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21%
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4%
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64
横山 秀夫
形式: 単行本
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上位の肯定的レビュー
高評価のレビュー全251件を表示
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笘す悪意なす
5つ星のうち4.0
実際とは違う設定がありました。
2018年8月3日に日本でレビュー済み
ストーリーの終盤で誘拐事件が起こり、県警本部に捜査本部を立ち上げました。が、現実であれば捜査本部は所轄署内に立ち上げるもので、このような越権はないはずです。
でも話の面白さは格別で、横山氏の硬筆なスタイルに期待です。
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上位の批判的レビュー
低評価のレビュー全62件を表示
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あなたもJinJinしよ!
5つ星のうち3.0
意外な展開ではあるが凄く面白くはない
2017年1月9日に日本でレビュー済み
警察に対してのよくある批判ネタから、それはあり得ないでしょう!という無理のある設定から、最後には事件の意外な展開へと続く…
んー 個人的にはボリュームの割にはイマイチかな
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22件中1 - 10件目のレビューを表示
(「誘拐殺人」 込み).
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ルーフctr
5つ星のうち4.0
居場所を失った男の再生と復活の物語
2016年12月23日に日本でレビュー済み
形式: 単行本
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たたき上げの刑事である三上は突如、広報官を命じられマスコミとD県警の本音と建前の違いに苦しみ、マスコミからは隠してる情報を教えろとつるし上げを食い、エリートキャリアである上司の赤間からは「何も知らなければ、余計なことは喋らなくて済むでしょう」と言われ、愕然とする。そして高校時代の後輩で出世街道を驀進する二渡が高校の剣道部のことで恨みを持ち、自分を陥れたのではと疑う。結局のところ三上は刑事として問題があったから刑事から、外されたのに過ぎないのだが、自分に都合の悪いことは認めたくなく、組織が腐敗しているからと思い込む。イライラした三上はやたら煙草を吸う。三上の迷いは自分の娘に目に見える形で現れ、父親そっくりの自分の顔がいやだと、もがき苦しみ、家出する。やがて三上は14年前に発生した少女誘拐
殺人
事件でD県警が重大なミスを犯し、犯人を取り逃がし、その事実を隠蔽していることを知る。警察不信になった少女の父親は執念ともいえる地道な作業の末に犯人にたどり着くが、逮捕権のない父親は驚くべき方法を取る。数々の修羅場を経た三上は自分の信念を曲げずにマスコミからもD県警からも信用される、三上自身の人間性を打ち出すことしかないという結論に達する。吹っ切れた三上は本音を見せてくれなかった二渡とも腹を割って話せるようになる。ようやく自立した三上は娘も自立して生きているに違いないと娘の無事を確信する、他人は自分を写す鏡だと思わずにいられない。作者はノンフィクションのようなアプローチで、この小説をかいており作為的なわざとらしさや、取って付けたようなどんでん返しはなく現実的である。ただ、この手法にも欠点はあり、現実の
殺人
事件は我々の想像を遥かに越えている、小説は現実を越えられないのである。
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夢人
ベスト1000レビュアー
VINEメンバー
5つ星のうち5.0
渾身の力作!
2014年1月18日に日本でレビュー済み
形式: 単行本
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時効まであと1年の誘拐殺人事件に起因する県警本部の内紛。迷宮入りしかけた事件が意外なことから一気に動き出し,しかも,主人公が県警本部の広報官とあれば,変わり種刑事が事件を解決する2時間ドラマを想像しがちですが,これは警察を舞台としたヒューマン・ストーリーです。
