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90分解説　ＴＰＰ入門単行本（ソフトカバー） – 2012/2/23

日本経済新聞社 (編集)

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商品の説明

内容紹介

TPPとはそもそも何なのか、参加国にとってどんなメリット、デメリットがあるのか。なかでも、日本にとっての損得は？　日本経済新聞の第一線の記者が、一問一答形式でポイントを整理する。

内容（「BOOK」データベースより）

本当はどうなの?日本の損得。日経記者が「Q&A形式」でポイントを整理。32の設問で大枠を理解。

登録情報

単行本（ソフトカバー）: 149ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2012/2/23)
言語: 日本語
ISBN-10: 4532355060
ISBN-13: 978-4532355067
発売日： 2012/2/23
梱包サイズ: 19 x 13.1 x 2 cm
おすすめ度： 8件のカスタマーレビュー
Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 737,035位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 455位 ─ 本 > ビジネス・経済 > 経済学・経済事情 > 各国経済事情 > 世界

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たあ

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2015年1月16日

形式: 単行本（ソフトカバー）Amazonで購入

TPPについて知りたいと思って買いました。非常にコンパクトにまとまっていてよかったです。よく理解できました。

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Gori

TPP参加に大賛成の大企業寄り日経新聞記者が書いた偏向解説本,

2012年3月5日

形式: 単行本（ソフトカバー）

TPP参加に大変意欲的な日経新聞の記者が書いた解説本である。
同紙上では参加しないと今にも日本が潰れるというような表現も散見される。
そこで、そうした先入観を持たずに読んでみようとしたが、
先入観を無くしてもTPP参加論、絶対必要論の大合唱であることが、すぐ解った。
　
たとえば「米国の要求を多国間で連携して抑止する」は、
「米国を含む他国の要求なので日本は飲まざるを得なくなる」だと思います。

「米国は中国を引きずり出すことを狙っている」のはそのとおりだと思いますが、
すると日本は「中国と真正面から対峙する米国の単なる武器」に成り下がってしまうでしょう。

日本にとってのメリットデメリットは？という項目で、デメリットとして
「ゆうちょマネーが狙われる」という項目しかあげないのはいかにも片手落ちでしょう。

参加後、離脱するのはなんのメリットもないという断定もどうかと思います。

付記

「ゆうちょマネーが狙われる」という項目は、私が挙げたものではなく、
本書が挙げているものです。今日本の国債などの借金は1000兆円ありますが、
それでも大丈夫だという論者の説はこの1000兆円は日本国民が
貯金しているゆうちょのお金などで賄われている、つまり国の借金は
国民が貸しているのだから大丈夫という論理です。
しかし、日本人がアメリカの銀行に貯金すると、
アメリカの銀行は日本の国債を買うかどうかわかりません。
借金だけが増えてゆく。ということですが、TPP賛成論の本書でも
この点がTPPのデメリットだと触れざるをえないほどのデメリットなのです。

私はTPPのデメリットをもっともっと挙げることはできますが、このレビューではあえて挙げませんでした。
みっつ挙げておきます。TPPはあらゆる関税障壁を撤廃するという協約です。
例えば、アメリカの保険会社が、「日本人は、健康保険に入っているから我社の独自健康保険商品が売れない」
「関税障壁だ」と言われれば「健康保険の廃止」を検討しなければなりません。

日本人は今、遺伝子組み換えなしの大豆からつくった納豆を食べていますが、
アメリカでは遺伝子組み換えが認められています。アメリカが日本もそうしろといったらどうなりますか。

私は、軽自動車に乗っていますが、アメリカは軽自動車を作っていません。その規格がないからです。
アメリカは「日本人が軽自動車に乗るからアメリカの自動車が売れないのだ。軽自動車を廃止しろ」
と交渉できるのもTPPなのです。

軽自動車は今や日本人の文化です。つまりTPPは、
「日本だけでなく加盟国の文化多様性までも奪いかねない」のです。

「関税障壁」を拡大解釈すればどこまでも広がってゆきます。
「交渉する」と政府は言いますが、外交交渉が最も苦手なのが日本政府ではないのでしょうか。
沖縄の基地は未だになくなりません。

