1/144のミーティアは、他の同じスケールのMSをあせて飾る上では大きさの対比からいって非常にメリハリが効いて効果的だが、実際には大きすぎて置き場所に困る事が多い。
その点、この1/400のミーティアはMS部分(フリーダム、ジャスティスの2ガンダムそれぞれセットできるし、プロビデンスも付く)がガンコレなので他のガンコレと一緒に飾るか、もしくは、きれいに整頓された(できれば他のキャラクターなどが全くない状態の)デスクの上に単体で置くなどすると非常に映える性格のモデルだろう。
ところで、スケールが統一されたシリーズ物というのは、工作や塗装などで、ひとつひとつの作品のクオリティを統一したいという気持ちがどうしても出てしまい、新しい工作技術や技法を試す事にどうしても躊躇しがちだ。
ところが、単発とも言えるこの製品では、思い切った工作、塗装技術を試すのに値段から見てもそのパーツ構成から見ても、かなり良い素体となってくれることが見逃せない。
手軽に組み上げるも良し、リアルに塗装し普段やらないような汚しなどを入れて完成させるも良し、気ままに改造して“オレ様仕様”に仕上げるも良し。
いろんな意味で、気軽に取り組めるキットと言えるのは間違いない。