日本経済は「失われた30年」とも言われている。
そこから脱出するために、どのような仕組みとマインドで、取り組むかをアマゾンでの経験を踏まえて「アマゾン・イノベーション・メカニズム」として分かりやすく書かれている。
ソニー、アマゾンの経営者のことばを通して、著者自身がビジネスパーソンとして学んだことも書かれていて、日本企業や日本のビジネスパーソンのマインドセットのありようも、非常に学ぶことの多い1冊である。
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Amazon Mechanism (アマゾン・メカニズム)― イノベーション量産の方程式 単行本(ソフトカバー) – 2021/11/25
谷 敏行
(著)
購入を強化する
アマゾンの事業成長のメカニズムを初めて体系化した1冊。
新規事業はアマゾンに学ぼう。
「GAFA4社で
日本企業と最も相性のいい
仕組みを持つのがアマゾン。
その全容を体系化した意義ある1冊」
―― 早稲田大学ビジネススクール教授・入山章栄氏 推薦
**************************
◆ アマゾンのイノベーション量産の方程式
【ベンチャー起業家の環境】
×【大企業のスケール】
-【大企業の落とし穴】
=【最高のイノベーション創出環境】
**************************
本書では、この方程式を実現するための
「アマゾン・イノベーション・メカニズム」を
24個の「仕組み・プラクティス」に分解して解説します。
【著者より】
「日本の失われた30年とは、同時に
イノベーションを生み出す力を喪失した時間でもありました。
なぜ、日本からイノベーションが失われてしまったのか――。
ソニー技術者から出発して米国西海岸に渡り、
およそ20年の時をへてアマゾンの一員になったとき、
私は「ここに答えがあった」と思いました。
最高のイノベーション創出環境を実現する
「アマゾン・イノベーション・メカニズム」は
日本企業において再現可能であり、
私たちの閉塞感を力強く打破する
実践的かつ深遠な「解」となります。
アマゾンのイノベーション創出の仕組みを、
エンジニア出身の私が
「リバースエンジニアリング(逆行工学)し、
体系化したのが本書です。
読者の皆さまの企業がイノベーションを生み出し、
成長するための参考になればと願っています」
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2021/11/25
- 寸法14.9 x 2.2 x 21.1 cm
- ISBN-104296109650
- ISBN-13978-4296109654
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商品の説明
著者について
東京工業大学工学部卒業後、エンジニアとしてソニーに入社。エレキ全盛期のソニーの「自由闊達にして愉快なる理想工場」の空気に触れながら、デジタルオーディオテープレコーダーなどの開発に携わる。米ニューヨーク大学にて経営学修士号(MBA)取得。1992年にソニー退社後、米国西海岸でIT・エレクトロニクス関連企業のコンサルティングを手掛ける(米アーサー・ディ・リトルに在籍)。その後、米シスコシステムズにて事業開発部長など歴任。日本GEに転じた後、執行役員、営業統括本部長 、専務執行役員、事業開発本部長 など歴任。2013年、アマゾンジャパン入社。エンターテイメントメディア事業本部長、アマゾンアドバタイジング・カントリーマネージャーなど歴任し、2019年退社。現在は、TRAIL INC.でマネージングディレクターを務めるほか、Day One Innovation代表としてイノベーション創出伴走コンサルタントとしても活動。(dayoneinnovation.com/)
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2021/11/25)
- 発売日 : 2021/11/25
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 336ページ
- ISBN-10 : 4296109650
- ISBN-13 : 978-4296109654
