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しろいろの街の、その骨の体温の Kindle Edition
| 村田沙耶香 (著) Find all the books, read about the author, and more. See Search Results show |
- LanguageJapanese
- Publisher朝日新聞出版
- Publication dateMarch 11, 2013
- File size601 KB
- Sold by: Amazon Services International, Inc.
- Available on these devicesKindle e-ReadersFire TabletsFree Kindle Reading Apps
Product description
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部卒業。2003年に『授乳』で第46回群像新人文学賞優秀賞受賞。09年『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --This text refers to an out of print or unavailable edition of this title.
内容(「BOOK」データベースより)
Product Details
- ASIN : B00BTQBMHE
- Publisher : 朝日新聞出版 (March 11, 2013)
- Publication date : March 11, 2013
- Language : Japanese
- File size : 601 KB
- Text-to-Speech : Enabled
- X-Ray : Enabled
- Word Wise : Not Enabled
- Print length : 290 pages
- Amazon Bestseller: #28,598 in Kindle Store (See Top 100 in Kindle Store)
- Customer Reviews:
著者について

村田 沙耶香
(むらた・さやか)
1979年、千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年、『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)を受賞しデビュー。2009年、『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年、『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年、『コンビニ人間』で芥川賞受賞。同作は累計発行部数100万部を突破した。その他の著書に『マウス』『星が吸う水』『タダイマトビラ』『地球星人』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』などがある。
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前3作品はまだクスっと笑える箸休め的な要素がありましたがこの最も鮮烈な作品は真っ向からの力わざで作者の力量にもたれ気味の脳は完全に消化不良をおこしてしまい軽い吐き気さえ催す始末です。
2番目くらいに(体力のあるうちに)この作品を読めばよかったとつくづく後悔しています。
見事な筆致と正直で真っ直ぐな感性、疑う余地もない文学性は読む者にもそれなりの体力を要求するなぁと疲れ果てた頭で思っています。
一文字一文字、
ぜんぶに夢中になって読みました。
もう、本当に最高です!!
現時点で、村田沙耶香作品ハズレなしです。
この物語は簡単に言うと、
1つの個性が幼生からサナギになり、
羽化するまでを描いた物語です。
ただこれだけだと棒みたいに、
ただ時間を、
まっすぐ縦に表しただけになっちゃうので、
横に幅をもたせて表すならば、
『純愛』を知った少女の苦悩の物語です。
ぼくは性愛こそが最も純粋な恋愛だと、
ずっと前から思っていたので、
この作品の描く〝純愛〟には痺れました。
『プラトニック・ラブ』という言葉には、
昔からずっと違和感があったんですよ。
まるで愛する人の肉を求める心が、
悪くて不潔みたいな考え方。
なーんてキモチワルイ清潔感でしょうか。
プラトニックって、
ようはセックスレスでしょ?
どこが愛じゃ。
糞じゃ、そんな飾り物の〝愛もどき〟は。
心と肉は一体です。
心を愛するのと同じように、
身体も愛さないと満たされない。
レスを食らったほうは自信を喪失する。
