評者は、26歳未婚子ナシ実家暮らしサラリーパーソン(オトコ)であるが、共感できる部分がとても多かった。
とくに、著者が一人暮らしについて述べた箇所。
同じ家に同性(母)がいることへの心情を綴っている。これは私が日頃父に感じることと重なっていた。
思い出したのが、最近読んだジェーン・スーの著作である『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎、2014)。そのなかでも、同居する親との関係が取り上げられていた。
こちらは著者の母上の死去をきっかけに、父といっしょに生活を運営せざる得なくなったという、酒井氏の境遇とは異なるが、ジェーン氏のした工夫や気持ちの整理は一読の価値がある。
29歳と30歳のあいだには (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2001/6/28
酒井 順子
(著)
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本の長さ214ページ
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2001/6/28
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ISBN-104101351147
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ISBN-13978-4101351148
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
あなたはギャル期を、どう過ごしてきたのでしょう。そして今は…?27歳から31歳までの独身女子の心持を、自らの身も切る潔さと円熟の筆芸で、大分析!「結婚・出産したくないわけじゃあないけれど、今はとりあえずいいかなぁ」と思っているうちに、日々がそれなりに楽しくすぎてしまった皆さんに、きっと拍手をいただける快著。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
酒井/順子
1966(昭和41)年東京生れ。立教大学社会学部観光学科卒。コラムニスト。高校在学中に泉麻人氏に見込まれ、雑誌に連載を持つ。以後、大学、3年間の会社員時代も、本業を満喫しつつ複数の連載をこなし、会社を円満退職後、ついに本職に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1966(昭和41)年東京生れ。立教大学社会学部観光学科卒。コラムニスト。高校在学中に泉麻人氏に見込まれ、雑誌に連載を持つ。以後、大学、3年間の会社員時代も、本業を満喫しつつ複数の連載をこなし、会社を円満退職後、ついに本職に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2001/6/28)
- 発売日 : 2001/6/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 214ページ
- ISBN-10 : 4101351147
- ISBN-13 : 978-4101351148
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 1,134,976位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 11,182位新潮文庫
- - 13,589位近現代日本のエッセー・随筆
- - 64,258位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ギャル時代のころから31歳のころまでの、主な出来事や社会観や友達のことや結婚の考え方、老後のことなど書いてあります。どれも共感できるものばかり。30歳の私が読んで、「そうだな昔はこうだったな」と思ったり、これから31歳をむかえ、本格的に30代になるこころがまえができたりしました。ギャル時代、28・29・30・31歳とみんな似たような経験したり考え方だったりするものなんだな。
似たような年齢でちょっと毎日が微妙だったりする人、もちろん大人の女性の人全部に読んでほしいな。気軽に読めます。
似たような年齢でちょっと毎日が微妙だったりする人、もちろん大人の女性の人全部に読んでほしいな。気軽に読めます。
2010年10月2日に日本でレビュー済み
三十路とその前…そこに到達する前には、それまでと三十路の世界は何かが異なるのでは?と
多くの人が思ったのではないでしょうか?
(著者ほどの考えは無いにしても、私もそれまでとはやはり異なるのかな…なんてことを考えて
いました)
著者が述べている通り、世間の目は変わってきます。
(女性の場合は結婚というイベントがあるから、男性に比べ尚更それは大きいでしょう)
が、自分自身はどうなのか?という点を自分を晒し者にして(褒め言葉)、その時々の心情を
軽妙なタッチでまとめた一冊。
・ギャルで無いことを自覚した自分。
・老け自慢(それの肯定)と、反老け自慢(世間の第一線から降りないこと)に至る女性の差。
・結婚する人(した人)と、シングル派の差。
・「母親」と「女」の差(ここに少子化の一因があるとも。あくまで著者の感想です)
…なんてことが述べられています。男性でもくすくすと笑えた一冊。女性なら尚のこと楽しめると
思います。
多くの人が思ったのではないでしょうか?
(著者ほどの考えは無いにしても、私もそれまでとはやはり異なるのかな…なんてことを考えて
いました)
著者が述べている通り、世間の目は変わってきます。
(女性の場合は結婚というイベントがあるから、男性に比べ尚更それは大きいでしょう)
が、自分自身はどうなのか?という点を自分を晒し者にして(褒め言葉)、その時々の心情を
軽妙なタッチでまとめた一冊。
・ギャルで無いことを自覚した自分。
・老け自慢(それの肯定)と、反老け自慢(世間の第一線から降りないこと)に至る女性の差。
・結婚する人(した人)と、シングル派の差。
・「母親」と「女」の差(ここに少子化の一因があるとも。あくまで著者の感想です)
…なんてことが述べられています。男性でもくすくすと笑えた一冊。女性なら尚のこと楽しめると
思います。