瀧本氏は、こちら側に甘いところがあると、そこを容赦なく徹底的に詰めて切ってくる。
正直むかつくけれど、どう考えても向こうの言うことが正しいので反論できない(実体験)。
んで一通り詰められた後「こうしたほうがいいですよ」と示唆してくれたり、解決策をフォローしてくれたりする。
単に切るだけではなく、その後どうしたらよいか、さりげなく親身になってくれる。
エリート主義的で傲慢だと誤解されやすい(私も最初は毛嫌いしていた)が、本質的にはとても善い人だったと思う。
本書は、彼の講演を、あの面白さを損なわないよう文章にしたものである。
読んでいると、本当に彼が自分の前で話しかけてきているように思える。
それにしてももう死んじまったとは。
いまだにどこか信じられない。
2020年6月30日に、まさか彼がこの世界にいないとは・・・
「瀧本氏は現代の吉田松陰で、瀧本ゼミは現代の松下村塾だ」と知人が言っていたが、まさにその通りだと思う。
二人とも若くして亡くなってしまったが、二人とも多くの有為な人材を育てた。
吉田松陰が育てた生徒がその後の日本の歴史を大きく変えたのと同様、瀧本氏が育てた生徒も各界で大きく社会を変えていくと思う。
2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 (星海社新書) (日本語) 新書 – 2020/4/27
瀧本 哲史
(著)
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本の長さ224ページ
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言語日本語
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出版社星海社
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発売日2020/4/27
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寸法10.7 x 1.6 x 17.3 cm
-
ISBN-104065194288
-
ISBN-13978-4065194287
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「君たちは、自分の力で、世の中を変えていけ!僕は日本の未来に期待している。支援は惜しまない」2019年8月に、病のため夭逝した瀧本哲史さん。ずっと若者世代である「君たち」に向けてメッセージを送り続けてきた彼の思想を凝縮した“伝説の東大講義”を、ここに一冊の本として完全収録する。スタジオ収録盤にはないライブ盤のように、生前の瀧本さんの生の声と熱量の大きさ、そしてその普遍的なメッセージを、リアルに感じてもらえると思う。さあ、チャイムは鳴った。さっそく講義を始めよう。瀧本さんが未来に向けて飛ばす「檄」を受け取った君たちは、これから何を学び、どう生きるべきか。この講義は、君たちへの一つの問いかけでもある。
著者について
瀧本 哲史
京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者
麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できる生き方を追求するという観点からマッキンゼーに転職。3年で独立し、日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家としてアイデアとメンバーしかいないような極めて初期の段階の企業を支援し続ける。京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の少人数自主ゼミ「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。ツイッターは@ttakimoto
京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者
麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できる生き方を追求するという観点からマッキンゼーに転職。3年で独立し、日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家としてアイデアとメンバーしかいないような極めて初期の段階の企業を支援し続ける。京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の少人数自主ゼミ「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。ツイッターは@ttakimoto
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
瀧本/哲史
京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できる生き方を追求するという観点からマッキンゼーに転職。3年で独立し、日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家としてアイデアとメンバーしかいないような極めて初期の段階の企業を支援し続ける。京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の少人数自主ゼミ「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できる生き方を追求するという観点からマッキンゼーに転職。3年で独立し、日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家としてアイデアとメンバーしかいないような極めて初期の段階の企業を支援し続ける。京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の少人数自主ゼミ「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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ベスト100レビュアー
