ちょっと期待しすぎた。
とくに「20歳の自分に受けさせたい」と思える内容ではなかった。
それはたぶん、ほぼ好みの問題。表現がしつこかったり、改行や接続詞が多かったり、うまく言えないが自分の好みの文章ではなかった。だから内容が入ってこない。
書いてることも、がんばればA4 5枚くらいにおさまるんじゃないかという内容(超失礼)。技術的な話は、長々と語らずシンプルにまとまってるほうが好き。
とりあえず自分の好みが分かってよかった。
著者も「嫌いな文章を深く掘り下げることで書き手としての『どうありたいか』を見つけろ」的なこと書いていたし。
とはいえ参考になる箇所も部分的にはあった。
活かせるところは活かしていく。
20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) (日本語) 新書 – 2012/1/26
古賀 史健
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
その他 の形式およびエディションを表示する
他の形式およびエディションを非表示にする
-
ISBN-104061385100
-
ISBN-13978-4061385108
-
出版社星海社
-
発売日2012/1/26
-
言語日本語
-
寸法10.8 x 1.3 x 17.4 cm
-
本の長さ280ページ
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
1分以内にKindleで 20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社 e-SHINSHO) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
どうすれば自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのか?この授業のスタート地点はそこにある。そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。メールの一通すら、うまく書けない。「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。この授業では、現役のライターである著者が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。学校では誰も教えてくれなかった“書く技術”の授業をいま、始めよう。
著者について
古賀 史健
フリーランスライター
1973年福岡県生まれ。かねて映画監督を夢見るも、大学の卒業制作(自主映画)で集団作業におけるキャプテンシーの致命的欠如を痛感し、挫折。ひとりで創作可能な文章の道を選ぶ。出版社勤務を経て24歳でフリーに。30歳からは書籍のライティングを専門とする。以来、「ライターとは“翻訳者”である」「文章は“リズム”で決まる」を信念に、ビジネス書や教養書を中心に現在まで約80冊を担当。編集者からは「踊るような文章を書くライターだ」と言われることが多い。多数のベストセラーを手掛け、インタビュー集『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』(講談社)はシリーズ累計70万部を突破。本書は単著デビュー作となる。公式サイト http://www.office-koga.com/
フリーランスライター
1973年福岡県生まれ。かねて映画監督を夢見るも、大学の卒業制作(自主映画)で集団作業におけるキャプテンシーの致命的欠如を痛感し、挫折。ひとりで創作可能な文章の道を選ぶ。出版社勤務を経て24歳でフリーに。30歳からは書籍のライティングを専門とする。以来、「ライターとは“翻訳者”である」「文章は“リズム”で決まる」を信念に、ビジネス書や教養書を中心に現在まで約80冊を担当。編集者からは「踊るような文章を書くライターだ」と言われることが多い。多数のベストセラーを手掛け、インタビュー集『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』(講談社)はシリーズ累計70万部を突破。本書は単著デビュー作となる。公式サイト http://www.office-koga.com/
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
古賀/史健
1973年福岡県生まれ。出版社勤務を経て24歳でフリーに。30歳からは書籍のライティングを専門とする。以来、「ライターとは“翻訳者”である」「文章は“リズム”で決まる」を信念に、ビジネス書や教養書を中心に現在まで約80冊を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1973年福岡県生まれ。出版社勤務を経て24歳でフリーに。30歳からは書籍のライティングを専門とする。以来、「ライターとは“翻訳者”である」「文章は“リズム”で決まる」を信念に、ビジネス書や教養書を中心に現在まで約80冊を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
423 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
残念なこと、以下4点。
1.著者はこう書いている。
”「いい文章」とは「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである。”
しかし、まさに著者のいう観点でこの本を読んだとき、全く心が動かなかった。
2.著者はこうも書いている。
”ぼくは「目からウロコ」が落ちる要素は、全体の3割で十分だと思っている。”
これも、この本をよんで「目から鱗」的なモノは、3割どころか、ほとんどなかった。