被害者やその家族のみならず,捜査に関わった人々の人生をも狂わしていた凶悪犯罪。それぞれの過酷な現実が丹念に描かれ,一見すると脈絡がないと思われたエピソードが,パズルのピースのように組み合わさった時,事件の真相が明らかに。一方で,様々な利害,思惑が交錯する中で,何が正義なのかという己への問いと,組織防御の狭間で主人公たちは葛藤を繰り返します。ズシリと重厚感のあるストーリーながら,中盤以降,息もつかせぬ展開で一気に読ませます。
読み終わった後は,推理小説の謎解きを終えた後とは違う爽快感が漂います。骨太ですが社会派小説という感じでもありません。やはり,警察を舞台にしたヒューマン・ストーリーではないか,と。それも武骨なまでにまっすぐで熱い,「昭和」の光景が似合う1冊。本当に読み応えのある傑作です。
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ベースライン
5つ星のうち5.0
本格警察小説
2013年11月8日に日本でレビュー済み
形式: Kindle版
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とにかく『面白い』としか言えない。たぶん私の人生No.1ミステリーだと思う(現時点では)。
主人公は警務・広報官の三上。
14年前に起こった64事件(誘拐殺人事件)に絡み、色々な人間が翻弄されて行く。
警務部VS刑事部、マスコミ、被害者、加害者、家族、、、スピード感と、深い人物描写でグイグイと読者を引っ張って行く。
もし今あなたが読みたい本がなければ、是非これを読んで欲しい。
※もし映画化するなら、3〜4時間くらいの長尺映画にして欲しい。お願いですからあまり端折らないで!端折るとつまらなくなるので。
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Tod
5つ星のうち5.0
横山先生ありがとう
2012年12月3日に日本でレビュー済み
形式: 単行本
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もう書かないのではないか。書けないのではないか。七年間待ちに待った待望の新作は、そんなファンの心配を覆す起死回生の大長編、大傑作となった。
昭和64年にD県で発生した幼女
誘拐
殺人事件。「64(ロクヨン)」と呼ばれるその未解決事件を軸に物語は進行する。当時刑事部にいた主人公三上義信は警務部に移り、三ヶ月前に失踪した愛娘あゆみへの想いに翻弄されながら、マスコミへの対応に追われていた。そんな折、本庁からのD県警視察の報が警務部を揺さぶる。時効を控えた64事件の風化に歯止めをかけるという建前とは裏腹に、しかし三上と同期の二渡調査官の動向が何やら慌しい。幸田メモとは何なのか。やがて三上は64事件にある重大な隠蔽があったことを突き止め、さらに今回の視察の目的が刑事部トップへのキャリア導入を目論んだ「召し上げ」であることを知る。刑事と警務の二つの顔を持つ三上は葛藤に苦しむが、視察前日に起こった大事件が全てを粉砕する。64を模した少女
誘拐
事件。十四年経った今、なぜこのタイミングで? 被害者は無事なのか? 犯人の目的は? そして64との関係は?
複雑な心理や人間関係を簡潔に表現する深遠な比喩も、警察官同士の臨場感あふれる緊迫した対話も健在である。物語の面白さもさることながら、久しぶりに味わう横山節に酔いしれ、それこそ嘗めるように読む時間は至福のひとときだ。千五百枚近い長編だが、途中で飽きることが全くない。読むのを中断することの方がむしろ苦痛なくらいである。といって早く読み終えるのも勿体無い……。
短編は文句のつけようがないが長編は――と正直思っていたが、今回の大長編でそのような不満は解消した。「このミステリーがすごい」のインタビューによれば、そもそもこの作品が横山秀夫最初の長編になるはずだったのだという。何度も挫折を繰り返し満を持しての出版となったことがうかがい知れるような密度の濃さには脱帽するしかない。横山秀夫復活。それを読者に知らしめてあまりあるこの新作は、後々まで語り継がれる横山秀夫屈指の名作となろう。
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ひこにやん
5つ星のうち4.0
怒濤のラストで評価が一変。
2013年7月4日に日本でレビュー済み
形式: Kindle版
