるものがあった。)
1巻目だけを読んでの感想は星3ですが、3巻全部読んだ後では全然印象が変わりました。☆☆☆☆☆‼
(あくまでも個人的な感想です)
DEADLOCK (キャラ文庫) (日本語) 文庫 – 2006/9/27
英田 サキ
(著)
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本の長さ299ページ
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言語日本語
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出版社徳間書店
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発売日2006/9/27
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ISBN-104199004084
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ISBN-13978-4199004087
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
同僚殺しの冤罪で、刑務所に収監された麻薬捜査官のユウト。監獄から出る手段はただひとつ、潜伏中のテロリストの正体を暴くこと―!!密命を帯びたユウトだが、端整な容貌と長身の持ち主でギャングも一目置く同房のディックは、クールな態度を崩さない。しかも「おまえは自分の容姿を自覚しろ」と突然キスされて…!?囚人たちの欲望が渦巻くデッドエンドLOVE。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2006/9/27)
- 発売日 : 2006/9/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 299ページ
- ISBN-10 : 4199004084
- ISBN-13 : 978-4199004087
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 86,684位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 716位ボーイズラブノベルス (本)
- - 15,905位文学・評論 (本)
- - 20,118位文庫
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漫画化されていて、それを読んでから原作のこちらを買いました。ネットでお安くきれいな本が買えてとっても満足です。内容もBLってことで二の足を踏んでいる方はもいると思いますが、きちんと人間ドラマになってますので、是非に、おすすめします。
2018年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ストーリーが面白い。ジャンルに関係なく、ストーリーが面白かなければアウトですよね。
かつ、登場人物のキャラが魅力的でなければ続けて読めない。
これは、冤罪で刑務所に入れられた主人公が釈放と引き換えにFBIに協力して人探しをする。その途中で出会う男。これが怪しい。だけど惹かれていく。
これは、BLじゃないと無理だよなぁ。
でも、面白ーい。
また、ここで終わらないところがちょっと海外ドラマ見たいでイイ。
続き読みたくなる。
かつ、登場人物のキャラが魅力的でなければ続けて読めない。
これは、冤罪で刑務所に入れられた主人公が釈放と引き換えにFBIに協力して人探しをする。その途中で出会う男。これが怪しい。だけど惹かれていく。
これは、BLじゃないと無理だよなぁ。
でも、面白ーい。
また、ここで終わらないところがちょっと海外ドラマ見たいでイイ。
続き読みたくなる。
2012年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいてとても面白いと思いました。
私は初めにドラマCDを聞いた身なので、
ドラマCDで好きになって小説も買ってみようかなと思いました。
ドラマCDでははぶかれた(?)話も書かれていて
ドラマCDを聞いた人でもかって損はない本だと思います。
表紙も、カラーも、挿絵もすべてイメージ通りで完璧な本だと思いました。
でも、すごくエロが好きな方には向いてないかもしれません、
(本が)厚い割にはエロが少ないと感じました。
買って損はない品だと思います。
私は初めにドラマCDを聞いた身なので、
ドラマCDで好きになって小説も買ってみようかなと思いました。
ドラマCDでははぶかれた(?)話も書かれていて
ドラマCDを聞いた人でもかって損はない本だと思います。
