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21世紀の戦争と平和―徴兵制はなぜ再び必要とされているのか― Kindle版
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/1/25
- ファイルサイズ2687 KB
商品の説明
出版社からのコメント
著者について
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
国際政治学者。1980年、神奈川県生まれ。東京大学農学部卒業、同大学院法学政治学研究科修了。博士(法学)。東京大学政策ビジョン研究センター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07N6626TP
- 出版社 : 新潮社 (2019/1/25)
- 発売日 : 2019/1/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2687 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 322ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 189,949位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1,718位政治 (Kindleストア)
- - 4,454位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について

【現職】 山猫総合研究所・代表
【学歴】
2010年10月 東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了
2006年3月 東京大学大学院公共政策学教育部(公共政策大学院)専門修士課程修了
2004年3月 東京大学農学部生物環境科学課程地域環境工学専修卒業
2001年4月 東京大学農学部生物環境科学課程地域環境工学専修進学
1999年4月 東京大学理科一類入学
1999年3月 神奈川県立湘南高等学校普通科卒業
【学位】 博士(法学),専門修士(公共政策),農学士
【職歴】
2019年3月-現在 株式会社山猫総合研究所代表
2016年3月-2019年2月 東京大学政策ビジョン研究センター講師
2015年4月-2016年2月 東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員
2013年4月‐2015年3月 日本学術振興会特別研究員(PD)
2013年4月‐現在 青山学院大学兼任講師
2011年1月‐2013年3月 東京大学政策ビジョン研究センター安全保障研究ユニット特任研究員
2007年4月‐2009年3月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
【著書】
(1)(単著)『21世紀の戦争と平和―徴兵制はなぜ再び必要とされているのか』新潮社,2019年1月.
(2)(単著)『あなたに伝えたい政治の話』文春新書,2018年10月.
(3)(共著)『国民国家のリアリズム』(猪瀬直樹氏と共著)角川新書、2017年9月.
(4)(共著)『国家の矛盾』(高村正彦氏と共著)新潮新書,2017年2月.
(5)(単著)『「トランプ時代」の新世界秩序』潮新書,2017年1月.
(6)(単著)『日本に絶望している人のための政治入門』文春新書,2015年2月.
(7)(単著)『シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき』岩波書店,2012年10月.
(8)(共著)石津朋之・永末聡・塚本勝也編著『戦略原論―軍事と平和のグランド・ストラテジー』日本経済新聞出版社,2010年5月(第7章「政軍関係」を執筆).
【その他】 受賞に、正論新風賞(2017年)、東洋経済新報社「高橋亀吉記念賞」佳作(2010年)、自民党初代総裁賞ほか。
*追記 名前の英字表記は、2011年より正式にLully Miuraを使用。
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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何のために戦後、何十年もの間、刻にお花畑思考だなどと揶揄嘲笑を受けようと広島・長崎の被爆者と其の子孫の方々が血眼になり核のない戦争のない世界平和を日本国を起点に全世界に向け訴えてこられたのだろうかと云う事を、著者には机上の次元の話のみではなく何とかして其れを心底から感じ取れるようなフィールドワークが必要なのだろうなと切に感じました。
