鳥瞰的な視点で政治経済金融を眺め、深い洞察と教養によって裏付けられた頭脳で鋭い未来を描き出した野心的な未来予測的な本です。
過去の歴史や将来こうなるといった発想などの視点は、普段日常の細かいことや数年先のことに集中しがちなビジネスに携わる人にとって、刺激的でもあり、多くの気づきが得られること請け合いです。
世界の中心となる都市が、長い歴史を通じて変遷してきていることが触れらておりますが、
ユダヤ人の迫害の歴史と重なる部分です。
他にも娯楽と保険が、将来有望なインダストリになりうることなど示唆的な箇所、満載です。是非、多くの方に手に取ってほしいと思います。
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21世紀の歴史――未来の人類から見た世界 単行本 – 2008/8/30
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ヨーロッパ最高の知性が、21世紀政治・経済の見通しを大胆に予測した、“未来の歴史書”。
欧州で大ベストセラー! フランスの国家戦略に影響を与えた書。
欧州で大ベストセラー! フランスの国家戦略に影響を与えた書。
- ISBN-104861821959
- ISBN-13978-4861821950
- 出版社作品社
- 発売日2008/8/30
- 言語日本語
- 本の長さ352ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
2050年、そして2100年、世界の“中心都市”はどこか?国家、資本主義、宗教、民主主義は、どうなっているのか?「ヨーロッパ復興開発銀行」初代総裁にして経済学者・思想家・作家であり、“ヨーロッパ最高の知性”と称されるジャック・アタリ。これまでも、ソ連崩壊、金融バブル、新たなテロの脅威、インターネットによる世界変化を予測し、見事に的中させてきた。本書は、アタリが、長年の政界・経済界での実績、研究と思索の集大成として「21世紀の歴史」を大胆に見通し、ヨーロッパで大ベストセラーとなったものである。サルコジ仏大統領は、本書に感銘を受け、“21世紀フランス”変革のための仏大統領諮問委員会「アタリ政策委員会」を設置した。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アタリ,ジャック
1943年、アルジェリア生まれのフランス人。仏国立行政学院(ENA)卒。1981~1990年、ミッテラン政権において大統領特別補佐官を務める。1991~1993年、「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁となる。1998年にはNGO「プラネット・ファイナンス」を創設し、現在も途上国支援に尽力している。2007年にはサルコジ大統領の命によって発足した「アタリ政策委員会」の委員長を務め、フランス政府に対して、21世紀に向けてフランスを変革するための政策提言をしている。政治・経済界で重責を担う一方で、経済学者・思想家・作家としても幅広く活躍し、まさにフランスを代表する知性というべき存在となっている
林/昌宏
1965年愛知県生まれ。名古屋市在住。立命館大学経済学部経済学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1943年、アルジェリア生まれのフランス人。仏国立行政学院(ENA)卒。1981~1990年、ミッテラン政権において大統領特別補佐官を務める。1991~1993年、「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁となる。1998年にはNGO「プラネット・ファイナンス」を創設し、現在も途上国支援に尽力している。2007年にはサルコジ大統領の命によって発足した「アタリ政策委員会」の委員長を務め、フランス政府に対して、21世紀に向けてフランスを変革するための政策提言をしている。政治・経済界で重責を担う一方で、経済学者・思想家・作家としても幅広く活躍し、まさにフランスを代表する知性というべき存在となっている
林/昌宏
1965年愛知県生まれ。名古屋市在住。立命館大学経済学部経済学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 作品社 (2008/8/30)