- 寸法 : 14.9 x 2.2 x 21.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 8,982位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 10位ネットビジネス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2021年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンがイノベーションを量産し続けるメカニズムの解説。とにかく中身が濃い
自分は、対象読者とされる日本の企業(大企業病にかかっている企業)で働いているが、その立場から見ると「ここに書かれていることを地でやれるのはすごい」に尽きる。
見も蓋もない言い方をすると、それが可能なのは「トップの器」「経営陣の能力」が突出しているからの一言に尽きる。
ただ、そこで終わると当然そこから一歩も進めない。とにかく一歩を踏み出すしかない。でもどうすればいいのか。
本書は、そんな読者に向けて、アマゾンのメカニズムを24個の「仕組み・プラクティス」に分解して解説する。
本来は経営層が本書を読むのが理想だと思う。
一方で、意欲・能力あるミドル層が本書を読み、徐々にその影響を周囲に伝播させていけば、やがて日本の大企業も変われる可能性があるのではないかと感じさせる中身の濃さがある。
実際にSONYで働き、外資の超一流コンサル、IT、製造業で働き、アマゾンに所属した実体験から出てきているので、具体性・説得力が違う。
読者の置かれた状況によりその箇所は違えど、自社の先行きを真剣に憂い、もがく人が見ればきっと刺さるところがあると思う。
多数の人を惹きつけるのは、第1章から随所に出てくる「PR/FAQ」であり、勿論そこも十分興味深い。
だが、新規事業の創出に悩む今の自分には、第3章の「目利きの天才の判断基準」が刺さりまくった。
自分は、対象読者とされる日本の企業(大企業病にかかっている企業)で働いているが、その立場から見ると「ここに書かれていることを地でやれるのはすごい」に尽きる。
見も蓋もない言い方をすると、それが可能なのは「トップの器」「経営陣の能力」が突出しているからの一言に尽きる。
ただ、そこで終わると当然そこから一歩も進めない。とにかく一歩を踏み出すしかない。でもどうすればいいのか。
本書は、そんな読者に向けて、アマゾンのメカニズムを24個の「仕組み・プラクティス」に分解して解説する。
本来は経営層が本書を読むのが理想だと思う。
一方で、意欲・能力あるミドル層が本書を読み、徐々にその影響を周囲に伝播させていけば、やがて日本の大企業も変われる可能性があるのではないかと感じさせる中身の濃さがある。
実際にSONYで働き、外資の超一流コンサル、IT、製造業で働き、アマゾンに所属した実体験から出てきているので、具体性・説得力が違う。
読者の置かれた状況によりその箇所は違えど、自社の先行きを真剣に憂い、もがく人が見ればきっと刺さるところがあると思う。
多数の人を惹きつけるのは、第1章から随所に出てくる「PR/FAQ」であり、勿論そこも十分興味深い。
だが、新規事業の創出に悩む今の自分には、第3章の「目利きの天才の判断基準」が刺さりまくった。
2021年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに読み応えのあるビジネス本でした。
著者が所属してきたSONY,アーサー・D・リトル,シスコ,GE日本法人,アマゾンでの経験と,シリアルアントレプレナー達とのインタビュー経験があるからこその内容で,並々ならぬ説得力があり,また著者一流の分析力と,体系的に構築された内容は筋が通って,とても読みやすい良本でした。
アマゾンで実践されているイノベーションを起こし続ける組織の仕組み,大企業病にならない仕組みは,著者が主張するように,個人の能力に依存しない,とても日本企業と相性の良いものだと感じます。大企業だけではなく,中小企業でも取り入れることができる仕組みがたくさんあり,とても参考になりました。
アウトプットではなく,インプットで人事評価を実施するなどは,起業の規模に依らずやる気のある人材にはとてもありがたい人事システムですし,徹底的に顧客目線(顧客中心主義)を実践し,3年~5年後の事業を予想する(できる!)PR/FAQという提案方式も事業規模に関係なく有効な手段だと感じました。
とても一般性のある,普遍的な内容になっており,ビジネス書に留まらないでほしい良書です。日本の企業人には是非とも読んでいただきたい内容です。お勧めします!
