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D‐ブリッジ・テープ 単行本 – 1997/6

5つ星のうち 3.5 33件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

近未来の横浜ベイブリッジは数多のゴミに溢れていた。その中から発見された少年の死体と一本のカセットテープ。そこには恐るべき内容が…斬新な表現手法と尖った感性が新たな地平を拓く野心的快作。第4回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

内容(「MARC」データベースより)

近未来の横浜ベイブリッジは多数のゴミに溢れていた。その中から発見された少年の死体と一本のカセットテープ。そこには恐るべき内容が…。斬新な手法と尖った感性が新たな地平を拓く、野心的快作。


登録情報

  • 単行本: 161ページ
  • 出版社: 角川書店 (1997/06)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 404873055X
  • ISBN-13: 978-4048730556
  • 発売日: 1997/06
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5 33件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 812,211位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 八木下滋 VINE メンバー 投稿日 2003/2/2
形式: 文庫
不法投棄のゴミの山に捨てられた少年。彼はそこで一人たくましく生きていく。しかし、生きると言うことはなんと壮絶で過酷なことなのだろうかと、あらためて思い知らされる。「D‐ブリッジ・テープ」とは、その少年の独白が録音されたカセットテープであるが、それから発せられるエネルギーは凄まじく、読むと魂が揺さぶられ、最後に心臓を貫かれたような衝撃が残る。
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形式: 文庫
 やりました、23歳の奇跡! 貴志祐介の陰に隠れて今まで読み飛ばしてたけど、めちゃくちゃ面白い。
 前半はグログロ描写が続いて(虫食ったり、食われたり)、そういうのが駄目な人は読まないほうがいいけど、わりと平気な人は読んだほうがいい。
 ゴミとして捨てられた少年、少女。最後の魂の叫びは本当に感動した。
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投稿者 ヤキソバ 殿堂入りレビュアー 投稿日 2006/1/28
形式: 文庫
当初本書は行間が少し広く、各行の下が空いていて、文字の少ないスカスカの本だという印象を受けた。しかし、その印象は正しくはなかった。内容は60分テープに収められた横浜ベイブリッジにゴミとともに捨てられた少年の語りであるが、実質50分程度しか収められていないと書かれている。本当に50分で読み終えてしまった。しかし本書は、見た目に反して、非常に密度の濃い内容を著している。

読後感は決して平穏ではない。こんなにひたむきな「生」が他にどれだけあろうか。想像もしたくない様な壮絶な方法で衣食住を満たす。それは少女エリハの生に対しても、己に対して以上にひたむきだ。エリハの食糧の調達のために自らの腕までも切り落とす。

荒れた都会の外れで短い人生を最大限に生きた少年の「生」の物語だ。
それを表現する著者の才能は尋常ではない。
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形式: 文庫
グロい描写があまりにもリアル。
まさにその場にあるように感じ取れるほど・・・
ボリュームは少なく、あっという間に読み終える事が出来る。読んでいる間はあまりのグロさに吐き気を催すほど不快感を感じる。これほど不快な気分にさせる著者に対して嫌悪感すら覚えるほどである。
しかし、この読後感はいったい・・・
これほど不快な思いをさせられ、嫌悪の対象であったはずの著者に対し
て読後抱いてしまっている感情はなぜかその才能に対する畏怖の念のような物。洗脳でもされてしまったのかと思った。
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形式: 文庫
D-ブリッジという橋のもとに捨てられた少年が残したテープ。それが今橋の再開発の会議室で聞かれている。少年の独白にその短くも凄まじい生が明かされていく。描かれていることは顔をしかめたくなるような気持ちの悪いこともあり、描写自体がホラーだと思った。
けど、それ以上に胸が軋んだ。読み終えた後こんなに心が痛くなったのは初めてだ。
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形式: 文庫
スリル感やゾッとするような恐怖があり、度肝抜かれるようなラスト・・
というような角川のお決まりのホラー小説では全くないです
でもホラーなのは確かです
この小説の中の世界は終始ブレず、とても生々しい
生々しすぎて、気持ち悪いと思う人もいると思います
でも、この小説の面白いところはそこにあると思います
SF感が全然なく、この小説のリアルな世界観の中に、ある種のホラー感覚があるのでしょう
日本が将来歩んでほしくない姿がこの小説には描かれています
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形式: 文庫
まず「」の連続が非常に素晴らしい効果をあげていることを書いておきたい。音声を文字で表現する、という言葉にとって根源的な要素を、新しい手法で上手く消化していると思う。しかし内容はどうだろう。ありがちなディストピアものであるようにも感じるし、その関連で主人公がまるで『銀河鉄道999』の鉄郎のようにも見えてくる(推測だが、著者は影響を受けているのでは?)。いや、別に何に似ていても良いのだが、間接的な影響のもとに書かれた作品にしばしばありがちな、著者にとってのリアリティの無さが散見されるのが残念。虫を食べたり、足を切断したり、という部分に、物語の切実さよりも「グロテスクに書いてやろう」という何か下心めいたものを感じてしまった。
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投稿者 カスタマー 投稿日 2003/11/4
形式: 文庫
主人公は誰からも必要とされず、ゴミ集積場に捨てられてしまった少年。
助けてくれる人も居ず食べる物もろくに無く、それでも必死に生きようとして死んで逝くしかなかった、カセットテープに録音された彼の独白がストーリーの根幹。
テープに刻まれた彼の絶望や悲しみと、テープを聴く大人達の我関せずといった対比が、胸に痛い。
全てを失いながらそれでも生き続ける事を語っている作品。
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