確かに下品で卑猥なアルバムではあるのだけれども基本的に「軽い」。
音はデカくてベースもかなり響くんだが、曲調が思っていたイメージと少し違った。
「ヤバそうなクラブで尻を振っている女とヤンキー男達が、逝っちゃった目つきで黙々と踊っている」
という感じの曲が並んでいるのかなぁ〜と勝手に期待していたので(笑)
強いて言えば過去に流行った「ベース・パトロールシリーズ」などを現代風にアレンジしたっぽい感じで
全体的にマイアミベース風の曲が多い。イメージ的には
「踊りが上手すぎるカップル達がチョイと車を止めて、カーステレオで陽気にダンスタイム」という感じ。
う〜ん・・・確かに尻は振っているんだけど、動きが高速でプロッぽすぎて少し引いてしまうといった感じかなぁ・・・
もっとだらしない感じを期待していた俺には少し残念。
事前に「ゲットー」とか「ブーティー」なる音楽用語の意味をしっかりとを調べておくべきだった・・・
勘違いしないでほしいのはこのアルバムは決して駄目な物ではないという事。
作っている人たちと、あまり音楽に詳しくなく直観で音楽を選びがちな俺との間に
「イメージの隔たり」が生じてしまっただけのことである。
つまりは自分の知識のなさと思い込みに失望しただけであって、アルバム自体は良作。