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タダイマトビラ(新潮文庫) Kindle Edition
| 村田沙耶香 (著) Find all the books, read about the author, and more. See Search Results show |
- LanguageJapanese
- Publisher新潮社
- Publication dateNovember 1, 2016
- File size600 KB
- Sold by: Amazon Services International, Inc.
- Available on these devicesKindle e-ReadersFire TabletsFree Kindle Reading Apps
Product description
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1979(昭和54)年千葉県生れ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003(平成15)年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。’09年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、’13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、’16年「コンビニ人間」で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --This text refers to the paperback_bunko edition.
Product Details
- ASIN : B06XTGGVZL
- Publisher : 新潮社 (November 1, 2016)
- Publication date : November 1, 2016
- Language : Japanese
- File size : 600 KB
- Text-to-Speech : Enabled
- X-Ray : Not Enabled
- Word Wise : Not Enabled
- Print length : 174 pages
- Amazon Bestseller: #35,070 in Kindle Store (See Top 100 in Kindle Store)
- #1,014 in Shincho Bunko
- #3,194 in Japanese Literature (Kindle Store)
- Customer Reviews:
著者について

村田 沙耶香
(むらた・さやか)
1979年、千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年、『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)を受賞しデビュー。2009年、『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年、『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年、『コンビニ人間』で芥川賞受賞。同作は累計発行部数100万部を突破した。その他の著書に『マウス』『星が吸う水』『タダイマトビラ』『地球星人』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』などがある。
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家族はこうあるべき、こうであってほしい、こうでないと恥ずかしい、ということに縛られ、それが叶わないなら、みんな自分の理想の家族を持とうとするが、それも一般的な理想やあるべきに縛られしまったり、無意識に自分の元々の家族の姿を映し出したものだったり、、、家族あるあるが上手く描かれていた。そして、その執着から解放してくれるようなラスト、村田さんらしさのドライブがかかりまくってて素晴らしかったです。
また、作者は、人間を生物としてのヒトと見て、人間観世界観を得ようとしている。(作者は、「家族や人間という言葉が生まれる前の生命体」と表現。)進化生物学の知見から、ヒトは、もともと何の使命も目的もなく、成り行きで今このように結果として存在している、と考えられる。いくらオスメスで生殖に走る性質が多くの人に備わっているとしても、今に至るまで人類が生き延び蔓延してきたのはその使命があったからではなく目的の無い単なる生物進化の結果である。(ここからは、世の中には異性愛を持たず、同性愛に向かう人もいるし独身主義者もいるわけだが、これをできそこないのようには考えず、ヒトの多様性と捉えることも導かれる。)こういう現代が達している科学的教養の上の人間観世界観を文学的に表現した作品と言えるのではないか。
「「死」という言葉を使うこと自体、まるでわかっていない。それは「取り替えられる」というだけのことなのに」(p. 164) 「取り替えられながら続いていく命の粒。私たちが、それ以外の何だというのだろう。……私は永遠の命を授けられ……」(p. 170) というのは文学的表現で、科学的事実の正確な表現にはなっていないが、現在達している科学的生命観についてうまい表現をしたとも言えるし、これは、仏教の生命観にもつながるものだ。アリのアリスについて「この胡麻みたいな黒い粒が、生命体なんですよ」と言い、「命が宿った物質である私とアリスは対等に向き合い、動き、呼吸をし、手足を動かす。」(p. 159) というところも仏教的であり且つ科学的である。「わかるのは、すべてつながっていて、私たちは同じ地球に繁殖する微生物だということだった。私たち皆が、家族だった。本能にまかせて、命を増やすという目的で、ただ、つながっていた。」(p. 170) というのも、仏教的と言っては語弊があるが、仏教となじむもので、科学的である。特に「微生物」という表現には非常に新鮮なものを感じた。普通の科学的用語としては人間などを「微生物」とは言わない。しかし、巨大なゾウまで含めても全ての生物は大きな宇宙の中で微小な生物であることに間違いはなく、「微生物」と表現したのは文学的な功績と言えるだろう。
姉視点で物語はすすみます。
児童虐待や放置の末に子どもを死なせる親の事件がニュースを賑わす昨今。このお母さんはかなり変わっていますが、そこまで酷いとまでは感じませんでした。ただし、かなり歪な家庭ではあります。子どもだったらできればパスしたい家庭環境です。
姉は自分を認めてくれる家族が欲しいという、強烈な承認欲求に基づき行動します。望むのは家族なのか、扉(本作においての家の象徴)なのか分かりません。姉に共感はまったくできませんが、彼女の行動原理には納得できます。さあ、この物語はどうやって着地するのかと思いきや、まったく別次元の惑星につれていかれる感じで結末をむかえます。
姉の精神が病んだのか。はたまた一気にSF展開になったのか。どこか「変半身」の後半を思いだす、納得できないE終わり方でした。
この作品も例に漏れず。
読み進めていくうちに、自分の“今”が全て偽りじゃないだろうか、なんて倒錯仕掛けた。
どの村田作品もそうだけど、ぜひ多くの人に読んでもらいたい作品でした。
特に家族制度そのものに疑問を投げかける人たちに読んで欲しい。
家族、というものを否定するのならここまでの覚悟を持たなければいけないんだよ、という柔らかな警鐘、とも受け取れたので。