著者が所属してきたSONY,アーサー・D・リトル,シスコ,GE日本法人,アマゾンでの経験と,シリアルアントレプレナー達とのインタビュー経験があるからこその内容で,並々ならぬ説得力があり,また著者一流の分析力と,体系的に構築された内容は筋が通って,とても読みやすい良本でした。
アマゾンで実践されているイノベーションを起こし続ける組織の仕組み,大企業病にならない仕組みは,著者が主張するように,個人の能力に依存しない,とても日本企業と相性の良いものだと感じます。大企業だけではなく,中小企業でも取り入れることができる仕組みがたくさんあり,とても参考になりました。
アウトプットではなく,インプットで人事評価を実施するなどは,起業の規模に依らずやる気のある人材にはとてもありがたい人事システムですし,徹底的に顧客目線(顧客中心主義)を実践し,3年~5年後の事業を予想する(できる!)PR/FAQという提案方式も事業規模に関係なく有効な手段だと感じました。
とても一般性のある,普遍的な内容になっており,ビジネス書に留まらないでほしい良書です。日本の企業人には是非とも読んでいただきたい内容です。お勧めします!
2021年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小売業の破壊者、宅配業へのトラブルメイカー、といったネガティブなイメージもあろうAmazonに関して、社内の文化、決裁や評価のメカニズム、そしてベゾスやS Teamが醸成したリーダーシッププリンシプルを紹介し、なぜAmazonでは連続的にイノベーションが起こるのかを解説した本。
著者が務めていたことも、本書で紹介されるPR/FAQを書かれたこともあるということで、かなり事細かく内情もよく伝わってくる。
本書で紹介されている文化の形成や稟議書のフォームなど、確かに部分的に導入するだけでも良くなる企業はあると思う。本当にAmazonのような会社に変わるのは社内のトップが相当なアクセルを踏まないと無理だとは思うが、一人でも多くの経営者に読んでもらいたい。
著者が務めていたことも、本書で紹介されるPR/FAQを書かれたこともあるということで、かなり事細かく内情もよく伝わってくる。
本書で紹介されている文化の形成や稟議書のフォームなど、確かに部分的に導入するだけでも良くなる企業はあると思う。本当にAmazonのような会社に変わるのは社内のトップが相当なアクセルを踏まないと無理だとは思うが、一人でも多くの経営者に読んでもらいたい。
2021年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シリコンバレーやアマゾンでの著者の実体験をもとに、イノベーションを加速させるメカニズム=実現可能性を高める仕組みを学ぶできる良書です。連続起業家であるシリアルアントレプレナーのインタビューから成功する起業家の考え方を紹介し、単に上場を果たすという目的ではなく、イノベーションを組織の中に起こし続けようとするジェフ・ベゾスの思考がアマゾンの成功の秘訣だと思いました。イノベーションやビジネスモデルを語る本は多いですが、イノベーションを可能にする「仕組み」に焦点を当てて、他の企業でも再現できる内容になっています。アマゾンが大きい企業になったとしても、イノベーションを生み続けることができるように、いかにメカニズムに落とし込もうとしてるのか、その実現性を高めるためのベゾス含む経営陣の思考が読み取れます。単に仕組みを作るだけでなく、徹底的に議論を重ねた末に、ジェフ・ベゾスが「なぜやらないの?」と言い背中を押して、プロジェクト推進者を動機づけをするという影響力の発揮の仕方はリーダーの在り方として大変勉強になります。
イノベーションを次々に起こすというのは非現実的と思ってきましたが、失敗と人事評価を分け、チャレンジし続けられる環境づくりをするなどの視点は、様々な企業にも役立つ考え方だと思います。実践できれば日本からアマゾンのような企業を生み出すことができるのではないかと期待してしまいます。イノベーションを組織の中で根づかせ、生み続けるというアマゾンおよびジェフ・ベゾスの思考を学びたい方は必読です。
イノベーションを次々に起こすというのは非現実的と思ってきましたが、失敗と人事評価を分け、チャレンジし続けられる環境づくりをするなどの視点は、様々な企業にも役立つ考え方だと思います。実践できれば日本からアマゾンのような企業を生み出すことができるのではないかと期待してしまいます。イノベーションを組織の中で根づかせ、生み続けるというアマゾンおよびジェフ・ベゾスの思考を学びたい方は必読です。
