いまや超有名人のオードリー・タンに関してすることができる。
すごい業績に圧倒される前に、この本を読むべきだ。
彼の業績を知ると、単純にテクノロジーの理解がすごいとか、頭がよいとか、
そういう認識になってしまいそうだが、本質は違う。
Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔 (日本語) 単行本 – 2020/9/30
アイリス チュウ
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
その他 の形式およびエディションを表示する
他の形式およびエディションを非表示にする
-
本の長さ271ページ
-
言語日本語
-
出版社文藝春秋
-
発売日2020/9/30
-
ISBN-10416391286X
-
ISBN-13978-4163912868
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
1分以内にKindleで Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔 (文春e-book) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
新型コロナウイルスが席巻する中、いち早くマスクマップアプリを開発。世界に名を馳せた台湾のデジタル担当相には、逸話が多い。いわくIQ180、学歴は中卒、独学でプログラミングを学び、シリコンバレーで成功した起業家、1ページ0.2秒で資料を読む、トランスジェンダー、学生運動を支持する無政府主義者―ハンドルネームAuで知られる伝説の天才は、「人工知能は永遠に人間の知恵に取って代わることはない」と語る。時代に選ばれた新しい才能を徹底解剖する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
チュウ,アイリス
コラムニスト。記者、編集者、翻訳、脚本などの仕事を経験し、台湾で「文化部電影優良脚本奨」や「キリスト教華文創作金奨」などを受賞。「経理人月刊」編集長、「数位時代」編集総監、時報出版副編集長などを歴任
鄭/仲嵐
1985年生。英ロンドン大学東洋アフリカ研究学院修了。台湾の輔仁大学在学中に日本に留学。台湾のテレビ局で勤務後、現在はBBCやDW中国語、台湾の聯合報などのメディアで記事を執筆。また、ニッポンドットコム多言語部スタッフライター・編集者として台湾、香港などをカバーしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
コラムニスト。記者、編集者、翻訳、脚本などの仕事を経験し、台湾で「文化部電影優良脚本奨」や「キリスト教華文創作金奨」などを受賞。「経理人月刊」編集長、「数位時代」編集総監、時報出版副編集長などを歴任
鄭/仲嵐
1985年生。英ロンドン大学東洋アフリカ研究学院修了。台湾の輔仁大学在学中に日本に留学。台湾のテレビ局で勤務後、現在はBBCやDW中国語、台湾の聯合報などのメディアで記事を執筆。また、ニッポンドットコム多言語部スタッフライター・編集者として台湾、香港などをカバーしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2020/9/30)
- 発売日 : 2020/9/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 271ページ
- ISBN-10 : 416391286X
- ISBN-13 : 978-4163912868
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 5,030位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 7位情報・コンピュータ産業
- - 10位ネットワーク (本)
- - 11位ジェンダー
- カスタマーレビュー:
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
229 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年10月7日に日本でレビュー済み
違反を報告
Amazonで購入
81人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オードリータンについて書きながら、その育った時代のイノベーションやハッカーコミュニティや雰囲気、台湾のアイデンティティについて言及されている。情報量が多いが文章は簡潔で分かりやすく、かつユーモアも詩的なセンスも抜群。オードリーもすごいが、この著者は只者ではない。
