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「スポーツ用」と謳っている通り、タウンユース製品と比べるのは酷だと思います。
だからこそ、この製品はスポーツ用と割り切れば、安全に配慮して遮音性を下げながらもそれなりの音質があるという二律背反をしっかり保っている感じがしました。最長7キロ程度でここ数日使ってみましが、今のところ使用感は良好です。耳から外れもしません。
この製品に期待するのは防水性能です。いまのところ、まだ激しく汗をかく状況下で使ってないのでなんとも言えないのですが、アマゾンで買った中華製品のカナル型ワイヤレスイヤホンは防水を謳いながら、すぐダメになっていたので、激しく期待しています。いずれまたレビューしたいと思います。
ところで、リモコン部はコードとコントロール部の隙間がないので汗は入らないと思うのですが、問題は操作感です。ボタン1つ1つが小さく、またそれぞれに独立感やクリック感が乏しいので、走りながらだと指の腹で押すには難しく、爪を立てて押し込まなければダメで、あとでみたら被膜のゴム部分に爪痕が薄く残っており、使っていくうちに亀裂が生じそうでリモコンを使ってての操作をためらってしまいそうです。
また、USB充電のカバーもちょっと頼りない感じで、そこから浸汗、浸水しないか心配ですが、それは今後の使用で見極めたいと思います。ただ充電部分は基本防水がなされているというふうに聞いているので致命的なことにはならないと思いますが。
【2017年6月5日追記】
購入してこれまでの4か月でフルマラソン2回、ハーフマラソン2回を走りましたが、汗による本体、リモコン部へのダメージは一切ありませんでした。またレース中に耳から外れるということもありませんでした。本番レース前には30キロを2回ほど走っているので、それも分母に加えれば、耐汗性、フィット感はほぼ完璧ということになります。まだまだ汗が少ない季節ですので、あとは盛夏の時期（7月～8月）にどうなるか、ですね。引き続きレポートします。
【2017年7月2日追記】
いよいよダラダラと汗をかくシーズンになりました。前回の追記から1週間で30～40キロくらい走るのに使用しています。また小雨の中での使用も1～2回経験しました。そうしたところ、本日、ついに異変が起きました。本日、小雨がふったりやんだりする中を13キロほど走っていたところ、バッテリー消耗の警告音が1回出た後で急に電源オフに。あれえ？ これまでは何度か警告音が出た後にオフになってたよなと思いながら帰宅後、充電器につないでチャージしたのですが、本来なら軽く数時間かかるはずの充電時間が1時間くらいで終了（赤色LEDがオフ状態に）したのでちょっと嫌な気になりました（それは後述します）。で、スマホで聴いてみたところ、左側からジジジノイズがずっと出続け、電源はオンとオフを繰り返し、使えたものじゃありません。
【2017年8月5日追記】
前回のレビューで左側にノイズが発生し、オンとオフを繰り返したところで終わりました。その後、再度充電に繋ぎっぱなしにして、1日後に電源を入れたところ、前回の症状は表れませんでした。なので再現性がなく故障修理サービスにも出さず、そのまま使用して本日現在に至っています。いちおう、この1か月の間にフル1回、20キロ走2回くらいを最長に、だいたい週3回（1回1時間程度）くらいのペースで使っています。以前使っていた2000～3000円の中華製品のときは2~3回のランで大量の汗をかいたら、ノイズが出て使えなくなっていたことを考えると、いまのところ7月にあった1回の異常だけで済んでいるので汗には強いのかなと思います。
ただ、その異常を境に、電池のもちがめっきり悪くなりました。異常前だとフル充電1回で連続使用5時間くらいはもっていたのに、現在はフル充電後1回1時間の使用で3回めの途中くらいでバッテリがなくなるようになりました。他の方の電池のもちがどれくらいかとても気になります。3月に買ったので電池の寿命というのもありえませんでしね。
【2017年8月12日追記】
3日前から別の不具合が出始めました。勝手にボリュームが下がり続けあっというまに聞こえなくなるというものです。また、突然、曲が送られたりもするようになりました。
こうなる原因はおそらく、リモコン部のところの接触がおかしくなって、きっとそれらの機能に該当するボタンが押されっぱなしの状態になっているためだと思われます。もしそうだとするなら、そこに水や汗が浸みこんだからなのか、というのも推測の域を出ませんが、以前購入した防水（IPX4）をうたう中華製のスポーツ向けブルートゥースイヤホンでも汗をかいた時にこれと同一の症状に遭遇しているんです。
本製品（IPX5）はとにかく汗には強いと思ってのに、購入が発売してすぐの3月だったのにワンシーズンも超えられないとは。当方、海外に在住していることもあり、すぐに故障・修理サービスは受けられない状態ですが、帰国したら受けたいと思います。でも再現性がなかったら受け付けてくれないのかと思うと、それも不安ですが。
ちなみにみなさんの参考になるかわかりませんが、私、だいたい夜に走る場合が多いのですが、30度くらいの気温で1時間走ると約1キロほど体重が減少しています。なので発汗量が断然多いというわけではないと思います。
【2017年9月7日追記】