だからこの物語の主人公も苦しんだ。
愛とは互いに相手を求めること、
心だけじゃなく肉の、
体温、体臭、体液を求めることで初めて、
言葉による愛情表現が真実になる。
その対極にあるのが作中でもよく言われる、
『キモチワルイ』という蔑みです。
外見、外面、人格、趣味、思想、
すべてを否定する最悪の言葉。
主人公がじっとうつむいて、
それに耐える場面がまたよくて、
それを自覚していると錯覚してしまう。
違うんです。
誰にも、とくに好きな人に認められないから、
蔑視の嵐が過ぎるのをじっと待つんです。
雌伏の時代をサナギのように内側にこもり、
たまに暴発を繰り返してきたユカちゃんは、
覚醒した後、ヒーローのように爽快に、
骨の街を走り抜けていました。
思い出は、もう闇のなかにはない。
光のなかに、ちゃんと形をもって現れている。
それは、認められたから。
心なんて態度か言葉でしか表せないんだから、
肉を求めてくれて初めてそれは実体になる。
彼女は無敵です。素晴らしい。
『コンビニ人間』を軽い気持ちで読み、
衝撃をうけて、
『ギンイロノウタ』を期待と不安で買い求め、
その天才的な変態性に心の底から惚れて、
村田先生の作品で、
文庫になっているものは全部買いました。
3冊目として体験した、
この『白色の街の、その骨の体温の』は、
まず、これは毎回のことなのですが、
タイトルがまったく意味不明で、
中身が予想できず、
ふわっと読み始めました。
読み進めて、ああ、なるほど、
白を基調としたニュータウンが舞台なのねと、
そして、成長期に骨がのびるように、
街もバキバキと成長し、
大きく立派に育つのを期待していると、
なんか中途半端に成長が止まるという、
思春期の心と身体にかけてるのねと。
成長が勝手に止まってしまったとしても、
街には人がもう住んでるわけで。
それも、街の発展を期待しながら。
そして同じように、
少女の骨が身体の成長を止めたとしても、
その心はイロイロ求めているままなわけで。
大きくなったら女性らしい体型になって、
化粧の似合う顔になって、
でも、自分だけが気に入っていた異性は、
いつまでも自分だけのもののままで、
自分の掌の中に隠しておきたくて。
でも、でも、理想どおりにはいかなくて、
不満で不安で、何もかも嫌いで、
他人にも自分にも辛い点数をつけちゃう。
ゲスだなと、他人に向けた気持ちは、
自分にも向いていて。
女の子たちの矢印もまた、
残酷なまでに一部の男子に集中していて。
だからこそ、眼中にもない男子にまで、
見下されるという理不尽を感じるわけで。
ままならないことを、
ままならないのだと、
少しずつジワジワと刷り込まれていく、
拷問のような青春時代。あったあった。
中学校の教室の雰囲気が、
すごく伝わってきて、
ああ、自意識過剰で苦しんだな、ぼくもと。
なつかしくなりました。
でも、ぼくの時代にはまだ不良がいたので、
あんな風に調子にのって女をからかうアホは、
集団リンチで粛清されたと思います。
そらもう、ボッコボコに。
便所で水浸しにされて、
校舎裏で人間バレーボールですよ。
あんな野郎は。
自分に自信のある、男を挑発する女王蜂も、
あんまり調子にのってると、
昔ならエライめにあったと思います。
でも、暴力という権力が淘汰され、
不良たちが絶滅種となっても、
やはり支配層はいるんですね。
いじめも、昔からありました。
無視とか、心ない言葉とか、
学生時代って、残酷で容赦ないですよね。
この作品の中学生は、
最近のネット社会を利用したイジメと、
昔の不良が支配していた時代の、
ちょうど中間の時代のようです。
だからどちらの世代にも、
受け入れやすいのではないでしょうか。
登場人物の描写がすごくリアルで、
信子ちゃんと伊吹の声は、
本当に聴こえてくるような気がしました。
(小学生時代の伊吹の声は、
ぼくのなかではトトロのあの、
『ん!』て傘を渡す少年の声で、
信子ちゃんは、
サザエさんのハナザワさんの声でした笑)
ぼくの記憶のなかにも
小川さんみたいなの、何人もいます。
いるいる、こーゆー女王蜂みたいなのと、
体温まで伝わってきました。
キャラクターが生きているので、
本を閉じて、また翌日開くと、
止まってた時間が進んだように錯覚します。
あとがきの解説を読むと、
そのリアルさゆえに感情移入型の人は、
目を背けたくなるところもあるようですね。
ぼくは単純に、ずっと楽しめましたが、
スクールカーストとイジメみたいのは、
文字表現のフィクションでも、
ツラくなる人は、ツラいかもしれません。
でも、多少ツラくても、
最後まで読むとそのツラさが利いてきます。
ぼくは、すごく解放感を覚えました。
その苦しみは、
一人の個性的な少女の、
無敵とも言える自我が覚醒するまでの、
ほんの数ヵ月の成長痛です。
んー……、だめだ!
どんなに頑張っても、
この作品の素晴らしさが伝えられない!
アホな自分の脳が恨めしい!恥ずかしい!