表現に一貫してコミュニティへの貢献の意識や、人への温かい気持ちを感じて、ちょっと泣けるくらい。
訳者がすごいのかと名前を探したが、訳者の名前がない。ひょっとして、著者の日本語?それならさらに驚き。
表現に一貫してコミュニティへの貢献の意識や、人への温かい気持ちを感じて、ちょっと泣けるくらい。
訳者がすごいのかと名前を探したが、訳者の名前がない。ひょっとして、著者の日本語?それならさらに驚き。
2020年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いま話題のオードリー・タン。現時点で発売中のタン氏に関する書籍3冊(文藝春秋、講談社、プレジデント社)を読み比べての感想です。他の2冊がオードリー・タン著であるのに対し、文藝春秋の本書は台湾のジャーナリスト2名による評伝というかたちをとっています(巻末にタン氏本人との対談も収録)。したがって、描かれているのは、あくまでも第三者からみたオードリー・タン像です。タン氏と同じ台湾人だからこそ知り得る情報のディティールの細かさが本書の読みどころですが、反面、台湾の歴史や政治、社会のことをあまり知らない読者にとっては、内容を理解するのは少し大変ではないかと思いました。評伝としての読み応えは十分なので、本人著である「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」(プレジデント社)と合わせて読めば、タン氏についてバランスのとれた理解ができるのではないでしょうか。
ただ、副題の「IT相」という表現は不満です。タン氏自身がメディアのインタビューで「私はIT大臣ではない。デジタル担当政務委員(大臣)である」と言っています。タン氏の中では「IT」と「デジタル」は異なる概念であり、「IT」という日本人にわかりやすい表現にしてしまうと彼女の考えは正しく理解できないと思います。文藝春秋ならそのあたりはきちんとしてほしかった。
ただ、副題の「IT相」という表現は不満です。タン氏自身がメディアのインタビューで「私はIT大臣ではない。デジタル担当政務委員(大臣)である」と言っています。タン氏の中では「IT」と「デジタル」は異なる概念であり、「IT」という日本人にわかりやすい表現にしてしまうと彼女の考えは正しく理解できないと思います。文藝春秋ならそのあたりはきちんとしてほしかった。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
ポモドーロ・テクニック
25分作業して5分休憩を繰り返すことで生産性が高まる
読書時には内容のメモと絵を使って理解度を上げている。
討論の際のフレームワークの3C
批判的思考:なぜ自分はそう考えるのか。なぜ他人はそう考えるのかを整理
ケア的思考:討論の際に他人がどう感じるかに配慮
創造的思考:もっと独創的な思考ができるかどうか、自分らしい発送ができるか
服役中の人間の2割が元は天才児と呼ばれていた。うまく環境に馴染めずそうなったという研究データがある。
ざっくりとした合意。満足はしてないがみんなに受け入れられる状態。投票にしてしまうと少数が負けることが決定してしまう。投票で軽率に結論を決めるのではなく、専門性を持って解決を探ることが正しい解。
コミュニティに入ってくる人のレベルを気にするのではなく、入ってきた人がどのくらい成長できるかに目を向けるのが大切。
怒りを覚えたら自分がやっていて楽しいと思うことをする。すると感情がシフトする。その後、同じ怒りを覚えたとしても感情のシフトの仕方を覚えているのでコントロールしやすくなるというテクニック
デザイン思考とは様々な人にシステムについての意見を聞き、情報集約を経て共通の願望のものを削り出していく方法
2次元投法は投票者が場に出ているカードをすべて見る可能性が高まる。1つしか見ず他は切り捨てという不適切な判断を減らせることにメリットが有る。保有している99ポイントのうち投票できるポイントは自由に割り振れる。ただし、二乗した値しか使えない。9x9=81ポイントが1回に投じれる最大値。残りの18を捨てずに2x2=4ポイント使って別のものに投票することができる。
インターネットへの誹謗中傷はダウンロード過多になっているため辛くなる。いなし方の1つとしてクリエイティブになること。
クリエイティブになる→アップロードすることを増やす→ダウンロードする時間が短くなる→誹謗中傷の受け止め度合いが軽くなる
