イエモンというビッグなバンド。
いくつものヒット曲。
ソロになっても研ぎ澄まされた曲。
こういうミュージシャンになりたいと思わせる、
かっこいい、できる人なんでしょうが。
CALL MEは誰に対して歌っているとしても、
こんな俺でよければ必要としてくれと本気で歌う、
痛みや悲しみを感じる曲。
おまけに、雑草みたいにさりげなく、
なんて意志の強い歌詞をさらりと入れてしまえる。
その上、後悔ないようにしとくぜ、と言いきってしまうところは、
無駄な悔いは残さないと歌うVSと同じ。
吉井さんらしいですね。
(VSそのものは、勝敗は最後の最後までわからない、
というような意味の歌だと思いますが)
ライブで盛り上がるカップリングのFINAL COUNTDOWN だって、
一体何のFINAL COUNTDOWN だか。
孤独な瞳を見せても、たとえ心がどん底でも、
何を振り切ってもなんとか前に進もうとする。
変わりたいけど、変われない。
変われないけれど、変わりたい。
長いスパンで吉井さんの歌を見れば、
自分のダメなところぐらいわかっていて、
揺れる心の中でそう歌い続けていて。
決していい人ロッカーではないでしょうが、
ミュージシャンとしては本当にすごいと感じさせてくれる、
この先も楽しみな存在です。
2015/6/8追記
AT THE SWEET BASIL収録のCALL MEもいいですよ。
たたみかけるようなアレンジで、叫びが伝わってくるようなLIVEバージョン。
興味がある方はそちらもどうぞ。