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2013年4月4日

形式: 単行本（ソフトカバー）

重要な事項がほとんど

「・・・ようです」
「・・・そうです」
「・・・だと思われます」

で埋め尽くされています。
根拠に乏しい箇所が大半です。

例えば分かりやすい箇所を挙げると
TPPからの脱退は可能か？という箇所なのですが
ここについても、「・・・と思われます」で
結ばれており、結局根拠に乏しい理論ばかりです。

TPPは内容の開示が
そもそも、ほとんどされていないため
推測でしか書けないのは理解できますが
それを「入門書」として出版するのは
どうかと思います。

そして結局、TPP賛成だけの姿勢で
書かれていて、全体を通じてとにかく参加賛成
という意見だけを書いています。

ここまで根拠に乏しい稚拙な論を
展開するのは誰か・・・と思ったら
何と「日本経済新聞社」だったことに驚きました。

確かに最近の日経関連の記事の中身が
薄くなっているような・・・・納得の一冊でした。

コメント 11人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか？

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良くできた概説

2012年6月4日

形式: 単行本（ソフトカバー）Amazonで購入

TPP（環太平洋経済連携協定）について「誤解を解くとともに、プラス、マイナス両面に焦点をあてる」（「はじめに」より）という方針で日経記者たちがコンパクトにまとめた本。俗流TPP論にありがちなゼロサム三文小説的大風呂敷や思想ぶった嫌米排外風味が皆無で読みやすい。

TPPへのよくある疑問や重要論点を32項目にまとめて「質問→四行で回答→詳説」で構成する。TPPとはなんなのか・なにがお題になるのか・沿革や構成国や協議日程はという基礎から始めて、本丸は中国を引き込んだFTAAP（アジア太平洋自由貿易圏）の構築だよというところまでおさえる。農業や医療への影響、ISDS条項、食の安全、外国人労働者、知財などなどあらゆる論点をカバーし、しかも設問を立てられている事項については文中に出てくるたびに当該箇所を「（→Q1）」のように示してくれる親切ぶりである。

全体に丁寧かつフェア（交渉途中での離脱は簡単ではないという玄葉外相の認識をきちんと取り上げるなど）だが、TPPとは異なる「質問」にまで答える脱線が残念。たとえばQ10で「デフレが進まないの？」という質問に「TPPで成長してデフレ脱却もありうる（大意）」と書くが、これは「デフレに対しては適切な金融政策で対応すべき、TPPとは別」というべきだろう。輸出産業の窮迫・産業空洞化について正当にも円高を一因としてあげながら「TPPの規制透明化が効くよ（大意）」と書いてしまうのも同様である。農業では「TPP参加と農業再生は別問題」という認識はできているのに。安達誠司『円高の正体』（光文社新書）で対処せよ。

なお「そもそもなぜ自由貿易を推進したほうがいいの？」という項目はない。さすがにスタートライン以前なので。たとえばバグワティ『グローバリゼーションを擁護する』（日本経済新聞社）を参照のこと。

「食料安全保障」論に無批判だったりもするが、やはりこの値段でこの内容は立派。十分に星五つ。

コメント 6人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか？

2012年12月4日

形式: 単行本（ソフトカバー）

私の問題意識として、ＴＰＰに賛成・反対するにせよ国際化の波は防ぎようもない。
いずれ押し寄せてくる波に対して、早い段階で乗るべきなのか、それとも待ってから対応すればよいのか、どちらなのかという素朴な思いから、この本を読み進めました。

この本の構成としては、巷に広がっている根拠に基づかない反論について、回答していくという形式で非常に分かり易い内容となっています。

この本のＴＰＰの要約としては、

１．【モノ】については関税の【撤廃】を目指し、
２、【ルール】については【共有化】しようというものだと理解しました。

１、【モノ】については製造業（部品等）の輸出が増え、一部の農産物が影響を受ける。
２、【ルール】の共有化を通じて、コンテンツ輸出、投資の増加により日本経済の活性化につながる可能性がる。