25分作業して5分休憩を繰り返すことで生産性が高まる
読書時には内容のメモと絵を使って理解度を上げている。
討論の際のフレームワークの3C
批判的思考:なぜ自分はそう考えるのか。なぜ他人はそう考えるのかを整理
ケア的思考:討論の際に他人がどう感じるかに配慮
創造的思考:もっと独創的な思考ができるかどうか、自分らしい発送ができるか
服役中の人間の2割が元は天才児と呼ばれていた。うまく環境に馴染めずそうなったという研究データがある。
ざっくりとした合意。満足はしてないがみんなに受け入れられる状態。投票にしてしまうと少数が負けることが決定してしまう。投票で軽率に結論を決めるのではなく、専門性を持って解決を探ることが正しい解。
コミュニティに入ってくる人のレベルを気にするのではなく、入ってきた人がどのくらい成長できるかに目を向けるのが大切。
怒りを覚えたら自分がやっていて楽しいと思うことをする。すると感情がシフトする。その後、同じ怒りを覚えたとしても感情のシフトの仕方を覚えているのでコントロールしやすくなるというテクニック
デザイン思考とは様々な人にシステムについての意見を聞き、情報集約を経て共通の願望のものを削り出していく方法
2次元投法は投票者が場に出ているカードをすべて見る可能性が高まる。1つしか見ず他は切り捨てという不適切な判断を減らせることにメリットが有る。保有している99ポイントのうち投票できるポイントは自由に割り振れる。ただし、二乗した値しか使えない。9x9=81ポイントが1回に投じれる最大値。残りの18を捨てずに2x2=4ポイント使って別のものに投票することができる。
インターネットへの誹謗中傷はダウンロード過多になっているため辛くなる。いなし方の1つとしてクリエイティブになること。
クリエイティブになる→アップロードすることを増やす→ダウンロードする時間が短くなる→誹謗中傷の受け止め度合いが軽くなる
2020年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年末から現在(2020年12月)にかけて世界中に猛威を振るっている、武漢肺炎の対策に世界的に名をはせた、台湾のオードリー・タン(唐鳳=タン・フォン)について書かれた本である。本書には、オードリー・タンだけではなく、台湾での武漢肺炎を未然に防いだ台湾政府の驚くようなそして感銘深い活躍が、巻末に付けられている。
オードリー・タンは2016年に三十五歳の若さで台湾のIT大臣となっている。今から四年前にIT省を設置していたとは、この辺から既に日本とはITに対する取り組み方において大きな差がある。
オードリー・タンは子供の時から数学の能力が傑出していて、その才能ゆえに一般の小学校では仲間はずれにあうが、両親の理解から才能教育を受けていく。その成長ぶりがこの本に詳しく書かれていて、興味深いものがあるが、それと同時に印象深いのは、多くの才能ある台湾の若者によって台湾ではIT技術が急速の進歩をしていたことである。彼らが天才・オードリー・タンの支えとなっていたことにも注目したい。更に、台湾政府や台湾という社会における思考の柔軟さが印象深かった、それはITに対する考え方だけではなく、オードリー・タンという性的少数者(LGBT)への理解においてでも、である。
この本の最後には、特別付録として「台湾、新型コロナウィルスとの戦い」という、台湾政府がこの肺炎の封じ込めに成功した記録が記載されている。台湾の人々が政府の主導でどのように活動したか、例えばマスクを国内生産する過程での一致協力体制など、感銘深い話が載っていた。台湾という国を見直し、尊敬に値する国だと思った。
オードリー・タンは2016年に三十五歳の若さで台湾のIT大臣となっている。今から四年前にIT省を設置していたとは、この辺から既に日本とはITに対する取り組み方において大きな差がある。
オードリー・タンは子供の時から数学の能力が傑出していて、その才能ゆえに一般の小学校では仲間はずれにあうが、両親の理解から才能教育を受けていく。その成長ぶりがこの本に詳しく書かれていて、興味深いものがあるが、それと同時に印象深いのは、多くの才能ある台湾の若者によって台湾ではIT技術が急速の進歩をしていたことである。彼らが天才・オードリー・タンの支えとなっていたことにも注目したい。更に、台湾政府や台湾という社会における思考の柔軟さが印象深かった、それはITに対する考え方だけではなく、オードリー・タンという性的少数者(LGBT)への理解においてでも、である。
