古書店で本に埋もれて働く目立たない「わたし」に、一通の手紙が届いた。差出人は、プライベートのすべてが謎に包まれた有名女流作家。手紙は、「わたし」を磁石のようにひきつけて離さなかった。なぜなら、自分についてのすべてを「わたし」に語るというのだ。手紙に導かれた先は、作家が孤独に住まうヨークシャーの屋敷。そこで語られはじめたのは、驚くべき未完の物語だった…。
著者について
ダイアン・セッターフィールド Diane Setterfield
英国ヨークシャーのハロゲート在住。19~20世紀のフランス文学の専門家で、とくにアンドレ・ジッドの研究者。イギリスとフランスの大学で教鞭をとったあと、個人でフランス語を教える。作家のジム・クレイスに才能を見いだされ、本書で衝撃的デビューを果たす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
セッターフィールド,ダイアン
英国ヨークシャーのハロゲート在住。19~20世紀のフランス文学の専門家で、とくにアンドレ・ジッドの研究者。イギリスとフランスの大学で教鞭をとったあと、個人でフランス語を教える。作家のジム・クレイスに才能を見いだされ、『13番目の物語』でデビューを果たす
鈴木/彩織
翻訳家。明治大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)