日本国憲法には様々な問題が在り其の改正を訴える方々の立場も理解できなくはないのですが、平和憲法を戦後何十年もの歳月抱きしめつゝ経済的な繁栄の道を選択してきた現在の日本国が周辺国との関係性の変化と云う理由で今更、仮に軍事力を増強し自衛の名の下に国民皆兵なる軍隊を有したところで、其れが周辺国や同盟国の敵対国との有事状態となった場合、彼等への脅威と成り得るのか、或いは其れが平時より他国への抑止力と成り得て日本国自体の平和に寄与するのかに関しては、個人的には甚だ懐疑的です。
従って、やはり一般国民への徴兵制の布設が何故、戦争回避や平和的外交への道程となり得るのか、どれだけ熟考しても個人的には全く理解できません。そもそも戦争参戦時と云うのは、五輪招致事業などと同様なノリで一部の権力者・利権者で勝手に参戦を表明し国民に対し増税や参戦への様々な負担を強引に圧し付け、其処に大手広告会社が結託しNHKを代表格にメディアや御用タレントを遣い外患に因る恐怖や国威発揚を扇動鼓舞すると云う...つまり、一般の国民庶民は強制的に巻き込まれるのみで其れに対する発言権や決定権など事実上、有さないものですよ!其処に意を唱える国民はしっかり納税していても反日非国民扱いされるだけで、自衛隊員だろうが徴兵だろうが此の事情は変わらないでしょう?其処ではポピュリズムの闊歩や自由闊達なる国民負担の共有精神など果たして成立するでしょうか?此れは程度の差こそあれ他国に於いても同じ様な状況だと個人的には感じます。
麻生太郎の様に、子供を産まない者達が悪い!などと云う暴言の真の意図が徴兵制復活などと云うものに繋がらない事を祈りつゝ読んでいて此れからの此の国の若い方々の人生を想うと不安のみが残ってしまうだけでした。隣国を主とした外患脅威を煽れば国内政策で何を侵しても許されると勘違いしている感のある現政権の独裁奇行ぶりを考慮しても此の様な提言を是とする事には個人的には全く賛同できません。
最後になりますが三浦女史に自分の大好きなサルトルの此の言葉をお贈りします。。
「人間は自由と云う刑に処せられている。」
カントの時代はまだ「国民国家」が現れるかどうかって時代ですからね。
恐らくカントは絶対王政下における職業軍をイメージしていったんだと思いますが、
どんな政体であれ徴兵制を布いても、それだけでは軍事活動にストップがかからないのは
歴史が教えてくれてると思います。
もう少し正戦論や軍事史を学んでから本を書いた方がいいと思います。
そもそも徴兵制の制度的公平性を担保すればするほど金もかかるし国家の活動も停滞します。
私が制度を運営するのなら戦前のように大学教員も例外にはしません。
戦前と違って理系の一部を除き大学教員の希少価値は皆無ですから。
年齢的にはあなたも十分徴兵対象ですよ。文系の学者だし。笑。
しかしなんでこの国の社会学者や国際関係関連の学者はこんなに軽いんだ?笑。
『シビリアンの戦争』以来の著者の専門領域での書下ろしである。
本書の基本的問いは、グローバル化が進展したポスト冷戦後の世界で平和を創出するには何が重要かというもの。
著者の主張は、国民国家が最も重要であり、徴兵制を通じた血のコストの負担共有が平和に向かう利害構造を創り出せるのではないかというものである。
全体は六章構成。第一章はアメリカの世界の警察官としての地位の放棄に見られるようなポスト冷戦後の世界について概観した後で、民主主義が戦争を積極的に選んでしまう場合があるという問題を提起。そのうえで、平和のための五次元論という本書全体の基本的な枠組みを提示。
五次元は順に、核抑止、国際法・国際機関、政府の意思決定における血のコストの平等負担、人間の安全保障・平和構築、個人間での敵意を低減させるグローバリゼーションである。
そして、この枠組みが国際政治における様々な理論を構造化したものであるとしたうえで、特にカントの『永遠平和のために』における構想を現代に置き換えて再解釈している。
第二章以降は、前述の五次元のうち第三の次元(血のコストの平等負担)を議論の中心とする。第二章では、ギリシャ・ローマから封建時代の欧州、現代の英米を中心に、国民全体と軍の関係や軍人の地位が変化し、血のコストが少数の職業軍人に偏在するようになったとしている。
第三章は、血のコストの偏在という課題を踏まえて、民主国家における、戦争の自制を促すための血のコスト負担共有のメカニズム導入、国際法順守と平和構築活動のための「正しい戦争」の概念の現代的な定義、グローバル化に対する国内の反発に対応するための国民国家の強化という論点を提示する。第一の論点では、徴兵制と市民的不服従、軍の役割などについて提言を行う。
