テクノ、ジャズ、ソウル、エレクトロニカ・音響など多彩な音楽バックグラウンドを栄養素とし、
独自のニューミュージックをリリースするFountain Musicレーベルのコンピレーション。2009年。
すでに10タイトル近い作品がリリースされており各々の方向性は様々であるが、エレクトロニカ/
テクノを根幹とした新次元のソウルミュージックという大きな目的に狂いはなさそう。
こういうちょっとヒリヒリ感のある実験的なエクスペリメンタル・テクノ・ソウル・ミュージックに親しみ
のある方なら十分満足出来る内容です。80点・90点以上のトラックが並ぶ。どこかデトロイト・テ
クノな感触をもつ曲が多いのもワタクシ的にはツボですね。なにせDAVE ANGELも参加。
名コンピ「Future Sounds of Jazz」の諸作よりもテクノ寄りかな。オイラはこっちのが好き。
★1個減は、ここ1番な曲が無かったから。
例えばTr1〜3の十分なお膳立ての後のTr4で、ラスト手前のTr10で、ガシッと掴んで離さない神曲が
欲しいなと。聴きこむほどに味が滲み出るエエ曲揃いなのですがね。
「わかる人が聴く音楽」という括りから抜きんでるまでもう一歩! という感触です。
HERBERTとかお好きならきっとヒットでしょう。