3.「文章講義」と題するなら、もっと「文章」というモノの本質に踏み込んで語って欲しかった。
なぜならこの本でいう「文章」は、おそらくビジネス書や教養書などを想定している。ただ「文章」には、詞やエッセイや俳句や小説や手紙など、さまざまな形がある。それを踏まえると、著者の考えが狭いものに思えてしまう。
4.そもそも、この本で語られている事はごく当たり前の内容。
改行、句読点の場所。一文の長さ。漢字とひらがなの割合。接続詞の使い方。推敲や構成の考え方など。
今の時代、ネットで調べれば、いくらでも出てくる程度の内容かと思う。
結論として、もし「著者のいう観点」で文章力を磨きたいなら、この本よりDaigo氏の文章術のほうが、ずっと参考になるだろう。
別に回し者ではなく、二冊を読み比べてもらえば分かるかと思う。
以上。批判ばかりで申し訳ないが、読んで本当に思ったことなのでしょうがない。
1.著者はこう書いている。
”「いい文章」とは「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである。”
しかし、まさに著者のいう観点でこの本を読んだとき、全く心が動かなかった。
2.著者はこうも書いている。
”ぼくは「目からウロコ」が落ちる要素は、全体の3割で十分だと思っている。”
これも、この本をよんで「目から鱗」的なモノは、3割どころか、ほとんどなかった。
3.「文章講義」と題するなら、もっと「文章」というモノの本質に踏み込んで語って欲しかった。
なぜならこの本でいう「文章」は、おそらくビジネス書や教養書などを想定している。ただ「文章」には、詞やエッセイや俳句や小説や手紙など、さまざまな形がある。それを踏まえると、著者の考えが狭いものに思えてしまう。
4.そもそも、この本で語られている事はごく当たり前の内容。
改行、句読点の場所。一文の長さ。漢字とひらがなの割合。接続詞の使い方。推敲や構成の考え方など。
今の時代、ネットで調べれば、いくらでも出てくる程度の内容かと思う。
結論として、もし「著者のいう観点」で文章力を磨きたいなら、この本よりDaigo氏の文章術のほうが、ずっと参考になるだろう。
別に回し者ではなく、二冊を読み比べてもらえば分かるかと思う。
以上。批判ばかりで申し訳ないが、読んで本当に思ったことなのでしょうがない。
2018年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
去年、事業を計画して、苦手なことをやろうとしたり、慣れないことを考えた。
今、それは身を結んでいない。
今年は、他人に言われなくてもやっちゃうことをやろうと考えた。
それは、何かを整理して、まとめる、そして書くこと。
今さら、ライターになろうってわけじゃない。
けど、書くことは、つらくても、嫌でもやってしまう。
どうせ書くなら、書くことでどんな影響が人に及ぶのかをもっと知りたいし、誰かに読んでもらいたい。
仕事を通じて、レポートやメールを軽く指導されたことはある。しかし、文章を書くことを教わったことはない。今まで、慰み程度に文章読本を読んだこともあるが、書く姿勢や取り組むが変わったことはなかった。
(もちろん、今思っているように、書くことに積極的になろうとする前だったけども)
何から始めたらよいだろう、と思ったとき、最初に手に取った本。
(某サイトやSNSを通じて、古賀さんの文章を読む機会が増えていたため)
本には、
視覚的なリズム、接続詞、句読点、改行、・・、構成 等、具体的なアドバイスや考える端緒が書かれているから、まず自分で書き始めることができる。
読者想定、推敲の仕方(編集)もあるから、書いた後のチェックもできる。
そして、
あぁ、最近自分が書いた文章は、いろんな人を怖れて、主張がなかったんだなぁ、と気づく。
読んでいて、書くことに真剣に取り組むために、主張を入れよう、
もちろん、その理由と、それを支える細かい事実を大事に書こうと決めました。
書くための教科書を探しているなら、まずこの本を手に取ってください。
今、それは身を結んでいない。
今年は、他人に言われなくてもやっちゃうことをやろうと考えた。
それは、何かを整理して、まとめる、そして書くこと。
今さら、ライターになろうってわけじゃない。
けど、書くことは、つらくても、嫌でもやってしまう。
どうせ書くなら、書くことでどんな影響が人に及ぶのかをもっと知りたいし、誰かに読んでもらいたい。
仕事を通じて、レポートやメールを軽く指導されたことはある。しかし、文章を書くことを教わったことはない。今まで、慰み程度に文章読本を読んだこともあるが、書く姿勢や取り組むが変わったことはなかった。
(もちろん、今思っているように、書くことに積極的になろうとする前だったけども)
何から始めたらよいだろう、と思ったとき、最初に手に取った本。
(某サイトやSNSを通じて、古賀さんの文章を読む機会が増えていたため)
本には、
視覚的なリズム、接続詞、句読点、改行、・・、構成 等、具体的なアドバイスや考える端緒が書かれているから、まず自分で書き始めることができる。
読者想定、推敲の仕方(編集)もあるから、書いた後のチェックもできる。
そして、
あぁ、最近自分が書いた文章は、いろんな人を怖れて、主張がなかったんだなぁ、と気づく。
読んでいて、書くことに真剣に取り組むために、主張を入れよう、
もちろん、その理由と、それを支える細かい事実を大事に書こうと決めました。
書くための教科書を探しているなら、まずこの本を手に取ってください。
2017年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章を書く意味の認識を根本から変えてくれた本です
こんなに重要なことなら学校教育に取り入れて、早くから文章を上手く書けるようになっておきたかった
文章を書こうとして、「いざペンをとると思ったように書き進められない」のは多くの人が経験があるのではないでしょうか?