2021年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでに私が読んだAmazonに関する書籍は、主にカスタマーエクスペリエンスに関する内容が多い印象でしたが、それらとは全く異次元の素晴らしい内容でした。連続してイノベーションを起こす仕組みや敢えてハードルを下げる取組みも分かりやすく解説されています。また、シスコやGEでの勤務経験に基づく対比も大変興味深い内容です。
イノベーションは、特別な部署の選抜者だけが担うものという体制の日本企業は多くあります。まずは、早速PR/FAQスタイルの企画書にトライして、中小企業でもスモールスタートから始めてみることが出来ると気付かせて貰えました。
イノベーションは、特別な部署の選抜者だけが担うものという体制の日本企業は多くあります。まずは、早速PR/FAQスタイルの企画書にトライして、中小企業でもスモールスタートから始めてみることが出来ると気付かせて貰えました。
2022年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンがイノベーションを起こし続ける「仕組み」をわかりやすく解説した書です。
非常に緻密にロジック展開されていて、理解しやすい内容となっています。
Wordで作られたPR(プレスリリース)とFAQが会議資料(パワポ・箇条書きは禁止)、会議はPR/FAQを参加者が読みふける沈黙から始まる、人事評価はプロジェクトのアウトプットでなくてインプットで行う、など感心させられる内容が盛りだくさんです。
さて、これらを取り入れることができる日本企業はあるのかなあ? と思ってもしまいますが、そんな穿った見方をせず、何かのヒントになればという目線で読まれるのが良いかと思います。
最初から「仕組みありき」でビジネスが成功するわけではないと思います。
この書にあるアマゾンの仕組みだって、最初からこうしたメカニズムを考えていたというよりは、様々な試行錯誤を重ねた結果できあがったものでは。
出来上がったものを見れば、美しいメカニズムが組みあがっていた(後からだとそういう風に整理できてしまう。そのように整理できてしまうくらい完成度が高い仕組みになっている)、そんなものではないかと考えています。
世は無常です。このアマゾンの素晴らしい仕組みもいつかは陳腐化するでしょう。
もしかしたら、「完成形」に見えてしまっているこの瞬間から陳腐化が始まっているかもしれません。
本書でも出てくる「better ones」がどんどん出てきていることでしょう。
「これは素晴らしい完成形だ。すぐに真似しよう」という風にこの書を読み取ってしまうとすれば、あまり得るものは少ないかもしれません。
新しいビジネスのやり方へのヒントがつまっている、と頭をやわらかくして読むのが良いかと思います。
非常に緻密にロジック展開されていて、理解しやすい内容となっています。
Wordで作られたPR(プレスリリース)とFAQが会議資料(パワポ・箇条書きは禁止)、会議はPR/FAQを参加者が読みふける沈黙から始まる、人事評価はプロジェクトのアウトプットでなくてインプットで行う、など感心させられる内容が盛りだくさんです。
さて、これらを取り入れることができる日本企業はあるのかなあ? と思ってもしまいますが、そんな穿った見方をせず、何かのヒントになればという目線で読まれるのが良いかと思います。
最初から「仕組みありき」でビジネスが成功するわけではないと思います。
この書にあるアマゾンの仕組みだって、最初からこうしたメカニズムを考えていたというよりは、様々な試行錯誤を重ねた結果できあがったものでは。
出来上がったものを見れば、美しいメカニズムが組みあがっていた(後からだとそういう風に整理できてしまう。そのように整理できてしまうくらい完成度が高い仕組みになっている)、そんなものではないかと考えています。
世は無常です。このアマゾンの素晴らしい仕組みもいつかは陳腐化するでしょう。
もしかしたら、「完成形」に見えてしまっているこの瞬間から陳腐化が始まっているかもしれません。
本書でも出てくる「better ones」がどんどん出てきていることでしょう。
「これは素晴らしい完成形だ。すぐに真似しよう」という風にこの書を読み取ってしまうとすれば、あまり得るものは少ないかもしれません。
新しいビジネスのやり方へのヒントがつまっている、と頭をやわらかくして読むのが良いかと思います。