AWSによるサーバーレスアーキテクチャ (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2018/3/14
吉田 真吾
(監修)
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長尾 高弘
(翻訳)
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本の長さ424ページ
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言語日本語
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出版社翔泳社
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発売日2018/3/14
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ISBN-104798155160
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ISBN-13978-4798155166
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
A Cloud Guruの技術担当VPで、世界で唯一のサーバーレスアーキテクチャ、テクノロジーの専門カンファレンス、Serverlessconfのオーガナイザー。サーバーレスアーキテクチャについて、直接参加のワークショップを運営するとともに、ときどきブログポストを執筆している。IT業界で長いキャリアを積んでおり、ウェブ、AWSクラウドテクノロジーを中心として、大規模なエンタープライズソリューションの開発チームのリーダーを務めてきている。オーストラリアのモナシュ大学でコンピューター科学の博士号を取得
長尾/高弘
1960年千葉県生まれ。東京大学教育学部卒。株式会社ロングテール社長
吉田/真吾
株式会社セクションナイン代表取締役社長。クラウドネイティブなシステム構築・運用のかたわら、ServerlessConf TokyoやServerless Meetup Japan(Tokyo/Osaka/Sapporo/Fukuoka)の運営、また各種記事執筆を通じて、日本におけるサーバーレスの普及を促進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より

クラウドコンピューティングの技術の中でも、昨今注目を集めているのがサーバーレスアーキテクチャです。
FaaS(Function-As-A-Service)とも呼ばれるサーバーレスアーキテクチャは、ファンクション(関数)と呼ばれるマイクロサービスを実装し、組み合わせながら、サービスを構築していくアーキテクチャです。
その際、実行環境となるサーバーのスケーリングや管理をクラウドプロバイダに任せることで、開発者はオンプレミスなサーバーを考えることなしに、開発時間の短縮と運用コストの削減を図ることができます。
本書は、現場で役に立つ開発パターンをハンズオン形式で学べる『Serverless Architectures on AWS: With examples using AWS Lambda』の日本語版です。
本書では、サーバーレスアーキテクチャに興味のある開発者がAmazon Web Services(AWS)上で新技術を実践・体験するための例として、
・マイクロサービスのコードを実行する「AWS Lambda」
・「Amazon S3」などのクラウドストレージ
・「Amazon DynamoDB」などのデータベース
・「Auth0」などの認証サービス
といったサービスを組み合わせながら、実際に動かすことのできる動画シェアサイトを構築していきます。
世界的な技術カンファレンス「Serverlessconf」の責任者である著者による、サーバーレスアーキテクチャの主要なデザインパターンを学べる1冊です。
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2018/3/14)
- 発売日 : 2018/3/14
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 424ページ
- ISBN-10 : 4798155160
- ISBN-13 : 978-4798155166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 134,068位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
s3.putObjectAcl の実行が"AccessDenied" になって先に進めない。
何か見落としているのか…、記載に何か漏れがあるのか。
こういうのが自力で解決できる人じゃないとこの本は難しいかもしれません。
そして自力で解決できる人にはこの本は必要ではないかもしれません。
