簡単に言えば、お金の正体は信用。お金が無くても信用があれば生きていけると言っている。極論のような気もするが間違ってはいない。お金に取って代わる信用が自身にあればの話。お金の知識として基本的なことも多く書かれているたため、"99%の人が気づいていない"というのは大げさだと感じた。
本書の抜粋と個人的な意見を述べる。
・激安ビジネスの裏にはたいていブラックなカラクリが隠されている
→某牛丼屋の低賃金・ワンオペなどどこかでコストカットしなければ経営できないことはよく分かる。
・生命保険や宝くじはボッタクリ商品
2018年9月の台風21号到来時に保険会社が支払った保険金は史上最大の1兆678億、2019年10月の台風19号では4000億円超えを支払ったにもかかわらず経営難の話は一切聞かない、超手堅い商売にボッタクられている
→これもその通り。おまけに生命保険というのは国とタッグを組んで所得税の"生命保険料控除"というオマケを付けたことで広く国民に定着させているため非常においしい商売。また、宝くじは収益の半分が公共事業に使われているので買うと必ず損をする。
・正社員の終身雇用制度は高度経済成長期に発生したレアシステム。会社に雇われている人はかなりの額をピンハネされている。この先生き残るのは仕事を生み出すことのできる人
→年功序列・終身雇用はとっくの昔に終わっており、これからは個人がもっと簡単に活躍できる時代になり、Youtuberのような新しい職業もどんどん生まれてくるだろう。
・2018年度時点で日本の国債(借金)は1105兆円、一人あたり1000万円もの借金を抱えている計算になる。日本は既に債務超過状態で、国債が乱発されれば必ず破綻する。
→これは間違い。国の借金と言ってるが多くは日銀から借りている金。簡単に言えば日銀という"子会社"から国にお金を移動させてるだけ。なので連結決算では借金ではなくなるし、一人あたりに割り振ってあたかも国民が借金しているかのように公言するのはお門違い。おまけに日本では対外純資産1位なので財政が悪いとは到底言えない。戦争が起きれば話は別だが、それを言ったらどこの国でもリスクの無い国は無い。
・消費税は20%まで上げていい。不安定な直接税よりも間接税で安定的な財源確保するほうがいい。
→消費増税が一概に良いとは言えない。GDPの6割を占める個人消費にブレーキをかけることになるからだ。その点も踏まえ消費増税は慎重に行わなければならない。
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