筆者によるとこれは「頭の中のぐるぐる」が生じている状態で、文章を書くのはこれを客観的にも理解できる「文字」に翻訳する作業だそうです
一見頭の中で考えれていることであるなら、わざわざ文字に起こす必要はなさそうですが、ペンをとっても論理的に思考を書き起こせないのは、頭の中でも考えがまとまっていないのと同じです
これを能動的に「書く」ことで思考を明確にし、理解を深めれます
つまり「書く」=「考える」です
本書では「考える」ために「書く」ことを手助けし、他人にも伝わる文章を書くための技法が非常に高い説得力をもって紹介されています
学校教育では、文章を書く理由は先生からの評価のためであり、私は本書のような指導は受けて来ませんでしたし、現在も大半がそうでないと思います
多くの人が学んでいないことを本書で学べたので、文章術初学者としてこれから本書で得た知識を元に文章を書いていきたいと思いました
こんなに重要なことなら学校教育に取り入れて、早くから文章を上手く書けるようになっておきたかった
文章を書こうとして、「いざペンをとると思ったように書き進められない」のは多くの人が経験があるのではないでしょうか?
筆者によるとこれは「頭の中のぐるぐる」が生じている状態で、文章を書くのはこれを客観的にも理解できる「文字」に翻訳する作業だそうです
一見頭の中で考えれていることであるなら、わざわざ文字に起こす必要はなさそうですが、ペンをとっても論理的に思考を書き起こせないのは、頭の中でも考えがまとまっていないのと同じです
これを能動的に「書く」ことで思考を明確にし、理解を深めれます
つまり「書く」=「考える」です
本書では「考える」ために「書く」ことを手助けし、他人にも伝わる文章を書くための技法が非常に高い説得力をもって紹介されています
学校教育では、文章を書く理由は先生からの評価のためであり、私は本書のような指導は受けて来ませんでしたし、現在も大半がそうでないと思います
多くの人が学んでいないことを本書で学べたので、文章術初学者としてこれから本書で得た知識を元に文章を書いていきたいと思いました
2019年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文書を書くことに苦手意識があり、解決の糸口を求めて、本書を手に取りました。
本書を一読したのは、実は、半年程前の事です。
文章講義というと堅苦しいテーマにも思えますが、最初から最後まで飽きることなく読むことが出来ました。
今回、再び読み、書くことへの苦手意識はまだ払拭出来ていませんが、なんとかして書いてみようかな、というきっかけ作りや練習、内容の振り返りの意味をこめて、レビューをしていきます。
本書では、話すことは出来ても、書くことが出来ないという悩みに着眼しています。(私は書くことのみならず、話すことも苦手なのですが…)
本書では「文書は、頭の中のぐるぐる(自分の思いや感じ)を翻訳すること」とあります。
確かに文章に限らず、会話でも、ぐるぐるを説明出来ず、もどかしい思いをすることがありますね…
本書では、文章における、ぐるぐるを翻訳することの意識づけ、翻訳技術について書かれています。(抽象的で分かりにくいと思いますが、詳しくは本書を読んでください)
ぐるぐるを翻訳すると言われても、それが分からないから書けないんだよなと思いながらも、読み進めました。
そこで 何故翻訳出来ないのか?ではなくそもそも私は、文章を作ることにおいて、思いや感じをしっかり抱いていないことに気がつきました。何故、書けないのか?それは本書で言う、文章=ぐるぐるの翻訳の意識づけが足りていないことのだと。
根幹として、自分は何故文章を書くのか、理由があるはずです。
文章を書くということは、必ず読者がいて、伝えるべき思いがあるはずです。
まず、自分自身でその思いを認識することから始めなければならないな、と気付かされました。
本書には、読者の立場に立った文章づくりのための論理展開やリズム、構成などの技法について、例文を用いて分かりやすく紹介されています。
