82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2018/12/7
チョ・ナムジュ
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
-
本の長さ192ページ
-
言語日本語
-
出版社筑摩書房
-
発売日2018/12/7
-
ISBN-104480832114
-
ISBN-13978-4480832115
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
- あやうく一生懸命生きるところだった単行本(ソフトカバー)
- 私は私のままで生きることにした単行本(ソフトカバー)
- すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間単行本(ソフトカバー)
- 死にたいけどトッポッキは食べたい単行本(ソフトカバー)
- アーモンドソン・ウォンピョン単行本
- コンビニ人間 (文春文庫)文庫
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業、卒業後は放送作家として社会派番組のトップ「PD手帳」や「生放送・今日の朝」などで時事・教養プログラムを十年間担当。2011年、長編小説『耳をすませば』で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞を受賞。『82年生まれ、キム・ジヨン』で「第四十一回今日の作家賞」を受賞(2017年8月)
斎藤/真理子
翻訳家。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より

2019年 年間ベストセラー!* 22万部突破!
キム・ジヨンは今年で33歳になる。3年前に結婚し、去年、女の子を出産した。
ある日突然、自分の母親や友人が乗り移ったかのように振舞い始めるキム・ジヨン。
心配した夫とともにその原因を探るため、彼女の誕生から学生時代、受験、 就職、結婚、育児までを振り返る。
1982年に韓国で生まれた女の子に一番多い名前を持つ「キム・ジヨン」氏の半生から浮かび上がってくる、
何世代にもわたって女性たちが心に閉じ込めてきた思いとはーー
*「単行本 文芸書」部門第8位/トーハン調べ 「単行本 フィクション」部門第10位/日販調べ
|
|
|
|
---|---|---|---|
チョン・ユミ コン・ユ共演で映画化主人公キム・ジヨンを演じるチョン・ユミとその夫役、チョン・デヒョンを演じるコン・ユは「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染ファイナル・エクスプレス」に続き3作目の共演となります。 韓国では2019年10月に、日本では2020年10月に公開され、原作本に続き大ヒット作となりました。 |
少女時代・スヨン、BTS・RMも読んだ!世界中で翻訳決定K-POPアイドルユニット、Red Velvetのアイリーンが本書を読んだと発言したところ、一部男性ファンが「アイリーンがフェミニスト宣言をした」として一斉に反発、アイリーンの写真やグッズを破損する様子を動画投稿サイトに投稿するという事態も起きました。 少女時代・スヨンは「読んだ後、何でもないと思っていたことが思い浮かんだ。女性という理由で受けてきた不平等なことが思い出され、急襲を受けた気分だった」(『90年生まれチェ・スヨン』より)と、BTS・RMは「示唆するところが格別で、印象深かった」(NAVERVライブ生放送より)と本書にコメントを寄せました。 またすでに中国・台湾でもベストセラーとなり、ベトナム、アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、スペインなど22ゕ国・地域で翻訳も決定しています。 |
「これは私の物語だ」10代から60代まで反響の声ぞくぞく
|
テレビほか各メディアで話題沸騰!
|
キム・ジヨン氏の半生(本書より抜粋)
|
|
|
---|---|---|
学生時代だがキム・ジヨン氏はその日、父にひどく叱られた。何でそんな遠くの予備校に行くんだ、何で誰とでも口をきくんだ、何でスカートがそんなに短いんだ……。そんなふうに育てられてきたのだった。気をつけろ、服装をきちんとしろ、立ち居振る舞いを正せ、危ない道、危ない時間、危ない人はちゃんと見分けて避けなさいと。気づかずに避けられなかったら、それは本人が悪いんだと。 (P.61-62より) |
出産・仕事「でもさ、ジヨン、失うもののことばかり考えないで、得るものについて考えてごらんよ。親になることがどんなに意味のある、感動的なことかをさ。それに、ほんとに預け先がなくて、最悪、君が会社を辞めることになったとしても心配しないで。僕が責任を持つから。君にお金を稼いでこいなんて言わないから」 「それで、あなたが失うものはなんなの?」 「え?」 「失うもののことばかり考えるなって言うけど、私は今の若さも、健康も、職場や同僚や友だちっていう社会的ネットワークも、今までの計画も、未来も、全部失うかもしれないんだよ。だから失うもののことばっかり考えちゃうんだよ。だけど、あなたは何を失うの?」 (P.128-129より) |
育児俺も旦那の稼ぎでコーヒー飲んでぶらぶらしたいよなあ……ママ虫もいいご身分だよな……韓国の女なんかと結婚するもんじゃないぜ……。 (中略) 「ママ虫なんだって、私」 その答えに、チョン・デヒョン氏は長いため息を漏らした。 「そんな書き込み、全部、小学生が書いてるんだよ。インターネットに出てくるだけで、実際に言う人なんかいないよ。誰もそんなこと思ってない」 「違うよ。さっき私、この耳で聞いたもん。あそこの道渡ったところの公園で、30歳くらいの、スーツ着て会社に行ってるちゃんとした男の人たちが、私にそう言ったよ」 (P.158-159より) |