変態的天才、村田沙耶香様の本は、
今まで短めの作品しか読んでませんでしたが、
これは少し長めなので、
ガッツリ、タップリと楽しめます。
でもぼくは、まだ満腹にはなってません。
もっと、もっと村田さんの本が読みたいです。
と、そうだ。
うちに山ほど買ってあるんだった。
ぐへへ。嬉しいな。
おっと。
村田さんの本を読むと、
自分の中の変態性が目を覚ますので、
漏れ出ないように気を付けなければ。
ぐへへ。おっと。
思春期の少女のこころとからだの変化のお話です。わざとひらがなにしたのは、ここまで丁寧に描いたものを読んだことがないからです。
中学校のクラスでの人間関係。本当は好きなのに好きだと分からないまま、突き進もうとする一方的なあり方。身体の変化に対する戸惑い。性を暖かいものとして受け入れていくプロセス。
作者の視点と、それを描く能力にしみじみ感動しました。
作者を知ったのは、コンビニ人間が初めてでした。すごい人が出てきたと思い、読んだ二作目がこの作品です。
思春期文学というジャンルがあるなら、この作品は間違いなく第一位になるのだろうと思います。
「他人のため」と言いつつも、結局は全ては自分のための行為、オナニーに過ぎない。
だけど、その気持ち悪さから逃げて、知らない振りをしてやり過ごすことは、もっと気持ちの悪いものだと思う。
「私」はその気持ち悪さから逃げずに、しっかり向き合い、そして言葉でその気持ち悪さに輪郭を描いた。
美しい、と思った。
主人公の女の子の思春期に伴う違和感や悩みには、習字教室が一緒の伊吹くんと仲良くなってからは、歪んだ「愛」の気持ちが加わる。村田さんの圧倒的な筆力に驚いて、2人の色んなシーンはほとんどシュールに感じた。
スクールカーストの描写もあり、登場人物たちの心情を生々しく描いていて、それを読むのが時々辛かったものの、パワフルに描いたに違いない。現代でも同じようなことに苦しみを抱いている子たちがたくさんいることを思い出させた作品。
私たち人間が作った「社会的価値観」と、それらに従っている私たちのこと(知らないうちに従っているときもある)についても、本書では触れる。この小説の場合は、それを「教室内のヒエラルキー」という舞台で描写している。同じ作家による「コンビニ人間」でも似たような話題には触れたが、「しろいろの街」の方が登場人物たちが持つそれぞれの価値観や心情を上手に描写していると思う。なぜなら「しろいろの街」は、ビビッドに描いた登場人物たちの過去や友情関係をベースに描いているし、主人公の女の子の心理も丹念に描いているからだと思う。
逆に本の好きじゃなかったところと言えば、主人公はもう少しだけ前向きになったらいいな、と思った。
心がギュッで潰されそうなくらい苦しくなるけど、一気に読み終えてしまった。
私はこの本に出会えてよかったと思っている。
悩みに対しての答えも出ないし急に何かが変わることなんてないけれど、救われたような気分になった。内容や好き嫌いも含め友達に「これ読んでみて」と声を大にして勧めることは私には出来ないけれど、この本に出会うことがあればぜひ手に取ってみて欲しいなと思った。
純粋だった頃からみんないつのまにか偏見にまみれた世界に苛まれてうまく生きるための価値観だけに飲まれていくのだろう、自分だけの価値観を捨ててでも。
真っ直ぐ正しく生きるというのはとても難しいことなんだなぁと改めてふと思うようなそんな作品でした。
他人を「観察」して自意識を癒す人って思春期に限らず大人の世界にもたくさんいると思います。自分もそうでしたし、今もそれを引きずっている感じがあります。ただ主人公はそこから脱却します。
スクールカーストの描写は昔を思い出して苦しくなりました。ファッションは情報だ、というところも大いに頷けました。本当にこれが欲しい、と思って服を着ている人のなんと少ないことか。
ただこの小説は思春期、性の芽生え、郊外、少年少女の残酷な世界、スクールカーストだけで終わっておらず、後半、ある事件が起きてがらりと物語が面白く動き始めます。どなたかが「実存」をテーマにしていると書いてましたがその通りだと思います。その過程が郊外の、いわゆる多摩ニュータウン的な街の成長と絡めて描かれています。
ちなみに伊吹くんみたいな男の子は確かに小学生時代にいました。クライマックスで伊吹くんが高校三年の男子並みになるのは物語のロジックのためという事で。あくまでもこの物語は肥大しきった自意識の少女が実存を見つけ出していく物語です。
またどなたかのレビューにサカキバラを乗り越えようとしているとありましたが、よく分かります。途中、主人公がクリーンセンターの白い壁を見つめるところは、一歩間違えればサカキバラになりそうだな、と思いましたので。
この作者の特徴でもありますが、相変わらず精神的な意味でグロテスクなので、人によっては合わないと思います。小学生時代に伊吹くんだった人には合わないかな。