それだけであれば、文章術みたいなタイトルの本はいくらでもありますよね。
しかし、本書は自分自身の主張に対する反論を交えたり、一見関係のないようなエピソードを例えとして用いています。
そのことにより、読者への理解をより深め、また飽きさせることがないような工夫がされています。
引きこむ文書とはこういう物かと、タイトルに名前負けのしない説得力のある本でした。
本書を一読したのは、実は、半年程前の事です。
文章講義というと堅苦しいテーマにも思えますが、最初から最後まで飽きることなく読むことが出来ました。
今回、再び読み、書くことへの苦手意識はまだ払拭出来ていませんが、なんとかして書いてみようかな、というきっかけ作りや練習、内容の振り返りの意味をこめて、レビューをしていきます。
本書では、話すことは出来ても、書くことが出来ないという悩みに着眼しています。(私は書くことのみならず、話すことも苦手なのですが…)
本書では「文書は、頭の中のぐるぐる(自分の思いや感じ)を翻訳すること」とあります。
確かに文章に限らず、会話でも、ぐるぐるを説明出来ず、もどかしい思いをすることがありますね…
本書では、文章における、ぐるぐるを翻訳することの意識づけ、翻訳技術について書かれています。(抽象的で分かりにくいと思いますが、詳しくは本書を読んでください)
ぐるぐるを翻訳すると言われても、それが分からないから書けないんだよなと思いながらも、読み進めました。
そこで 何故翻訳出来ないのか?ではなくそもそも私は、文章を作ることにおいて、思いや感じをしっかり抱いていないことに気がつきました。何故、書けないのか?それは本書で言う、文章=ぐるぐるの翻訳の意識づけが足りていないことのだと。
根幹として、自分は何故文章を書くのか、理由があるはずです。
文章を書くということは、必ず読者がいて、伝えるべき思いがあるはずです。
まず、自分自身でその思いを認識することから始めなければならないな、と気付かされました。
本書には、読者の立場に立った文章づくりのための論理展開やリズム、構成などの技法について、例文を用いて分かりやすく紹介されています。
それだけであれば、文章術みたいなタイトルの本はいくらでもありますよね。
しかし、本書は自分自身の主張に対する反論を交えたり、一見関係のないようなエピソードを例えとして用いています。
そのことにより、読者への理解をより深め、また飽きさせることがないような工夫がされています。
引きこむ文書とはこういう物かと、タイトルに名前負けのしない説得力のある本でした。
2019年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
来年卒業論文を書くため、そのヒントになるかと思い購入しました。
結論から言うと、卒論執筆の参考にはあまりなりませんでした。
というのも、この本はタイトルに「20歳の自分に受けさせたい」と書いているにも関わらず、時たま出てくる例が若者向けだとは感じられなかったからです。むしろ、仕事で人の心を動かす文章、例えば企画書などを書く社会人に向けて書かれていると感じました。
憶測ですが、本書のガイダンスの一節に「僕は、この講義を本気で「20歳の自分に受けさせたい」と考えている。」とあり、ここから編集者が引っ張ったのではないかと思います。
しかし、この後に一度も”20歳”要素は出てこないし出てくる例が少々古臭く感じるので、学生がレポートや卒業論文を書く際の参考にしようとしてもあまり役に立たない気がしました。
ですが、筆者の言う「いい文章」(=読者の心を動かし、その行動までも動かす文章)の指南書としては実践的でわかりやすいと感じます。特に映画のカットのように文章ひとつひとうに必然性を持たせよ、という箇所は非常に参考になりました。
結論から言うと、卒論執筆の参考にはあまりなりませんでした。
というのも、この本はタイトルに「20歳の自分に受けさせたい」と書いているにも関わらず、時たま出てくる例が若者向けだとは感じられなかったからです。むしろ、仕事で人の心を動かす文章、例えば企画書などを書く社会人に向けて書かれていると感じました。