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198人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年6月14日に日本でレビュー済み
すごい熱気だったし、瀧本さんの矢継ぎ早に出てくる重要な話の連続に、手が痛くなるほどメモをとっていた。
(画像はその時のメモだ。今だったらパソコンかタブレットを持ち込んでメモを取るが、当時は主流じゃなかった)
同時に会場はすごい熱気だった。
この本も一気に読了。
当時は、震災から1年程度しか経っておらず、オリンピックの開催も決まっていなければ、政権も民主党政権の終盤、トランプ大統領など今の世界の首脳も今の面々ではなく。つまり、全く今と世界の環境は異なっていた。
そんな8年前になされた当時の講演がこんなに色あせないというのは、まさに今を生きる私たちに必要とされている知識であるのではないかと思う。
個人的なことを言えば、8年前のあの日は本当に不思議な日だったと思う。その日の朝に、私が過去に非常に影響を受けた方と偶然、数年ぶりに再会し、新たな繋がりが生まれた日だった。そしてその「再会」が今の仕事や生活、考え方にも結びついている。また、私が人生で非常に影響を受けている『坂の上の雲』を全巻初めて読み終えた日でもあった。
当時のノートを今、取り出して見ていると、「Von Voyage」と瀧本さんからのエールが書いてある。
私は日記をつけているのだが、その日の日記の最後には、「8年後、最強に。」と自分への決意が書いてあった。
あれこれと重なった日で不思議だった。
しかし、あの日こそ、色々な物事のスタートだったのではないかと解釈している。
当時出された宿題を今、できているのか?と考えている。
2012年6月30日。あの日、私は東大の伊藤謝恩ホールでこの本の元になった講義をその場で聴いていた。
すごい熱気だったし、瀧本さんの矢継ぎ早に出てくる重要な話の連続に、手が痛くなるほどメモをとっていた。
(画像はその時のメモだ。今だったらパソコンかタブレットを持ち込んでメモを取るが、当時は主流じゃなかった)
同時に会場はすごい熱気だった。
この本も一気に読了。
当時は、震災から1年程度しか経っておらず、オリンピックの開催も決まっていなければ、政権も民主党政権の終盤、トランプ大統領など今の世界の首脳も今の面々ではなく。つまり、全く今と世界の環境は異なっていた。
そんな8年前になされた当時の講演がこんなに色あせないというのは、まさに今を生きる私たちに必要とされている知識であるのではないかと思う。
個人的なことを言えば、8年前のあの日は本当に不思議な日だったと思う。その日の朝に、私が過去に非常に影響を受けた方と偶然、数年ぶりに再会し、新たな繋がりが生まれた日だった。そしてその「再会」が今の仕事や生活、考え方にも結びついている。また、私が人生で非常に影響を受けている『坂の上の雲』を全巻初めて読み終えた日でもあった。
当時のノートを今、取り出して見ていると、「Von Voyage」と瀧本さんからのエールが書いてある。
私は日記をつけているのだが、その日の日記の最後には、「8年後、最強に。」と自分への決意が書いてあった。
あれこれと重なった日で不思議だった。
しかし、あの日こそ、色々な物事のスタートだったのではないかと解釈している。
当時出された宿題を今、できているのか?と考えている。
すごい熱気だったし、瀧本さんの矢継ぎ早に出てくる重要な話の連続に、手が痛くなるほどメモをとっていた。
(画像はその時のメモだ。今だったらパソコンかタブレットを持ち込んでメモを取るが、当時は主流じゃなかった)
同時に会場はすごい熱気だった。
この本も一気に読了。
当時は、震災から1年程度しか経っておらず、オリンピックの開催も決まっていなければ、政権も民主党政権の終盤、トランプ大統領など今の世界の首脳も今の面々ではなく。つまり、全く今と世界の環境は異なっていた。
そんな8年前になされた当時の講演がこんなに色あせないというのは、まさに今を生きる私たちに必要とされている知識であるのではないかと思う。
個人的なことを言えば、8年前のあの日は本当に不思議な日だったと思う。その日の朝に、私が過去に非常に影響を受けた方と偶然、数年ぶりに再会し、新たな繋がりが生まれた日だった。そしてその「再会」が今の仕事や生活、考え方にも結びついている。また、私が人生で非常に影響を受けている『坂の上の雲』を全巻初めて読み終えた日でもあった。
当時のノートを今、取り出して見ていると、「Von Voyage」と瀧本さんからのエールが書いてある。
私は日記をつけているのだが、その日の日記の最後には、「8年後、最強に。」と自分への決意が書いてあった。
あれこれと重なった日で不思議だった。
しかし、あの日こそ、色々な物事のスタートだったのではないかと解釈している。
当時出された宿題を今、できているのか?と考えている。

5つ星のうち5.0
"Do your homework"〜レビューというよりもあの日と今
ユーザー名: KyoM、日付: 2020年6月14日
2012年6月30日。あの日、私は東大の伊藤謝恩ホールでこの本の元になった講義をその場で聴いていた。ユーザー名: KyoM、日付: 2020年6月14日
すごい熱気だったし、瀧本さんの矢継ぎ早に出てくる重要な話の連続に、手が痛くなるほどメモをとっていた。
(画像はその時のメモだ。今だったらパソコンかタブレットを持ち込んでメモを取るが、当時は主流じゃなかった)
同時に会場はすごい熱気だった。
この本も一気に読了。
当時は、震災から1年程度しか経っておらず、オリンピックの開催も決まっていなければ、政権も民主党政権の終盤、トランプ大統領など今の世界の首脳も今の面々ではなく。つまり、全く今と世界の環境は異なっていた。