著者: チョ・ナムジュ
1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業。卒業後は放送作家として社会派番組のトップ「PD手帳」や「生放送・今日の朝」などで時事・教養プ ログラムを10年間担当。2011年、長編小説「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。フェミニズムをテーマにした短篇集『ヒョンナムオッパへ』(タサンチェッパン)に「ヒョンナムオッパへ」が収録されている。
『82年生まれ、キム・ジヨン』で第41回今日の作家賞を受賞(2017年8月)。大ベストセラーとなる。2018年『彼女の名前は』(タサンチェッパン)、2019年『サハマンション』(民音社)刊行。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2018/12/7)
- 発売日 : 2018/12/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4480832114
- ISBN-13 : 978-4480832115
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 2,215位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1位その他の外国文学作品
- - 4位アジア文学 (本)
- - 68位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
この商品を買った人はこんな商品も買っています
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
何人かの韓国人の男性がこの本に対して被害妄想などの言葉で侮辱しておりますが、彼らの行為こそがこの本の話がただのフィクションでないことを証明していると思います。
今の時代、韓国の女性は自分たちが受けた被害を、差別を訴えかける権利すらないのです。
そして日本を含め、世界の女性は韓国の女性に共感する権利すら奪われようとします。
時代につれ、男性の役目はだんだん女性と分け合うようになってきました。
夫の役目だと思われていた家族を養い、家計を支えることはいつの間にか夫婦の役目になりました。
なのに女性の役目だと思われていた家事、育児はいまだに女性の物です。
だから女性の役目と思われているものも分け合おうとした結果がこれです。
女性がされた差別を理解してもらってやめてほしいと訴えかけた結果がこれです。
すでに全体の役目は女性側に傾いているのにも関わらず、女性が女性としての責務を分け合おうと主張するなら、今残っている男性側の責務も背負えと、言っているのです。
勿論男性も男性ならではの苦痛があるとは思います。
なら訴えかければいいだけです。
女性たちが経験した苦痛をくだらないと、被害妄想だとなかったことにしようとする、侮辱するのでなく、そんなことがあったのか、自分たちもこのような苦痛があったと話し合い理解しあえばいいだけです。
でもそうしないで女性の苦痛を侮辱するのは、女性を苦痛を理解するつもりが全くないのか、それを理解することによって自分たちが独り占めしていた権利が減ってしまうのが嫌なだけです。
少なくとも私が聞いてきた、男性としてのつらさは考えてみるとそれ相応の権利をもたらすか、古から男性が自ら与えた物でした。そもそも社会を作り上げるとき、女性の働きを想定すらしてなかったためにできてしまったものを、今の女性に責任をとれと言われてもパッと出来るわけないし、すでにゆっくりと変わってきてます。
国が、言語が、文化が違えども、多くの国は男性を中心として建てられました。
だからこそ世界の女性はこの本を読み、共感を得たのでしょう。
もしこの本に書かれたことが被害妄想だと思われるのであれば、兄妹や女友達多数に聞いてください。
もしこの本を読んでも男性がもっとつらいと感じたのなら、本で述べられた差別要素を男性に対しての差別要素で相殺してみてください。どちらが先に尽きるかは目に見えますが、もし男性に対しての差別要素がもっと多いというのならこちらの本を侮辱するのでなく、あなたも本を書いて世界に訴えかけてみてください。
あなたのつらさが多くの共感を得るのなら、あなたの話もベストセラーになり、男性ならではのつらさを広く知ってもらえるはずですから。
長い駄文になり申し訳ないです。
『82年生まれ、キム・ジヨン』に描かれている事は、多くの女性が日常的に直面し打ちのめされ感覚が麻痺しそれが普通になってしまう程の絶望です。
日本でも多くの人に読まれるといいなと思います。
女性に生まれて家父長制の元で生きてきたみんなの話。
この本を読んで共感できない女性はいないだろう。ぜひ一読を。
この本で興味を持った人はぜひ斎藤さんが翻訳した他の小説も読んでみてほしい。ファン・ジョンウン『誰でもない』『野蛮なアリスさん』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』など女性作家のものも素晴らしいし
また男性作家でも、翻訳大賞を受けたパク・ミンギュの『カステラ』や、チョン・ミョングァンの『鯨』もとても面白い。
最も素晴らしいのは『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ)で、1978年に発表されたものだが、130万部もうれて、今でも読まれているという、韓国文学の熱さと誠実さを感じる傑作である。
『82年生まれキム・ジヨン』は突然生まれたのではなく、文学が社会に対して何をできるかを考える作家が韓国にはたくさんいる。斎藤さんの訳した本を並べた画像をつけてみるが、他の翻訳者の皆さんも良い仕事をしており、第四回日本翻訳大賞も『殺人者の記憶法』(キム・ヨンハ、吉川凪訳、クオン)という韓国文学だった。いま、注目されている韓国文学にこれを機会に目を向けてみてほしい。必ず発見があるはずである。

ユーザー名: とがくし、日付: 2018年12月11日
この本で興味を持った人はぜひ斎藤さんが翻訳した他の小説も読んでみてほしい。ファン・ジョンウン『誰でもない』『野蛮なアリスさん』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』など女性作家のものも素晴らしいし
また男性作家でも、翻訳大賞を受けたパク・ミンギュの『カステラ』や、チョン・ミョングァンの『鯨』もとても面白い。
最も素晴らしいのは『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ)で、1978年に発表されたものだが、130万部もうれて、今でも読まれているという、韓国文学の熱さと誠実さを感じる傑作である。
『82年生まれキム・ジヨン』は突然生まれたのではなく、文学が社会に対して何をできるかを考える作家が韓国にはたくさんいる。斎藤さんの訳した本を並べた画像をつけてみるが、他の翻訳者の皆さんも良い仕事をしており、第四回日本翻訳大賞も『殺人者の記憶法』(キム・ヨンハ、吉川凪訳、クオン)という韓国文学だった。いま、注目されている韓国文学にこれを機会に目を向けてみてほしい。必ず発見があるはずである。

言葉にはできなかったけど気持ち悪いと思ったことが韓国と意外と似ているものが多く、衝撃した。
今まであまり深く考えなかったところを指摘されたと思います。娘と個人的には、周りの人には読んでほしいです。
少なくとも、ここのレビュー欄を見ると
残念なほどに肌に伝わります^^;