この文章を書いているのが、2014年の初頭であるから、時代遅れの批評になるが、著者の
理論の検証として読み終えた。
一言でいえば、見事なまでに現在に至る世界経済の情勢を予想していると言える。
一番すばらしいのは、安倍首相と黒田日銀総裁による「異次元の金融緩和」であるのは、言うまでもない。
実は拙者も日本の成長はすでに終わっていて、あとは緩やかな淘汰の世界に入っていくのかなぁ、とあきらめにも似たムードを感じていたのだが、それが大きな誤りであることが、本書と最近の日本周辺の出来事を見ていて思うところである。
そして、ハイライトは何と言っても2020年の東京オリンピック開催であろう。そして忘れてはならない東日本大震災の復興。これらに加えて、古いインフラの整備。
これらの事業に多くの費用をかけて内需を活性化させれば、本来は優れた歴史と人間性をもつ日本が、鮮やかに蘇るのは間違いないと確信する。
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