著者の本はいずれも、読んだら即実践できるのが魅力である。
本書においてもそれは変わらない。主題は喫茶店を仕事の場として活用することでありながら、話はそこから多彩に敷延していく。
たとえば、
○ストップウォッチの活用
≪単純に時間を計るだけで早くなる≫
○雑用のこなし方
≪雑用をクリアファイルにためておき「雑用セット」を作るといいでしょう≫
○教科書とノートの活用
≪ノートと教科書、問題集を持つということは、大学生になるまでのあいだに、勉強の基本としてやってきているはずです。なぜそのスタイルを仕事でも続けないのでしょう。≫
○喫茶店のハシゴ
≪集中力を持続させるためであれば、大人が使う金額として、コーヒー一杯二〇〇円くらいは、たいした額ではありません。≫
ーーなど。
これらから、一つでも二つでも、自分の生活にいかせる内容を見つければよいのだ。評者にとって満点をつけるほどではなかったが、それでも気づきのある一冊だった。
本書を読んでから喫茶店に行く頻度が増えた。主に読書をしたり、書籍のレビューを書いたりしている。おかげで「垂直思考」の時間が確保でき、脳の活性化に役立っていると感じる。
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