この本の最後には、特別付録として「台湾、新型コロナウィルスとの戦い」という、台湾政府がこの肺炎の封じ込めに成功した記録が記載されている。台湾の人々が政府の主導でどのように活動したか、例えばマスクを国内生産する過程での一致協力体制など、感銘深い話が載っていた。台湾という国を見直し、尊敬に値する国だと思った。
2020年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
35歳で台湾のデジタル担当大臣に就任し、トランスジェンダーを公表しているオードリー・タンについての本ですが、台湾の政治状況や、世界で最も成功していると思われる台湾のコロナ対応についても詳細に書かれており、示唆に富みます。
今や台湾は、デジタル時代の民主主義において世界の最先端に躍り出たと、本書を読んで思いました。
台湾の民主主義を支えるデジタルガバメントの考え方や手法は、タンをはじめとする台湾のエンジニアたちにより、国民党政権の閉鎖性に対抗して政治を透明化するために生まれ、ひまわり学生運動によって発展し、コロナ対応においてその有効性が実証されました。
もしペストが民主国家と独裁国家に同時に発生したなら、
言論と出版の自由を持つ民主国家の方がより適切に対応し、
比較的、壊滅的な災害に陥らずにすむはずだ。
-アマルティア・セン (本書より)
台湾と中国は同じ漢字を使いますが、意味や使い方が違います。
例えば『透明』。
台湾では、「政府が国民に対して透明であるかどうか」という意味ですが、
中国では、「国民が政府に対して透明であるかどうか」になります。
-オードリー・タン (本書より)
デジタル技術は民主主義国だけでなく独裁体制に対しても有用なツールを提供します。民主主義陣営の最先端が台湾であり、独裁陣営の最先端が中国でしょう。私たちはデジタル時代の希望と脅威が、台湾海峡にて対峙しているのを見ているのではないでしょうか。
上記のセンの示唆通り、最終的には希望が勝利する可能性が高いと、本書を読んで感じました。しかしその勝利は台湾だけでは勝ち取れないでしょう。世界の民主主義国は台湾から学び、デジタル民主主義をともに支え、発展させなくてはならないと思います。
タンのような若くて異色ではあるがきわめて有能な人材に活躍の場を与えたことに代表される、台湾の柔軟な政治制度・風土は、政治的闘争の中で比較的最近になって育ってきたもののようです。本書は台湾の民主主義の成長の物語でもあります。現在の台湾は、民主主義がなぜ素晴らしく、民主主義を運用する上で何が重要かを、端的に示す存在と言えるのではないでしょうか。
また、本書に書かれたタンの生い立ちと成長、台湾の教育改革などは、実に刺激的で示唆に富みます。
本書を強く推薦したいと思います。
今や台湾は、デジタル時代の民主主義において世界の最先端に躍り出たと、本書を読んで思いました。
台湾の民主主義を支えるデジタルガバメントの考え方や手法は、タンをはじめとする台湾のエンジニアたちにより、国民党政権の閉鎖性に対抗して政治を透明化するために生まれ、ひまわり学生運動によって発展し、コロナ対応においてその有効性が実証されました。
もしペストが民主国家と独裁国家に同時に発生したなら、
言論と出版の自由を持つ民主国家の方がより適切に対応し、
比較的、壊滅的な災害に陥らずにすむはずだ。
-アマルティア・セン (本書より)
台湾と中国は同じ漢字を使いますが、意味や使い方が違います。
例えば『透明』。
台湾では、「政府が国民に対して透明であるかどうか」という意味ですが、
中国では、「国民が政府に対して透明であるかどうか」になります。
-オードリー・タン (本書より)
デジタル技術は民主主義国だけでなく独裁体制に対しても有用なツールを提供します。民主主義陣営の最先端が台湾であり、独裁陣営の最先端が中国でしょう。私たちはデジタル時代の希望と脅威が、台湾海峡にて対峙しているのを見ているのではないでしょうか。
上記のセンの示唆通り、最終的には希望が勝利する可能性が高いと、本書を読んで感じました。しかしその勝利は台湾だけでは勝ち取れないでしょう。世界の民主主義国は台湾から学び、デジタル民主主義をともに支え、発展させなくてはならないと思います。
タンのような若くて異色ではあるがきわめて有能な人材に活躍の場を与えたことに代表される、台湾の柔軟な政治制度・風土は、政治的闘争の中で比較的最近になって育ってきたもののようです。本書は台湾の民主主義の成長の物語でもあります。現在の台湾は、民主主義がなぜ素晴らしく、民主主義を運用する上で何が重要かを、端的に示す存在と言えるのではないでしょうか。
また、本書に書かれたタンの生い立ちと成長、台湾の教育改革などは、実に刺激的で示唆に富みます。
本書を強く推薦したいと思います。