前回に出た症状に改善が見られないためカスタマーサポートを受けました。JVCさんには丁寧に対応してもらったのですが、交換対応になってしまったため、結局のところ、製品が悪かったのか、自分の使い方が悪かったのかはわからないのですが、これまでの廉価の中国製スポーツイヤホン（IPX4、IPX5等）や今回JVCさんの本製品を使ってみて私自身が得た、防水、汗に強いことを売りにするイヤホンの選択基準は、「壊れるまでの期間がどれだけ長いか」ということです。
というのもIPX5対応とは「直径6.3mmの注水ノズルを用いて、約3mの距離から1分に約12.5リットルの水を3分以上注水する条件で試験を行い、あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」という実験結果に対して与えられるものなので、結論的に、IPX5（かそれ以上）を実験して認証を得ている段階では、どのメーカーさんも横並びでしょう。
でもユーザーは普段からそういうシチュエーションを幾度となく経験するわけです。だから最初の数回だけでなく、何度も何度も耐えられるか？ ということがユーザーとしては大変大事です。 だからこそ違いが出てくるのは、「どれくらいの頻度、期間、耐えられるそのカタログ値の状態を維持できるのか？」の気がします。
IPX対応の文字は絶対ではないこと、そして他のユーザーさんを敵に回すわけではないですが、1回や2回のワークアウトの経験で水・汗に強い！と書いてあるユーザーさんや逆に1～2回の使用で壊れた！というユーザーさんのレビューは、フィギュアスケートの採点のように極端な採点として上下カットして参考にすれば、防水面でのハズレの製品を選択してしまう確率は減るのではないかと思いました。
長々と書きましたが、私の使用経験による本製品の水・汗に対する耐性はひと夏を越せるかの、レベルです。しかし一番最初のレビューにある通り、壊れる頻度、壊れない期間は他の製品とくらべてとても優秀で、サポートも迅速・丁寧でした。これから汗の少ないシーズンになるので、防水・防汗性のレビューは少なくなると思いますが、交換対応で戻ってきた製品を引き続き使用しながら、レビューを継続的にアップデートしたいと思います。
【2018年2月6日追記】
前回のレビューから5か月が過ぎました。この間に普段使用で平均100km/月くらい、レースでもフル2回、ハーフ3回、10km2回くらいをこれをつけて走りましたが、まったく何の問題もなく最初の状態を維持しています。雨や雪も経験し、フルでもスタートからずっと雨という状況で4時間強走りましたが、防水性・バッテリの持ちにも問題がありませんでした。汗さえかかなければ、耐久性も十分なんだろうと思います。
【2018年5月29日追記】
前回のレビューから3か月が過ぎました。この間、レースでは使用せず、普段使いで平均100km/月くらいを走りましたが、引き続き良好な性能を維持しています。汗は少ないので参考になりませんが、この間、20キロ走1回、10キロ走1回で雨を経験しましたが平気でした。
今回、気づいたことですが、bluetoothのイヤホンは電波干渉が結構あります。町中を走行していると人や特定の場所とすれ違いざまに音が途切れたりすることもあるのですが、以前の中華製品と比べて電波干渉の頻度が少ない気がしました。それと、ちょっとしたことなんですが、充電中に点灯する赤色LEDの光がマットな感じで目に優しく、配慮されているなぁと思いました。というのも以前の中華製品は、LEDがむき出しなのか、直視すると眼に刺激がある感じでしたから。
最近は独立型のイヤホンとかも出ててそちらに目移りしそうなときもありますが、こいつが現在のところタフに使えているので、雨や汗で壊れない限りしばらくは浮気することはないと思っています。
【2018年7月27日追記】
前回のレビューから約2か月が過ぎました。この間、レースでは使用せず、普段使いで200km/月以上を走り、ほぼすべてに使用しましたが、引き続き良好な性能を維持しています。
暑い時期になり、この間に梅雨を経験し、何度も雨の中を走りました。特に7月に入ってからは結構な量の汗をかいております。そのため走路の途中途中にある（約2～3キロごと）水道の蛇口から本製品をつけたまま頭から水かぶりをしていますが、これまで異常なく使えています。
【2018年11月22日追記】
使用2シーズン目の激しい汗をかく季節も終わりました。防水・防汗という面から見ても、製品は依然と良好な状態を保っております。すでに保証期間を過ぎたので故障用にと2個別に購入してありますが、今の所、必要ないのでむしろ困っているくらいです。製品として2シーズン越したので、買った当時の金額でみると1日10円くらい。すでに元は取りました。防水・防汗目線からのレビューももう必要ないでしょう。これくらいでこのレビューは終わりたいと思います。
| バッテリー要/不要 | はい |
|---|---|
| 連続使用可能時間 | 9 Hours |
| 型式 | ダイナミック型 |
| ヘッドホンジャック | USB |
| ワイヤレス種別 | ブルートゥース |
| コントロールタイプ | ボリュームコントロール |
| 周波数応答曲線 | 20~20,000Hz |
| 形状 | カナル型 |
| 防水性 | あり |
| ブランド | JVCケンウッド |
| 色 | ブラック |
| メーカー | JVCケンウッド |
| メーカー型番 | HA-ET800BT-B |
| 発売年 | 2017 |
| 接続方式 | 無線 |
| 素材 | プラスチック |
| 梱包サイズ | 18.6 x 10 x 4.9 cm; 17 g |
| 商品重量 | 17 グラム |