本書のメッセージは、「1日最低10分、必ず書店へ行こう」というものである。
著者は、書店を「自宅の書棚に本来あるべき本をキープしてくれている場所」として利用するという。これに私は膝を打った。コンビニを自宅の冷蔵庫がわりにしているひとがいる。それならば、書店を巨大な知的収蔵庫にしてしまえばいいのだ。
書店でどのように買い物するか、選書のコツも披露する。新書コーナーに行くのは特におすすめだという。たしかに新書は出版社が多いため百花繚乱で、見ていて飽きない。
本書を読んで以降、私の暮らしは少し変わった。外出先で必ず書店を探すようになったのだ。最近気づいたのは、一言で書店といっても、店によって品揃えや雰囲気が大分異なるということ。時間があるときに、思う存分書店めぐりをしてみたい。
同じ著者による『齋藤孝の速読塾』もお勧めする。
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