60pにスケートカナダで優勝した宇野昌磨選手の記事が見開きで掲載されていました。
「『悔しい』が闘争本能に」という見出しです。
「全力でやった時に、最後まで滑りきる体力がなかったという結果。追い込んで練習していきたいなということを自覚できたのが収穫」と述べています。結果は逆転でのスケートカナダの2連覇の達成とGPシリーズの4勝目を挙げたわけです。
試合後の一問一答では「今シーズン中にフリーでノーミスの演技がしたいです」と語り、向上心が伝わってきました。
大特集は「認知症はもっとよくなる」でした。認知症患者の方が「私は服を着替えるのが苦手です。一人で着替えると、5時間くらいかかります。」という語りは衝撃を受けました。周りのサポートがあれば一瞬に出来るわけですから、家族や友人など周りにとっての大切な心構えを示していました。
24pに書いてありましたが、「予防の鍵は糖尿病と高血圧」だそうです。
アルツハイマー型認知症の患者の7割が、高血圧・脂質異常症・糖尿病のどれかを合併しているそうです。生活習慣病をいかに予防するのかが大切なのはここでも示されていました。
塚本晋也×蒼井優の「不穏な時代に叫びをあげる」の対談や、現代の肖像は能町みね子さんでした。タモリの「ヨルタモリ」で知った方ですが、こんな経歴の持ち主だったのですね。深く知らなかっただけに今回も真摯な生き様の拝見させてもらいました。
現代を生きる上で知っておくべき情報、一つの考え方、そして一面的になりがちな世評に対して、少し違う角度から眺めていくという姿勢がAERAには毎号通奏低音のように貫かれているのが読み取れます。
30年以上発刊され続けてきた雑誌です。ものの見方や考え方として、一つの指針として受け取ってきました。時にはマイノリティへの傾斜に戸惑いを覚えることもありましたが、日本という狭い範囲ではなく、世界の人々の考え方も本誌を学んできたと思っています。
創刊号以来ずっと漏れなく読み続けていますが、これからも命ある限り読み続けると思っています。
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