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単行本で700 pを超える大作で読み応えは十分。県警内の派閥抗争とか貴社クラブとの確執とか単なるミステリーではなく知られざる警察内部の実情を深くえぐる社会派ドラマとしても秀逸な作品だが、何といってもこの小説の名作たる所以は過去の64と呼ばれる未解決の少女誘拐殺人事件の見事な解決法だ。前半は主役が警察官僚と記者との板挟みで苦悶したり謎のメモの内容を調べたりとかなり地味で正直読むのも疲れたが後半の事件が起きてからの目まぐるしく変わる展開には何度も驚かされた。
初めてKindleで購入した作品だったが大変満足。重い本を持ち歩かずに済むだけでなく途中でメモったり言葉の意味を辞書で引いたりとその機能をしっかり活用させて貰った。特に単語の検索ができる機能はこのように登場人物が多い話では重宝した。機能面の改善で欲を言えばルビの付いた漢字は辞書で引けない事。これは改善願いたい。
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bouyonn
5つ星のうち5.0
無言の無限をこえて
2012年11月21日に日本でレビュー済み
形式: 単行本
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《五十八万世帯、百十二万人……。朝刊で目にした人口動態調査の数字が頭に残っていた。その(D)県人口の三分の一近い人間が、ここD市に住むか勤めるかしている。難産の末に隣接市町村と合併を果たし、地方版一極集中が加速したが、真っ先に行うはずだった公共交通機関の整備はいまだ手つかずだ。》
冒頭の舞台説明にすぎぬ文章だが、じつはこれが本小説の最奥にうめこまれたトリックの、枢要な一部をになっていたのだと、あらためて驚愕を新たにする。
昭和六十四年は七日間で幕を閉じ、一月八日からは平成となった。時代の間隙であるこの昭和六十四年に起きた未解決の誘拐殺人事件=64が、いままさに時効をむかえんとする平成十四年末、それが今の時制だ。交通環境がしめすように人の動向は停滞したままだが、この間なにより変貌したもの、それが携帯電話の普及であろう。この小説は、ハイテクがすすむ平成十四年を、あくまでも昭和元号の七十七年と化そうとする、時代を超えた妄執の物語といえるだろう。携帯電話ではなく、有線の固定電話、公衆電話で。携帯は遅れてその謎を解き明かすだけ。
D県警広報官三上は、反目する新聞記者に交通事故死の老人の孤独な人生を公表する。
《「店主の話によると、事故当日の銘川は上機嫌だった。数日前買い物から戻ると留守電のランプが点滅していたのだという。メッセージは何も吹き込まれていなかった。最近は……電話が鳴ることはめったになかった。古い電話なので発信元はわからない。誰かなあ? 誰だろう? さかんに首を傾げていた。その様子がいつになく嬉しそうだった。……北海道県警に照会したところ……遺骨の取引を拒否」》
本書の四百三十一ページ、これじたい感動的ないちクライマックスといっていい場面だが、とどうじに、さきにのべた秘された驚くべきトリックの、これまた一端ともなっているのだ。かような、のちに意味の一変する細部の連携仕込みぶりにはまったく嘆息するしかない。
無言電話というラインにはあらゆる思いがやどりうる。悪戯、邪悪だけではない。困惑、懇願そして慰安、希望もあろう。だが小説のトリックが告げるそれは、万感を発しつつ、かつ圧倒する。匿名無数の万感(「二十万通り」といえるかもしれない)のさざ波をおこしつつ、狂気と一体の妄執を一気に浮上、突出させるのだ。さあ残りはまだ二百ページ、この怒涛の、地と図が反転してゆく瞠目の展開は、もう語るまい、読むしかない(かつて全盛の連城三紀彦を思いだした。横山は彼に比肩したトリックメイカーだとあらためて思う)。
このトリックは、横山秀夫の七年ぶりの新作上梓、いわば七年間の無言を秘した渾身の一作と対応している。作中の酷使された「黒ずんだ指先」は、パソコンキーを叩く横山のものでもあろう。
当初は都内某区図書館で借りようと思っていたが、所蔵四冊にたいし予約数は百五十をこえていた。いまはもっと増えているだろう。読みおえたこのわが一冊は、図書館へ寄贈するつもりだ。日ごろお世話になっているいわば浄財だ。多くの人の眼にこの一冊がふれ、多くの耳にこの「無言」の想いが届きますように、と他人事ながらそう思う。日本推理小説史に残る傑作と、蛇足ながら記しておこう。
最後に主要な脇役D県警捜査一課長松岡警視のしびれる執念の一言。だからこそ、かれはいちはやく無言電話の謎を解きえたのだ。
《「俺はな、初めて会う人間すべてに目で問いかけることにしている。お前はロクヨンのホシか?」》
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gl510
ベスト500レビュアー
5つ星のうち4.0
祝 復活!色々と思うところもある作品ではあったが、横山秀夫の腕は健在だった!
