これまで同社の「EX-Z750」を長らく愛用してきました。起動・撮影速度の早さはもちろん、マニュアルモードの充実などもあり、途中、他の機種への乗り換えも試しましたが、結局は(壊れても修理に出して直すほど愛用している)EX-Z750に戻っていました。
EX-ZR100は、EX-Z750を未練なく手放せる出来です。
C-MOSは携帯カメラの性能イメージがあり信用していませんでしたが、その悪いイメージを払拭する高感度センサを搭載しています。白飛びも少なく鮮明に撮影することができます。しかも何をするにも速い。起動・静止画撮影・ズームもストレスなく(当然EX-Z750の速さを超えています)、なにより40枚/秒(最大30枚まで)の高速連射が可能なのでベストショットも撮りやすい。
個人的に好きな機能は、HDRアートとハイスピードムービー撮影です。
HDRアートは逆光撮影で特に楽しめるモードで、昔の学研・科学に載っていそうなコテッとしたイラストが即席で出来あがります。これは楽しい。
ハイスピードムービーはもっと楽しい。30〜240fps/480fps/1000fpsから速度を選べて、高速にするほど撮影サイズも小さくなりますが、撮影後に見るスーパースローモーション映像はおかしくてたまりません。高速道路で真横を撮影しても徐行以下の速度で走ってるように見えます。(動画は他に640x480/30fpsと1920x1080/30fpsの撮影が可能です)
あとは列挙すると、24mm相当の広角撮影、光学12.5倍、1cmの超接近でも問題なく撮影できるスーパーマクロ、シャッター速度(15〜1/2000秒)などを自由に設定できるマニュアルモード、各モードを一瞬で切り替えられるモードダイヤル、速いのにかなり静かなズーム音、動画撮影中でも光学ズームが可能などなど。
今どきのコンデジにしては若干デカくて重めではありますが、性能面では文句なしのカメラです。撮影することが楽しくなります。
ブランド | CASIO(カシオ) |
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製品型番 | EX-ZR100WEEDB |
年式 | 2011 |
有効画素数 | 1210 万画素 |
撮像素子 | CMOS |
画面サイズ | 3 インチ |
可動式液晶 | いいえ |
ズーム倍率 (光学) | 12.5 x |
ズーム倍率 (デジタル含む) | シングル超解像ズーム併用時約18.8倍、マルチ超解像ズーム併用時約25倍(10Mサイズ)、デジタルズーム4倍、HDズーム/デジタルズーム併用時最大199.3倍(VGAサイズ) |
焦点距離 (広角側) | 24 ミリメートル |
焦点距離 (望遠側) | 300 ミリメートル |
F値 (広角側) | 5.9 |
F値 (望遠側) | 5.9 |
シャッタースピード | CMOS電子/メカシャッター併用シャッタースピード※:オート/絞り優先AE:1秒~1/2000秒シャッター速度優先AE/マニュアル露出:15秒~1/2000秒(高速連写モード時のみ1/40000秒まで可能) |
ファインダー付き | いいえ |
レンズ構成 | 広角 |
WiFI | 無し |
手ブレ補正 | 有り |
付属機能、特徴 | 撮影間隔約0.37秒の高速レスポンス、快速シャッターでサクサク撮れる、プレミアムオート |
撮影機能 | ムービー |
モータータイプ | 光学ズーム |
防水性 | なし |
カラー | ホワイト |
電池付属 | はい |
梱包サイズ | 21.34 x 17.78 x 11.18 cm; 165 g |