第二の論点については、マイケル・ウォルツァーの正戦論をレビューしたうえで、年長世代の抑制性という仮説が脆弱であると指摘する。そのうえで、志願兵による常備軍によって血のコストの不均衡の議論が国民全体の関心事から外れてしまうので、米国のアフガン、イラク戦争の事例のように、世論に基づいて戦争を決めることにもリスクがあるとしている。
第三の論点については、移民政策と税制の見直しという二つの課題についての制度設計が国民国家として重要であると論じている。
第二部は、これらの論点についてどのような政策や議論が個別の国家でなされるのかを考えるためのケーススタディで、韓国、イスラエル、欧州諸国(スウェーデン、スイス、ノルウェー、フランス)の徴兵制の事例を見ている。
韓国は、血の負担が比較的均等な徴兵制が現在まで維持されており、その中で民主化により平和主義的世論が強まり政策への影響も強まった事例である。イスラエルは、平等な軍務負担の構造と前線兵士の構成に質的変化が生じていることで、平和主義と拡張主義の世論のバランスや軍人の抑制的態度に変化が生じるリスクがあるという事例。欧州諸国は、PKOへの参加が軍の主任務であるという状況で、徴兵制の廃止と再導入について試行錯誤しているスウェーデンとフランスと、小国として徴兵制を維持してきたノルウェーとスイスの事例を見ている。そして各国がグローバル化の中で国民国家のまとまりをどう維持し続けるかという試行錯誤を行っているとまとめている。
最終章は議論のまとめで、何を以て平和を築くかという問に対して国民国家が重要であるとあらためて述べている。
国際政治の且つ規範的な議論の本を読むのは久方ぶりでしたが、以下が良かったと思いました。
・あえて一番難しい問いを設定してあまり皆が聞きたくない議論を展開している問建て。dismal scienceは経済学だよねと思っていたのですが、国際政治もそういうdismalな問に答えるのが伝統だったというのを思い出した
・五次元の構造がとてもよい整理で、本書全般の道標となる。厳密に対応するわけではないが、読みながら一次元とネオリアリズム、二次元と国際法や国際社会論、三次元とMoravcsikのリベラル国際理論(国内要因重視)や比較政治、四次元とコンストラクティビズム、五次元と相互依存論の関係を考えると面白い。
・第三章のウォルツァーのレビューに見られるように、暗黙においている仮説が実は脆弱だというところを、合理的主体という人間の前提のもとに検証していくところ
・規範的議論といっても、アメリカの内向化といったような現代的な事例を常に意識しているので現実から遊離せずに議論が展開されていること
・スウェーデンとフランスという試行錯誤している国をケースの中に入れていること
・内容は難しいかもしれないが『シビリアンの戦争』に比しても文章がとても読みやすいこと
また、日本における血のコストの負担の議論がどのように展開されるのかも注目されると感じました。
本書で日本について具体的な論考や提言があるわけではありませんが、職業軍人より国民が抑制的になるわけではないのは、『それでも日本人は「戦争」を選んだ』や昨今のレーダー照射事件を見ても頷けます。日本の場合はケースとしては自衛隊活動の範囲はスウェーデンやフランスに近いが、安全保障環境としては韓国やイスラエルに近いので、血のコストの負担の議論を盲目的に避けてしまうのが最もリスクなのではとも感じました。
読み方としては第一章と第三章をよく読み理解するのが重要と思います。内容が難しくて脱落しそうになったらあとがきを読むとよいでしょう。
著者の主張を本書を熟読することによって理解したい。テレビ朝日「朝まで生テレビ」における著者の主張にも慎重に耳を傾けたいものだ。まずは本書を読んでみてはどうだろうか。
だからシビリアン主導での安易な戦争が勃発する。例え前線の軍が反対しようとも。
著者はシンプルに、その解決策を徴兵制に見い出す。戦争を自分事にしようと。誰しも無駄に血を流したくはないのだから、それが何よりの抑止力となる。
実際に韓国だけではなく、一部の先進国では徴兵制が導入されている。
これは広く社会保障に関わるテーマと言えるだろう。サイバーに代表される軍事技術の高度化も手伝って、軍にプロフェッショナル性が求められる中、多様化する国民がどこまで貢献できるかは分からない。
それでも争いのない世界を目指して、著者は歴史と各国制度を果敢に紐解いていく。想いと中身の詰まった一冊だ。