2012年11月23日に日本でレビュー済み
形式: 単行本
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横山秀夫の新刊は2005年7月発行の「震度0」以降パッタリと止まってしまっており、私はずっと、横山秀夫は何らかの事情で断筆してしまったのではないかと心配していたのだが、ようやく新刊が発行されたようだ。本書は、「別冊文藝春秋」251号から263号までに掲載された作品とのことであり、263号は今から6年以上も前の2006年4月に発行済のものなのだが、全面改稿とあるので、今現在も執筆活動は継続していると思っていいのだろう。横山秀夫のファンとしては、嬉しい限りだ。
さて、その本書だが、率直にいって、ラストまでは、色々と思うところもある作品ではあった。まず、本書は、少女誘拐殺人事件を扱った作品なのだが、「震度0」の阪神大震災ほどではないにしても、少女誘拐殺人事件は従で、警察の体質や組織間抗争とマスコミとの攻防を描くことが主になっているのだ。しかし、所詮は部外者に過ぎない読者にとって、どうでもいいような警察の不毛かつ度を越した組織間抗争を、ほどほどならともかく、事件に絡めて終盤まで延々と描かれても、正直いって、うんざりしてしまうところがある。また、マスコミが、報道の自由という錦の御旗のもと、歪んだ特権意識を持った傲慢で独善的な人種であることは私も日頃から感じているのだが、それにしても、幾ら何でも、ここまではやらないだろうというような極端な場面まで見せられると、共感を感じるよりも引いてしまう。
主人公三上が醜男であることに起因する彼の家族問題を描いたサブ・ストーリーも、特に年頃の女性にとっては、自分の容姿の美醜が切実な問題であることは事実だとしても、もっとましな理由付けが出来なかったのだろうかと思ってしまう。よりによって、そんなことを起因とした家族問題を大問題に発展させられても、「醜い」、「こんな顔」などと書かれれば書かれるほどこの作品の品位が落ちてしまうような気持ちにさせられて、興醒めしてしまうのだ。
終盤の新たな展開も、筆者の巧妙なミス・リードも相俟って、「長いブランクもあり、横山秀夫の腕も落ちたか?」と思わせる程度のものにしか見えなかったのだが、ラストの真相は、読者の想定範囲の遥か上を行って、それまでの全てを鮮やかに収斂させており、「横山秀夫の腕は健在だった!」と感嘆させられる素晴らしいものだった。ただ、この素晴らしいラストだけで、必ずしもそれまでの評価が根本的に覆るというものでもなく、やはり、特に、序盤から終盤まで、しばしば退屈を感じてしまうような冗長なところがあったことも、消すことの出来ない事実ではあったと思う。ラストまでが、もっとテンポ良く引き締まったものであれば最高評価を与えられたのにと、今一つ惜しまれるところのある作品だった。
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MACPAUL
ベスト1000レビュアー
5つ星のうち5.0
超一級のミステリーと出会える喜び
2014年6月6日に日本でレビュー済み
形式: 単行本
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間違いなく超一級のミステリーであり、最大限の賛辞で以て語られるべき警察小説である。64(ロクヨン)とはわずか7日間しかなかった昭和64年にD県で起こった幼女誘拐殺人事件のこと、この事件は14年経った今でも未解決である。この事件の背後に隠された恐るべき背景、それがこの作品の大きな背骨になりながら、D県警での刑事部と警務部との凄まじい権力闘争、いや、警察キャリアに代表される本庁と叩きあげのD県警刑事部との、刑事部長のポストをめぐっての争いが描かれる。その権力闘争の中で、元刑事部のエースであり、今は警務部所属の広報官である三上は、キャリアに支配される警務部と、尊敬する松岡第一課長のいる刑事部との板挟みになって苦悩を深める。彼の娘が家出をして、妻の美那子との関係もぎくしゃくしている。広報官として、新聞記者たちとの日々の戦いに疲れる三上。警察小説でめったに取り上げられることのない地方の広報官という人物を主役にした横山の着想と、彼の苦悩を描き切る筆力にも脱帽だ。この警察内部の権力闘争が警察小説としての縦軸であるなら、「64事件」の隠された真実と、その後の圧倒的な展開が、作品の横軸となる。最後の、100ページ余りは、まさに冒頭で私が述べた「超一級のミステリー」の面目躍如の部分である。作品のいたるところに撒かれたちょっとした事実が、やがてその意味を明らかにされることでこの作品は一気に花咲き、怒涛のクライマックスを迎えることになる。ここまでの骨太で、しっかりとした構成力を持った作品にそう出会えるものではない。言うまでもないが、横山は、登場人物の苦悩や奢り、そして希望を描き切る。三上が主役であることは間違いないが、凄腕の刑事一課長松岡や、64事件の被害者の父親である雨宮、三上の上司でキャリアの警務部長赤間、等々多彩な多くの登場人物がすべて生身の人間として描かれている。凄い小説というのはこういう作品を言うのであろう。
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腐乱鬼博士
5つ星のうち4.0
「警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があり、大半は光の当たらない縁の下の仕事です。それでも誇りは持っている」
2013年10月10日に日本でレビュー済み
形式: 単行本
本書は「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」で1位に輝き、本年度の本屋大賞にもノミネート(2位)されたミステリー作家・横山秀夫氏による7年ぶりの最新作!