そんな8年前になされた当時の講演がこんなに色あせないというのは、まさに今を生きる私たちに必要とされている知識であるのではないかと思う。
個人的なことを言えば、8年前のあの日は本当に不思議な日だったと思う。その日の朝に、私が過去に非常に影響を受けた方と偶然、数年ぶりに再会し、新たな繋がりが生まれた日だった。そしてその「再会」が今の仕事や生活、考え方にも結びついている。また、私が人生で非常に影響を受けている『坂の上の雲』を全巻初めて読み終えた日でもあった。
当時のノートを今、取り出して見ていると、「Von Voyage」と瀧本さんからのエールが書いてある。
私は日記をつけているのだが、その日の日記の最後には、「8年後、最強に。」と自分への決意が書いてあった。
あれこれと重なった日で不思議だった。
しかし、あの日こそ、色々な物事のスタートだったのではないかと解釈している。
当時出された宿題を今、できているのか?と考えている。
このレビューの画像

2020年8月11日に日本でレビュー済み
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この違和感は何だろう。終始冷めた視線を向けることしかできなかった。とある伝説の講義の書き起こしというが、その熱がうまく文章化されていないだけなのだろうか? 確かにこの人の知識量は凄い。尊敬に値する。でもその知識を土台にして伝えたいものが何なのか、目を凝らしてよく見ようとしたが、何も見えなかった。
読んでいくうちに、この人の話し方にある種のパターンがあることに気がついた。のっけから情報面で優位に立つ。自らが万能であるかのごとく自信満々に話す。聞き手の知性を褒めそやし、衆愚をこき下ろす。いかにも口八丁手八丁の経営コンサルタントらしいやり口で、このような話術に聴衆は思わず陶酔させられる。その点で彼が優秀なプロだったことは疑いようもない。だがよくよく読めば、誰もが言っているようなことしか言っていないのがわかるはずだ。
この人の発話からは、日本を何とかしたいといった切実さや、義憤や、人間愛といったようなものは、ほとんど感じられない(本当にそのようなものがある人は「日本を脱出します」などと冗談でも言わない)。代わりに印象に残ったのは、鼻持ちならない傲慢さと強烈な自己顕示欲だけだ。この人の話を聞いた人が、本を読んだ人が、一人でも日本をよくしようと立ち上がるのなら、それは喜ばしいことだと思う。でも利口ぶった若者を焚きつけてその選民意識を煽るのは本当にやめてほしいし、むしろ有害だとすら思う。
現代の日本を代表する真の教養人に出会いたいとこの本を手に取ったが、がっかりな結果に終わった。とりあえずマッキンゼーを名乗る奴の言うことは、もう信用しない。
読んでいくうちに、この人の話し方にある種のパターンがあることに気がついた。のっけから情報面で優位に立つ。自らが万能であるかのごとく自信満々に話す。聞き手の知性を褒めそやし、衆愚をこき下ろす。いかにも口八丁手八丁の経営コンサルタントらしいやり口で、このような話術に聴衆は思わず陶酔させられる。その点で彼が優秀なプロだったことは疑いようもない。だがよくよく読めば、誰もが言っているようなことしか言っていないのがわかるはずだ。
この人の発話からは、日本を何とかしたいといった切実さや、義憤や、人間愛といったようなものは、ほとんど感じられない(本当にそのようなものがある人は「日本を脱出します」などと冗談でも言わない)。代わりに印象に残ったのは、鼻持ちならない傲慢さと強烈な自己顕示欲だけだ。この人の話を聞いた人が、本を読んだ人が、一人でも日本をよくしようと立ち上がるのなら、それは喜ばしいことだと思う。でも利口ぶった若者を焚きつけてその選民意識を煽るのは本当にやめてほしいし、むしろ有害だとすら思う。
現代の日本を代表する真の教養人に出会いたいとこの本を手に取ったが、がっかりな結果に終わった。とりあえずマッキンゼーを名乗る奴の言うことは、もう信用しない。
ベスト500レビュアー
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瀧本哲文
京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できる生き方を追求するという観点からマッキンゼーに転職。3年で独立し、日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家としてアイデアとメンバーしかいないような極めて初期の段階の企業を支援し続ける。京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気No.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選択制の少人数自主ゼミ「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。
著者は講義の最後に学生たちに次のように語る。
「2020年6月30日に、またここで会いましょう」と。
しかし、その願いは叶わなかった。著者である瀧本哲文が2019年8月10日還らぬ人となったからである。
その意味において本書は、著者の最期のメッセージになっていると言っても過言ではないのではないだろうか。
私自身、リアルタイムで著者の講義を聴くことはできなかった。しかし、このような形で著者のメッセージを知ることが出来たことは本当にありがたいと思っている。
本講義は、2012年6月30日、東京大学の伊藤謝恩ホールにて行われたものである。生徒の参加資格を29歳以下に限定、約300人の10代・20代が全国から終結した。まさに、著書の死後となってみれば伝説の講義と言うべき内容である。
最後まで一貫しているのは、「君たちは、自分の力で、世の中を変えていけ!」という若者に対する著者のアツいメッセージである。
だからといって、私は本書を若者だけが読めばいいとは思わない。若者限定で講義を開催した理由は、著者自身の若者への期待と君たちが今後の日本を変えていけというエールだったからに他ならない。
果たして、生前の著者が日本にはったチップはどうなっているのだろうか?