表紙も、カラーも、挿絵もすべてイメージ通りで完璧な本だと思いました。
でも、すごくエロが好きな方には向いてないかもしれません、
(本が)厚い割にはエロが少ないと感じました。
買って損はない品だと思います。
VINEメンバー
Amazonで購入
皆さんのレビューを読んで、これは面白いに違いない、と半ば確信を得てシリーズ3作を一括で購入しました。
昔のJUNEが好きだった人向け、内容が濃い、などなど、レビューを拝見して期待はかなり高まっていたのですが、その期待をはるかに超える面白さでした。
内容は、皆さんが書いてくださっているので詳しくは書きませんが、とにかくぐいぐい惹きつけられます。途中で読むのをやめることができなくて、夜になってから読み始めて、翌朝がツライなんて気にする暇もないくらいに、夢中で一気に読みました。
主人公のユウトは上品な美形の日系アメリカ人で、刑務所の中では貞操の危機を感じなければならない存在。ですが、なよなよとした女の子ではなく、しっかりと地に足の着いた、男らしい性格や意志の強さが魅力的です。彼の同室のディックは、きれいなブロンドヘアにブルーアイズという典型的な美男子。心に傷を持つ二人が惹かれあい、お互いを尊重しているのがよく伝わってきます。彼らを含めて、登場人物たちが皆魅力的でした。作り物ではなくって、本当に彼らが存在しているような現実感と、小説ならではの夢的なもの(主人公二人が美しいので、ラブシーンがむさくるしくならない、とか)とが絶妙に配合されています。
そういった登場人物たちの魅力に加え、ストーリーも次から次へと展開し、飽きない・目の離せない面白さです。特に後半は、読みながらなんども「おもしろいよ〜!」「ほんとにおもしろいよ〜!」と、誇張ではなく、何度も一人叫んでしまいました。あまりの面白さ・ドキドキする展開に身もだえしてしながら読み進めました。
私はBLという名がつく前から、こういう系列の小説や漫画を嗜好してきたのですが、時代は変わったよね…とか思ってしばらくBL小説なるものはほとんど読んでなかったのです。でも、この作品は読んでみたい、と思わせるものがあって、そして実際に読んでみたらものすごく惹きつけられました。あまりに良いので、大々的に紹介せずにはいられない気持ちになってしまいました。
今、2作目を読みつつあります。2冊目も本当に面白くて、揃えて良かった!と心の底から思います。それから、昨今のBLと違ってHシーンは少なめだろうとは思うのですが、直接的なシーンはなくても、どことなくセクシーな雰囲気が全編に渡って漂っていて、そういった面も含めて、本当に上手な作家さんだなぁと思いました。
昔のJUNEが好きだった人向け、内容が濃い、などなど、レビューを拝見して期待はかなり高まっていたのですが、その期待をはるかに超える面白さでした。
内容は、皆さんが書いてくださっているので詳しくは書きませんが、とにかくぐいぐい惹きつけられます。途中で読むのをやめることができなくて、夜になってから読み始めて、翌朝がツライなんて気にする暇もないくらいに、夢中で一気に読みました。
主人公のユウトは上品な美形の日系アメリカ人で、刑務所の中では貞操の危機を感じなければならない存在。ですが、なよなよとした女の子ではなく、しっかりと地に足の着いた、男らしい性格や意志の強さが魅力的です。彼の同室のディックは、きれいなブロンドヘアにブルーアイズという典型的な美男子。心に傷を持つ二人が惹かれあい、お互いを尊重しているのがよく伝わってきます。彼らを含めて、登場人物たちが皆魅力的でした。作り物ではなくって、本当に彼らが存在しているような現実感と、小説ならではの夢的なもの(主人公二人が美しいので、ラブシーンがむさくるしくならない、とか)とが絶妙に配合されています。
そういった登場人物たちの魅力に加え、ストーリーも次から次へと展開し、飽きない・目の離せない面白さです。特に後半は、読みながらなんども「おもしろいよ〜!」「ほんとにおもしろいよ〜!」と、誇張ではなく、何度も一人叫んでしまいました。あまりの面白さ・ドキドキする展開に身もだえしてしながら読み進めました。
私はBLという名がつく前から、こういう系列の小説や漫画を嗜好してきたのですが、時代は変わったよね…とか思ってしばらくBL小説なるものはほとんど読んでなかったのです。でも、この作品は読んでみたい、と思わせるものがあって、そして実際に読んでみたらものすごく惹きつけられました。あまりに良いので、大々的に紹介せずにはいられない気持ちになってしまいました。
今、2作目を読みつつあります。2冊目も本当に面白くて、揃えて良かった!と心の底から思います。それから、昨今のBLと違ってHシーンは少なめだろうとは思うのですが、直接的なシーンはなくても、どことなくセクシーな雰囲気が全編に渡って漂っていて、そういった面も含めて、本当に上手な作家さんだなぁと思いました。