私自身、『
半落ち
』『
クライマーズ・ハイ
』『
臨場
』といった映像化作品は拝見した事があったが、横山氏の作品を手にしたのは今回が初めてでした(手にした理由も本屋大賞にノミネートされ、惜しくも次点(大賞は百田尚樹著『
海賊とよばれた男
』)となったが、本書の内容と評判に興味がそそられた次第です)。
58万世帯、182万人が集う地方都市D県!タイトルの『64(ロクヨン)』とは、<昭和64年>(1989年)に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件(未解決事件)の符丁を表し、それから14年後の時効を間近に控えた(当時は時効撤廃前)平成14年12月5日から一週間の間に起こったD県警を舞台にした物語である。
一人娘のあゆみが家出をしてから三月の間、娘の消息を心配するD県警の広報官・三上義信!かつては『64(ロクヨン)』の専従捜査員であったが、現在では広報官として不都合な情報は知らせない県警とそれを不満に紛糾する地元の記者クラブとの板ばさみで翻弄されるなか、突如、警察庁長官が『64(ロクヨン)』の視察に訪れる事が決定した事により事前に下準備を命じられた三上だったが、そこからかつての『64(ロクヨン)』事件で公にならなかった警察の不祥事や隠蔽体質、やがては長官視察の裏にある真意とそれによる警務部と刑事部の確執からやがてはD県警全体も揺るがす全面戦争に突入する怒濤の展開が描かれている。
私自身、最初に読んだ時(ナナメ読みしていたというのもあるが)、登場人物の多さとまた各人物や物語があまり頭に入ってこず、読後感は本書の面白さが伝わらず、ピンとこず、以前読んだ麻生幾著『
外事警察
』と同じ印象を受けた。
その時は主人公の広報官・三上を始め、登場人物に感情移入を出来ずに(途中で誰が誰やら分からなくなった)そのため、物語がどこへ進行をしているのかも分からず、今ひとつの印象を受けた(余談だが、昨年映画化されて話題となった貴志祐介著『
悪の教典
』も膨大な頁数と登場人物が多数であったが主人公以下、各登場人物のキャラクター設定がしっかりしているので感情移入しやすく私的には集中して読めました)。
ただ、本屋大賞ノミネート作品(2位)である事や評判も知っているのでこのままでは納得が出来ないと思い、私なりに登場人物と物語の時系列を整理して読み直してようやく物語の全貌が掴めて、当初は登場人物のキャラ設定も今ひとつだなと思っていたが実は各人物などの性格もよく描き込まれている事も理解して、なるほど評判どおり面白かったです(^_^)。
主人公の三上が揺れ動く警察組織の狭間で翻弄されながらも警察官としての誇りと職務を真っ当しようとする姿には心を打たれたし、三上を支える広報課の部下たち(機転を利かせてサポートする諏訪係長、真面目が取り得の蔵前主任、職務に熱心で清楚な美人の美雲婦警)の活躍や三上の同期で『64(ロクヨン)』絡みの件で調査する二渡(ふわたり)真司、刑事部における捜査の最高指揮官である松岡勝俊捜査一課長(参事官)が印象的でした。
ただ、後半の急速な展開からラストまでは一気に読ませるも読後感はカタルシスを得ないし、あゆみに関してはどうなんだっていうのもあるし(そもそもあゆみが家出した理由というのもヒドイ話( ゚Д゚)だし、それが原因なら『
ドラえもん
』に登場するジャイアンの妹・
ジャイ子
はどうなるんだ!ヽ(`Д ')ノ)、読後感としては何かしら釈然としなかった。
それからこれから読む読者のためにもわかりやすい登場人物の紹介と各部署をまとめた図解は掲載された方がよいと思います。私自身、横山秀夫『64』特設サイト〈http://bunshun.jp/pick-up/64/〉で登場人物の紹介図を把握しながら読みましたのでこれを掲載してもらえるともっと混乱せずにスムーズに読めるのではないかと思います。
あと、著者の最初の出世作となる『
陰の季節
』にも二渡以下、本書で登場する人物が活躍されていると聞くのでできればそちらも読んでみたいと思います。
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アーリー
5つ星のうち5.0
ひとたび刑事を味わったらやめられない
2014年9月19日に日本でレビュー済み
形式: Kindle版
最初から最後まで警察の話だ。でも、よくある警察小説ではない。
どちらかといえば、巨大企業の中で翻弄される中間管理職の物語に近い。
それにしても、普段何気なく見ているニュースの警察官の会見。
こんな広報の、苦悩と苦労があったとは。
地方の県警と東京の警視庁、キャリアとノンキャリア、未解決事件、
刑事部と警務部、さらには警察官たちの個人的な物語が、
昭和最後の年に起きた未解決の幼児誘拐殺人事件を起点に廻り始める。
ラストは圧巻だった。
著者は地方新聞の元記者だったらしい。
その経験からしか描けないような、途方もないディテールが物語に圧倒的な厚みを盛っている。
刑事ほど楽な仕事はない。途中で出てくるこの言葉。
刑事というものが、ただの人間に与える特権はすごい。犯罪人を狩る、それだけにすべてを注げばいい。
それだけで、人はその人を畏怖して尊敬する。
もしかしたら、一度味わったらやめられない快感があるのかもしれない。
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