やっと届いたのでレビューします。
●普段の音楽環境
外出先:
SHURE SE846
SHURE SE535
Astell&Kern AK240
※PCM192kHz/32bit
自宅:
B&W CDM-9NT
DENON DNP-2500NE
DENON PRA-2000
DENON POA-3000
※DSD256
●AirPods Pro 評価
ノイズキャンセリング:
他社のノイズキャンセリングよりかなり自然で、
耳の圧迫感が非常に少ないです。
突発的な音には対応し切れていないですが音量はかなり小さく控えられます。
連続的な音には効果抜群です。
外音取込みモード:
補聴器のような自然な音です。
このモードを使うと外の音が自然に聞こえます。
外音モードからオフにすると音が篭るので外の音をしっかりキャッチしてユニットを鳴らしているのは間違いないです。
また外音モード中にイヤホンを外して実際の環境音と聴き比べてみましたが、本当に遜色ない。
強いて言えば少し音の粒が感じ取れるような感覚はあります。
音質:
一番驚いたのは音質です。
YouTubeでは既に沢山のレビュー動画がアップされていますが殆どの方が音質については良い評価をされていません。
期待せずに聴きましたが予想を上回る音質です。
例のSONYのノイズキャンセリングイヤホンと比較されている方が多いですがAirPods Proの音の方がよりピュアオーディオに近いです。
低音にパンチが無いとか、迫力が薄いとか言われてますがピュアオーディオの世界ではそれは不要です。
いかに原音を忠実に再現できるか。それに尽きます。
「高音域」は音の粒がよくわかり、20kHz弱までよく伸びています。4kHz~10kHz辺りのシャリシャリ感はオブラートに包まれています。
「中音域」は奥行きがあり籠らず、やや前に出てきます。それは何処かで聴いたことのある音作りです。
そう。SHURE SE846です。左記のイヤホンも
中音域をあえて少し立たせており、音の立体感を作っています。まさにAirPods Proにも言えることで
コレが奥行き感を作る要素になっています。
「低音域」は50Hz以下の音域が目立ちます。
普通の低音ではありません。
ピュアオーディオで聴ける重低音が出ています。
70Hz~90Hz辺りの下品な音は上手くカットされています。これも何処かで聴いたことのある音作りです。
SHURE SE846です。左記のイヤホンも75Hz付近からの音域をローパスフィルターによって減衰させています。
総評:
Apple史上最高音質のイヤホンです。
この小ささで音質良し・機能性よし・取り回しよし
最高です。
音質に関しては個人差がありますが、少なくとも最近のドンシャリ音に慣れている方はガッカリするでしょう。しかし、ピュアオーディオの音を知っている方であれば納得できる音に仕上がっていると思います。
Apple やりよった。