私自身の感想を述べるならば、コロナショックの影響を世界中が受ける中で日本が新しく変わろうとしているように思います。
もし、著者自身がいまだ健在であったならば、「新しい日本が始まりましたね」と言った話があったのではないかと思うのだ。
本書で私が一番印象に残ったのは、129頁の話。
「瀧本先生、僕に進むべき道を教えてください」じゃないんです。……残念ながら僕には、正解も未来も圧倒的にわからないんです。僕の仮説も行動も、支援先も、ぜんぶ失敗に終わる可能性だって当然あります。いやむしろ、ほとんどが失敗するでしょう。……それでも悲観することなく行動できるかどうかを、みなさんに問いかけているんですよ」(129頁)
という言葉が私には、ズシンと胸に響くものがありました。この言葉は、若者だけではなく、すべての読者に対しての問いかけでもあると私は思っています。
福沢諭吉は「一身独立して一国独立す」と述べました。瀧本哲文の言葉もまさにそれに通じるものがあるのではないでしょうか。
著者自身は、若くして病のために夭折しましたが、本書を手にした者としてこれからは著者に恥じない行動をとっていきたいと思いました。
あらためて瀧本哲文さんのご冥福をお祈りいたします。
(2020.6.27記)
京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できる生き方を追求するという観点からマッキンゼーに転職。3年で独立し、日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家としてアイデアとメンバーしかいないような極めて初期の段階の企業を支援し続ける。京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気No.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選択制の少人数自主ゼミ「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。
著者は講義の最後に学生たちに次のように語る。
「2020年6月30日に、またここで会いましょう」と。
しかし、その願いは叶わなかった。著者である瀧本哲文が2019年8月10日還らぬ人となったからである。
その意味において本書は、著者の最期のメッセージになっていると言っても過言ではないのではないだろうか。
私自身、リアルタイムで著者の講義を聴くことはできなかった。しかし、このような形で著者のメッセージを知ることが出来たことは本当にありがたいと思っている。
本講義は、2012年6月30日、東京大学の伊藤謝恩ホールにて行われたものである。生徒の参加資格を29歳以下に限定、約300人の10代・20代が全国から終結した。まさに、著書の死後となってみれば伝説の講義と言うべき内容である。
最後まで一貫しているのは、「君たちは、自分の力で、世の中を変えていけ!」という若者に対する著者のアツいメッセージである。
だからといって、私は本書を若者だけが読めばいいとは思わない。若者限定で講義を開催した理由は、著者自身の若者への期待と君たちが今後の日本を変えていけというエールだったからに他ならない。
果たして、生前の著者が日本にはったチップはどうなっているのだろうか?