- 発売日 : 2008/8/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 352ページ
- ISBN-10 : 4861821959
- ISBN-13 : 978-4861821950
- Amazon 売れ筋ランキング: - 63,196位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 87位フランス・オランダの思想
- - 209位西洋哲学入門
- - 6,757位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1943年アルジェリア生まれ。パリ理工科学校を卒業、1981年大統領特別顧問、1991年欧州復興開発銀行初代総裁。1998年に発展途上国支援のNGOを創設(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 1492 西欧文明の世界支配 (ISBN-13: 978-4480092588 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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ジャック・アタリ「21世紀の歴史」を読みました。
2008年発行のこの本は、リーママンショック予言したとして評判となり日本でもブームが起こります。
ジャック・アタリは典型的なフランスのエリートです。
50冊以上の著作のある作家・経済学者・思想家であり、ミッテラン大統領、サルコジ大統領の補佐官も勤め、EU推進の役割を担った実務家です。
幅広く深い知識をもとに書かれた本書は、歴史書であり、21世紀の預言書です。
21世紀の世界、国家、政治経済、文化、宗教、戦争、科学、社会、福祉について具体的に仮説を述べています。
各国で人気だったのは21世紀の舵取りの基礎になる参考資料としての価値だったのでしょう。
日本でもNHK特集を始め、講演会、シンポジウムが盛んに開催されました。
内容は、人類の歴史から始まり、世界をリードしてきた9つの中心都市の変遷、意義、影響について述べます。
中心都市とは、市場民主主義によって政治・経済・軍事・文化に影響を与えた中心部です。
1200年のベルギーのベルージュは資本主義が産湯をあげました。
1350年のイタリアのベネチアはアジアへの海運で世界を制しました。
1500年のベルギーのアントワープは印刷技術によって世界を変えました。
1560年のイタリアのジェノバは投棄の隆盛で世界を席巻しました。
1620年のオランダのアムステルダムは洗練された船により世界をつなげました。
1788年のイギリスのロンドンは蒸気機関で世界を動かしました。
1890年のアメリカのボストンは内燃機関で世界を小さくしました。
1929年のアメリカのニューヨークは電気で世界に革命を起こしました。
1980年のアメリカのロスアンジェルスはオブジェ・ノマドで世界を変えています。
歴史的に大きな影響を与えた9つの中心都市は以上です。
どこが10番目に」なるかには言及していません。
21世紀には3つの波が起こるといいます。
一つ目は、グローバルなマネーと市場が行き着くところまで行き、弱肉強食の戦いの後に超帝国が出現する。
富と貧困の偏在格差拡大、民営化の拡大で軍隊・警察・裁判所なども民営化、監視管理社会の浸透・緻密化、自然破壊が進みます。
二つ目は、暴力、紛争、戦争の頻発化、拡大化、大規模化により人類滅亡も視野に入れた超紛争が出現します。
三つ目は、市場規模を制限し、民主主義の拡大・浸透、自由・責任・尊厳・尊敬により新たな境地が開ける超民主主義が出現します。
三つ目の歴史の原動力になるキーワードは自由です。
超帝国、超紛争、超民主主義の萌芽をこれが書かれた2000年前後の政治・経済・文化・宗教・科学から考察しています。
それぞれの萌芽から21世紀を予言しています。
未来予測は、前提になる要因が間違ったり狂ったりすれば、当たりません。
未来を決する要因は、あまりにも多く、的中するのはマレです。
これが書かれた当時の韓国は、ICTの勢い、韓流ドラマの人気で勢いがありました。
作者は韓国こそが21世紀のモデルになると絶賛しています。
まあ、予言ってその程度です。
その他にも例示している多くがハズレています。