３、また、ＴＰＰという枠組みを構築することで、アジアの安全保障につながる。台頭してきた中国をＴＰＰ諸国で牽制し、将来的にはＴＰＰで決めたルールを中国に適用させることで中国を国際秩序に組み込んでいくことが狙いのようです。投資、環境、労働など様々な分野で日本の思惑を反映することができそうで、早い意思決定が必要のように感じました。
逆にこの枠組みに入らないことで、サプライチェーンの枠組みから離脱することになり、国内の雇用は壊滅するかもしれません（原産地規則によって、部品すらも日本から輸出できなくなる）

１、モノについてのデメリットが大きく報道されますが、農業が輸入品によって、壊滅するという話がある以前にそもそも日本の稲作に関しては効率化が図られていない状態にあり、ＴＰＰ以前に改革が必要だということ。面積の大小など世界との競争では敵わないということも言われるが、世界的に見れば、農家に所得を直接保証している国が多くあり、その方法をとれば壊滅すらしない。恐れるに足りないということでした。

本の内容から脱線しますが、ＴＰＰ関連の書籍のレビューはどうしてこうも反ＴＰＰで埋め尽くされるのでしょうか…非常に残念でなりません。

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のんびり屋のカユ

印象操作でTPP推進したいだけの本。読む価値なし

2012年4月22日

形式: 単行本（ソフトカバー）

自由貿易さえしていれば日本は安泰である、という視点から書かれた
全く読む価値がないTPP解説本

・貿易の理由は何？
石油・ガスを輸入しなければならないから加工貿易で立国を目指した過去
それが尖閣諸島やオーランチオキトリウムやメタンハイドレートがある現在
未だに加工貿易で立国するために自由貿易を推進しよう、というところへの説明が
全くできないTPP推進側

・複合事例への対処なし
知財＋農業で攻めるベトナム枯葉剤を作ったモンサントのヤクザ経営
公共事業の民営化＋震災復興が巨大利権で食い込みたい外資
など、複合事例に対する追求が全くない
個別案件を挙げて、推進に有利な話だけを出しているだけ。

・法制度の問題は？
本書でも「バイ・アメリカン条項」が問題視されていますが
他にも金融機関保護のエクソンフロイト条項がある。
古くは「スーパー３０１条」も有名で
そもそも米国の法制度上に問題があるのではないか、と言われているが
対処方法は精神論だけ。

・景気をどうするか
三橋貴明氏が挙げるように保護貿易＋インフラの再整備
このインフラ再整備は自民党が「国土強靭化政策」として同様に挙げています

また、石原都知事が出した軍事産業を興すことでも
日本の景気を回復させると同時に尖閣諸島付近で闊歩する支那や
島根沖でEEZ侵犯を繰り返す韓国にも対抗できるでしょう

・その他
秘密保持のためにネットの自由を奪う条項があるとして
アノニマスがTPPを敵視していますが、それへの言及もないですね。

以上、TPP推進のために印象操作するだけの本書は読む価値なし

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2012年3月8日

形式: 単行本（ソフトカバー）

ＴＰＰが日本のためになるとの立場から書かれた本。反対論は本質を書いた点しか書かない。ＴＰＰがアメリカや大企業のためであり、医療や農業に大打撃をもたらるということには触れない。自画自賛の本であり読む価値がない。

コメント 36人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか？

2012年3月14日

形式: 単行本（ソフトカバー）

　特に国民皆保険制度の解説。結局USTRも対象外としている。一部の評論家やジャーナリストが「USTRが日本の保険制度を狙っている」と言っていたが、どうやら取材不足か嘘だったようだ。確かに去年10月ごろ、そういった文書の存在が明らかになった。しかし結局は通商交渉。USTRが当初求めたからと言ってその内容がそのままTPPの条文に加えられるわけではないことぐらいは素人でも分かりそうなものだ。

　TPP推進派の中には「10年で100兆円GDPが増える」と発言する識者もいるが、それも嘘だろう。本書は現実的な解説書。

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90分解説 ＴＰＰ入門 単行本（ソフトカバー） – 2012/2/23

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