私自身の感想を述べるならば、コロナショックの影響を世界中が受ける中で日本が新しく変わろうとしているように思います。
もし、著者自身がいまだ健在であったならば、「新しい日本が始まりましたね」と言った話があったのではないかと思うのだ。
本書で私が一番印象に残ったのは、129頁の話。
「瀧本先生、僕に進むべき道を教えてください」じゃないんです。……残念ながら僕には、正解も未来も圧倒的にわからないんです。僕の仮説も行動も、支援先も、ぜんぶ失敗に終わる可能性だって当然あります。いやむしろ、ほとんどが失敗するでしょう。……それでも悲観することなく行動できるかどうかを、みなさんに問いかけているんですよ」(129頁)
という言葉が私には、ズシンと胸に響くものがありました。この言葉は、若者だけではなく、すべての読者に対しての問いかけでもあると私は思っています。
福沢諭吉は「一身独立して一国独立す」と述べました。瀧本哲文の言葉もまさにそれに通じるものがあるのではないでしょうか。
著者自身は、若くして病のために夭折しましたが、本書を手にした者としてこれからは著者に恥じない行動をとっていきたいと思いました。
あらためて瀧本哲文さんのご冥福をお祈りいたします。
(2020.6.27記)
VINEメンバー
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あぁぁ、購入してから二週間。
でも、6月30日までには絶対読まなきゃ!…
と思ってページを土曜日の夕方開いたら、
ぐいぐいと、あっという間に引き込まれ。
やはり瀧本先生のパワーはすごいです。
彼の本は基本20代、30代の方へのメッセージなのですが、
毎回、彼の本を読むと、
「俺の中の青白い炎は、まだ元気かい?どうよ!?」
と問いかけてきて、
「いっちょ、またやってやるか!」
となるんです。
今回もまたまた、そんな感じ。
2019年8月に47歳という若さで病のため夭逝した瀧本さん。
この本は、8年前の2012年6月30日に東大の伊藤謝恩ホールで行われた講演の実録です。
「何かすごいリーダーをひとりぶちあげるより
世の中を変えそうな人をたくさんつくって、
誰がうまくいくかわからないけれども
そういう人に武器を与え、支援するような活動をしたほうが
実際には世の中を変えられる可能性が強いんじゃないか?」
「世の中を変える活動を裏で支援する
若きゲリラたちの軍事顧問でありつづけたい」
「自燈明(じとうみょう)
自ら明かりを燈せ。
他の誰かがつけてくれた明かりに従って進むのではなく
自ら明かりになれ」
日本をあきらめない。
ロジカルで、厳しさもあるが、でも、情深い。
そして、最後に、学生たちに瀧本さんがこう投げかけるのです。
「8年後の今日、2020年の6月30日の火曜日にまたここに再び集まって、
みんなで「宿題」の答え合わせしたいんですよ。どうでしょうか?」と。
…うわわわ、、、ここに集結しちゃうのかなー、当時の受講者たち。
俺、おじさんだけど(笑)、
いっちゃおうかな、、、
しかも、受講してないけど(笑)、
いっちゃおうかな、、、
そして、そこに集まるであろう人たちに声かけて、
この8年間の自分の歩みと、そして、これからの10年間の宣言をしあって、
最後に、
「10年後の、2030年の今日、また、集まりましょうか!」
って、いってこようかな!
こんなに感動のある講演を(生ではないけど)本を通じて触れられたのは感謝ですね。
また刺激を頂きました!
でも、6月30日までには絶対読まなきゃ!…
と思ってページを土曜日の夕方開いたら、
ぐいぐいと、あっという間に引き込まれ。
やはり瀧本先生のパワーはすごいです。
彼の本は基本20代、30代の方へのメッセージなのですが、
毎回、彼の本を読むと、
「俺の中の青白い炎は、まだ元気かい?どうよ!?」
と問いかけてきて、
「いっちょ、またやってやるか!」
となるんです。
今回もまたまた、そんな感じ。
2019年8月に47歳という若さで病のため夭逝した瀧本さん。
この本は、8年前の2012年6月30日に東大の伊藤謝恩ホールで行われた講演の実録です。
「何かすごいリーダーをひとりぶちあげるより
世の中を変えそうな人をたくさんつくって、
誰がうまくいくかわからないけれども
そういう人に武器を与え、支援するような活動をしたほうが
実際には世の中を変えられる可能性が強いんじゃないか?」
「世の中を変える活動を裏で支援する
若きゲリラたちの軍事顧問でありつづけたい」
「自燈明(じとうみょう)
自ら明かりを燈せ。
他の誰かがつけてくれた明かりに従って進むのではなく
自ら明かりになれ」
日本をあきらめない。
ロジカルで、厳しさもあるが、でも、情深い。
そして、最後に、学生たちに瀧本さんがこう投げかけるのです。
「8年後の今日、2020年の6月30日の火曜日にまたここに再び集まって、
みんなで「宿題」の答え合わせしたいんですよ。どうでしょうか?」と。
…うわわわ、、、ここに集結しちゃうのかなー、当時の受講者たち。
俺、おじさんだけど(笑)、
いっちゃおうかな、、、
しかも、受講してないけど(笑)、
いっちゃおうかな、、、
そして、そこに集まるであろう人たちに声かけて、
この8年間の自分の歩みと、そして、これからの10年間の宣言をしあって、
最後に、
「10年後の、2030年の今日、また、集まりましょうか!」
って、いってこようかな!
こんなに感動のある講演を(生ではないけど)本を通じて触れられたのは感謝ですね。
また刺激を頂きました!