中国については2025年までには共産党支配が終焉する。
歴史上、70年以上に渡って権力を握り続けた政権は、どこにもないからです。
日本は、中心都市になれるチャンスはありましたが、資質に欠けていました。
保守的、内向き、排他的で、優秀な人材・移民受け入れる素地がなく、世界のリーダーとなる気概がありません。
羹に懲りて膾を吹くので中心都市に不可欠の軍事力をもちません。
ジャック・アタリの構想力、提言力は群を抜いています。
ここまで各分野について考察できる膨大な知識量には圧倒される他はありません。
それでも、この本が書かれて10年たち、その予言は多くがほころびています。
未来予測は、神の領域なのでしょう。
2008年発行のこの本は、リーママンショック予言したとして評判となり日本でもブームが起こります。
ジャック・アタリは典型的なフランスのエリートです。
50冊以上の著作のある作家・経済学者・思想家であり、ミッテラン大統領、サルコジ大統領の補佐官も勤め、EU推進の役割を担った実務家です。
幅広く深い知識をもとに書かれた本書は、歴史書であり、21世紀の預言書です。
21世紀の世界、国家、政治経済、文化、宗教、戦争、科学、社会、福祉について具体的に仮説を述べています。
各国で人気だったのは21世紀の舵取りの基礎になる参考資料としての価値だったのでしょう。
日本でもNHK特集を始め、講演会、シンポジウムが盛んに開催されました。
内容は、人類の歴史から始まり、世界をリードしてきた9つの中心都市の変遷、意義、影響について述べます。
中心都市とは、市場民主主義によって政治・経済・軍事・文化に影響を与えた中心部です。
1200年のベルギーのベルージュは資本主義が産湯をあげました。
1350年のイタリアのベネチアはアジアへの海運で世界を制しました。
1500年のベルギーのアントワープは印刷技術によって世界を変えました。
1560年のイタリアのジェノバは投棄の隆盛で世界を席巻しました。
1620年のオランダのアムステルダムは洗練された船により世界をつなげました。
1788年のイギリスのロンドンは蒸気機関で世界を動かしました。
1890年のアメリカのボストンは内燃機関で世界を小さくしました。
1929年のアメリカのニューヨークは電気で世界に革命を起こしました。
1980年のアメリカのロスアンジェルスはオブジェ・ノマドで世界を変えています。
歴史的に大きな影響を与えた9つの中心都市は以上です。
どこが10番目に」なるかには言及していません。
21世紀には3つの波が起こるといいます。
一つ目は、グローバルなマネーと市場が行き着くところまで行き、弱肉強食の戦いの後に超帝国が出現する。
富と貧困の偏在格差拡大、民営化の拡大で軍隊・警察・裁判所なども民営化、監視管理社会の浸透・緻密化、自然破壊が進みます。
二つ目は、暴力、紛争、戦争の頻発化、拡大化、大規模化により人類滅亡も視野に入れた超紛争が出現します。
三つ目は、市場規模を制限し、民主主義の拡大・浸透、自由・責任・尊厳・尊敬により新たな境地が開ける超民主主義が出現します。
三つ目の歴史の原動力になるキーワードは自由です。
超帝国、超紛争、超民主主義の萌芽をこれが書かれた2000年前後の政治・経済・文化・宗教・科学から考察しています。
それぞれの萌芽から21世紀を予言しています。
未来予測は、前提になる要因が間違ったり狂ったりすれば、当たりません。
未来を決する要因は、あまりにも多く、的中するのはマレです。
これが書かれた当時の韓国は、ICTの勢い、韓流ドラマの人気で勢いがありました。
作者は韓国こそが21世紀のモデルになると絶賛しています。
まあ、予言ってその程度です。
その他にも例示している多くがハズレています。
中国については2025年までには共産党支配が終焉する。
歴史上、70年以上に渡って権力を握り続けた政権は、どこにもないからです。
日本は、中心都市になれるチャンスはありましたが、資質に欠けていました。
保守的、内向き、排他的で、優秀な人材・移民受け入れる素地がなく、世界のリーダーとなる気概がありません。
羹に懲りて膾を吹くので中心都市に不可欠の軍事力をもちません。
ジャック・アタリの構想力、提言力は群を抜いています。
ここまで各分野について考察できる膨大な知識量には圧倒される他はありません。
それでも、この本が書かれて10年たち、その予言は多くがほころびています。
未来予測は、神の領域なのでしょう。