憶測ですが、本書のガイダンスの一節に「僕は、この講義を本気で「20歳の自分に受けさせたい」と考えている。」とあり、ここから編集者が引っ張ったのではないかと思います。
しかし、この後に一度も”20歳”要素は出てこないし出てくる例が少々古臭く感じるので、学生がレポートや卒業論文を書く際の参考にしようとしてもあまり役に立たない気がしました。
ですが、筆者の言う「いい文章」(=読者の心を動かし、その行動までも動かす文章)の指南書としては実践的でわかりやすいと感じます。特に映画のカットのように文章ひとつひとうに必然性を持たせよ、という箇所は非常に参考になりました。
2018年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【内容】
筆者の経験に基づいた独自のアドバイスが豊富だった。この本を読めば、様々に気付きが得られるでしょう。
・なぜ、頭の中に伝えたいことがあるのに、文章になるとうまく書けないのか?
・文体とは何か?良い文体とは何か?
その他、書き言葉に限らず、エピソードや読書した内容を他人に伝えること(アウトプット)の重要性について述べられていた。その点は他の著書「読書はアウトプットが99%」と同じ内容であった。
【感想】
一方、本書は第4講まで成るが、講毎の繋がりが釈然としない印象だった。また、上述のアウトプットの重要性や論理的思考法など、文章講義から少し逸れたような内容もあった。本書の言うように「書くこと=考えること」であるため、仕方ない所はあるが、全体像・各項の繋がりが不明瞭に感じられた。
ただ、文章を書く上でのエッセンスは充分に詰まっていた。新たな気づきが得られるでしょう。
筆者の経験に基づいた独自のアドバイスが豊富だった。この本を読めば、様々に気付きが得られるでしょう。
・なぜ、頭の中に伝えたいことがあるのに、文章になるとうまく書けないのか?
・文体とは何か?良い文体とは何か?
その他、書き言葉に限らず、エピソードや読書した内容を他人に伝えること(アウトプット)の重要性について述べられていた。その点は他の著書「読書はアウトプットが99%」と同じ内容であった。
【感想】
一方、本書は第4講まで成るが、講毎の繋がりが釈然としない印象だった。また、上述のアウトプットの重要性や論理的思考法など、文章講義から少し逸れたような内容もあった。本書の言うように「書くこと=考えること」であるため、仕方ない所はあるが、全体像・各項の繋がりが不明瞭に感じられた。
ただ、文章を書く上でのエッセンスは充分に詰まっていた。新たな気づきが得られるでしょう。
2018年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書くことは、考えることであり
考えるために書くのだ
という、本書のメッセージは、身に染みて感じる
経験から振り返っても、書くことを通じてしか学べないことが、本当にたくさんある
「主張」を支える「理由」と、それを裏付ける「事実」は、意志決定に欠かせない重要な考え方である
似たようなメッセージの本(こちらも名著である)
「ここらで広告コピーの本当の話をします。」
とエッセンスは似ているが、心理学などに走らず
そこに至る道程を、積み重ねた経験1つで、ただひたすらにまっすぐに
「伝えたい」
という、真摯な気持ちで描かれた、
血の通った本です。
考えるために書くのだ
という、本書のメッセージは、身に染みて感じる
経験から振り返っても、書くことを通じてしか学べないことが、本当にたくさんある
「主張」を支える「理由」と、それを裏付ける「事実」は、意志決定に欠かせない重要な考え方である
似たようなメッセージの本(こちらも名著である)
「ここらで広告コピーの本当の話をします。」
とエッセンスは似ているが、心理学などに走らず
そこに至る道程を、積み重ねた経験1つで、ただひたすらにまっすぐに
「伝えたい」
という、真摯な気持ちで描かれた、
血の通った本です。