冒頭のモノローグで、拓郎が語ったのが、このレビューのタイトルである。
ロスのあたりから連れてきたミュージシャンをバックに行なった「Tour '96 感度良好ナイト」のリハーサル風景と武道館のコンサートの一部をまとめたドキュメンタリー。
今定かな記憶はないのだけれど、この頃、拓郎は、疲れていたのではないのか?それで、もう一度刺激を与えるために、外国人ミュージシャンをバックに連れてきたのではないのか。
この作品の中で、拓郎自身が、語っているが、この今までのバックメンバーとまったく違うセッションをして「刺激を受けて」リスタートしようとしたと思う。そして、吹っ切れたようになった。
片言の英語のやり取りの中で、だんだん音がまとまっていく課程は見ていて楽しい。
前半の編集があっちこちに込んでしまって、ついていけないところがあるのが、残念。願わくば、時系列にまとめるような方法をとってほしかった。
しかし、それはそれとして、生の姿の拓郎がたっぷりで興味深かった。
曲目リスト
1. ジャスト・ア・RONIN |
2. ベイ・サイド・バー |
3. センチメンタルを越えて |
4. 水無し川 |
5. まァ 取り敢えず |
6. たえなる時に |
7. とんと御無沙汰 |
8. 漂流記 |
9. マーク2 |
10. 君が好き |
11. アイム・イン・ラヴ |
12. 今日までそして明日から |