ボカロレーベル界のアバンギャルドとして名高いGINGAが放つ異色コンピアルバム第二弾!
前回同様今回もとにかく「濃い」です。
トレンディだったりキャッチーだったりする、言うなれば"表向きのボカロ"とはまさに対極。CD付属の帯にも書いてありますが、このコンピアルバムは、曲ではなく"曲を作るクリエイター"に視点がフォーカスされています。だから某動画サイトでの再生数だのクリエイターのネームバリューだのは一切関係なし!周囲評価を一切排したコンセプトだからこそ「濃い」のです。
収録曲は前衛的でアングラな雰囲気のものばかりで、中にはこれ曲なの!?というレベルの曲(?)も…
しかし、いわゆる"人気曲"のようなアッサリさが皆無だからこそ、ハマれば最後、その魔性に取り憑かれてしまうこと請け合いなのです。
私の場合は特にFICUSELの「Dissosiative Texture」大丈夫Pの「ミクサン」が気に入りました♡
収録曲の傾向だけ言うと、エレクトロニカ路線が多めという印象でしたね。
既存のコンピアルバムに飽きた方、個性の強い参加クリエイター達の才能を余すことなく楽しみたい方に激しくオススメです。