ソフトウェアの技術書あるあるな問題ではありますが、私には無理でした。
追記:なんとか解決できました。
71ページの 3.3.2 設定とセキュリティ でセットした実行ロールを
Lambdaの set-permissions にセット必要があるのと
S3の serverless-video-transcordedバケットのブロックパブリックアクセス (バケット設定)で
パブリックアクセスをすべてブロックをオフにするのを忘れていました。
本書にちゃんと書いていて私が見落としているのかもしれませんが同じところでハマっている人がいればお役に立てば幸いです。
まず、5章で扱うAuth0のコードは機能しません。バージョンLock 9 はもう古すぎるようで、仕方なくLock 11用のスクリプトに書き換えてみたのですが、それでも一部動かず。しかたなくCognitoを使う仕様に改造しました。
また、9章で扱うFirebase Databaseですが、Lambda関数からはどうしてもテーブルへの書き込みができず、これもまた、トラブルシュートに長い時間かけるのが嫌でDynamoDBを使用する仕様に改造しました。
結局Dynamo Streamの扱いがどうしてもわからず、100%の完成には至らなかったです。
ということで、2018年に出された新書としては満足できないサンプルコードでした、また、AWSによる、というタイトルなので多くの読者がAWSのサービスで完結されることを望んで買ったと思いますが(Auth0でなくてCognito、FirebaseでなくてDynamo)、なぜリスクを顧みずクロスベンダーなサンプルアプリにしたのか不明です。
のちのちの運用を考えると現場ではやってはいけないことと思います。
本来なら☆ひとつですが、著者の親切でわかりやすい説明と本の構成、翻訳もよかったので☆もうひとつ。
そしてえらく時間をかけられましたが、結果として、ずいぶん勉強になったのでもうひとつ。
合計☆みっつとします。
必要な組み立て方を学ぶことができます。
マイクロサービス化ができても
組み立て方がきちんとできる・できないで大きな差がでるでしょう。
ログイン認証、認可はよくある例なので
今回私はじっくりと復習ができました。
ログインがしっかりできることにより
サーバレスアーキテクチャはさらに広がります。
動画のエンコードは時間がかかるため
ステートの管理(開始・待ち・完了)を学ぶに最適な実例です。
AWSだけでなく、Auth0やFirebaseなどにも触れている点もよいです。
本のタイトルは、AWSとありますが
AWSだけという発想を変えてくれる非常にわかりやすい本です。
Firebase Authなどに変えてみたりするのも面白そうですね。
多くのAWSのサービスを説明しているので
読んだ方の発想を大きく広げることでしょう。
数あるAWSのサービスの中からサーバレスアーキテクチャに関連するものに的を絞っただけあって、内容が薄められること無く丁寧に解説されています。コードサンプルも豊富(Node.jsのバージョンが少し古いのが残念ですが、翻訳時に補足されています)で、冒頭に述べたとおりサーバレスでシステムを運用するときに必ず詰まるであろうところまでカバーがされておりとても実践的です。
2章・・・アーキテクチャパターンとユースケースがまとめられており、どんなときにサーバレスが向いているか、向いていないかがわかります。
3章・・・動画のエンコードをするサービスが題材になっており具体的かつかなり本格的です。
4章・・・ネットの記事だと仮置きで雑に済まされてしまうIAM権限管理、ログ管理について詳しく述べられています。「とりあえずできたー」レベルではなく実践的であると私が評価したところです。(実際に私が過去に躓いた箇所でもあり、当時この本があったら・・・という思いです)
5章・・・Cognito, Auth0を中心として認証・認可について述べられています。OAuth2.0, OIDCはややこしく、初学者がこの本だけで理解することは厳しいのでここは別途専門の情報をあたって併読したほうがいいかもしれません。
6章、7章・・・一般的なLambda, APIGatewayの解説です。よくあるネット記事の解説はだいたいこの範囲が中心です。
8章以降は少しディープですが、個人的にはS3の解説が深めにされているのが嬉しいところです。欲を言うと、もう一つのメジャーなデータストレージであるDynamoDBに関する章があるとより良かったかなと思いました。
これから始めたい人、とりあえずやってみたけど深く理解したい人は買って損はない内容です。
原著者がオンライン教育プラットフォーム(これもサーバレスで作られている)の運営者だからか、アーキテクチャや概念を説明する図やコードの注釈なども分かりやすく、各種説明も初心者を置いてけぼりにしないようにしつつもしっかりポイントを抑えている印象です。
ハンズオンで手を動かしながら学ぶことができ、AWS以外のサービス選択も合理的で外れが無いのでストレスなく進めることができると思います。
Serverlessの定番書になりうる良書であると感じました。