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小説 天気の子 (角川文庫) Paperback Bunko – July 18, 2019
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高校1年の夏、帆高(ほだか)は離島から家出し、東京にやってきた。連日降り続ける雨の中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は不思議な能力を持つ少女・陽菜(ひな)に出会う。「ねぇ、今から晴れるよ」。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。長編アニメーション映画『天気の子』の、新海誠監督自身が執筆した原作小説。
(C)2019「天気の子」製作委員会
- Print length320 pages
- LanguageJapanese
- PublisherKADOKAWA
- Publication dateJuly 18, 2019
- Dimensions4.33 x 0.59 x 5.91 inches
- ISBN-104041026407
- ISBN-13978-4041026403
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Product description
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
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Product Details
- Publisher : KADOKAWA (July 18, 2019)
- Publication date : July 18, 2019
- Language : Japanese
- Paperback Bunko : 320 pages
- ISBN-10 : 4041026407
- ISBN-13 : 978-4041026403
- Dimensions : 4.33 x 0.59 x 5.91 inches
- Amazon Bestseller: #57,793 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
- #1,329 in Kadokawa
- #3,689 in Teen & Young Adult Literature & Fiction (Japanese Books)
- Customer Reviews:
著者について

1973年長野県生まれ。映画監督・映像作家。ゲーム会社に勤める傍ら、自主制作アニメーション『ほしのこえ』を2002年に発表、数々の賞を受賞。04 年に『雲のむこう、約束の場所』で、毎日映画コンクール・アニメーション映画賞を受賞。07年『秒速5センチメートル』を公開し、ロングラン上映を記録。 『小説・秒速5センチメートル』で小説家としてもデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ほしのこえ The voices of a distant star』(ISBN-10:4840131376)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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そういう方も多いと思うし、事実自分もそうだった。
信頼する人に、この小説版を勧められたので買ってみたら、耐え切れず映画もすぐに見に行ってしまった。
これはよくある映画ノベライズ作品ではない。
原作小説でもない。
相互補完的な不思議な関係だと思った。
本を読んでから見ると、映画の演出にはっとさせられる。例えば主人公・帆高がなぜ家出をしたのかがフェルメールの絵画のように寓意されている。これは小説で言葉で説明されるとシラケるようなことを画面から発見する喜びがあった。
逆に先に映画を見た人は、小説の方では個々人の背景や一人称の来歴と思考の機微が説明してもらえる。例えば夏美(登場人物)がどんな環境で育って、どんな状況にいるかそれを知ることで映画の中の彼女の行動や言動を納得感を持って追憶できるはずだ。
誰もが今、あるいはかつて、帆高のように、不自然で、欺瞞に満ちた曇った大人達が作った息苦しい家庭・学校・社会から抜け出すために足掻いたことがことがあると思う。
だが、「大人になる」、この作品のテーマでもあることだが、と換気扇のフィルターのように、たまにチェックしないと自分のココロの汚れに気づくなってしまう。
この作品は、都会の煤にまみれた自分には恵みの雨のようだった。
反抗期の少年が家出して、ボーイミーツガールして世界の形を変える? しょうもないジュブナイル小説だという人もいると思う。
だけど、この物語で心を動かされて涙できる大人になりきれない自分に安堵に似た感情も感じることができるはず。
晴れ間の見えない今の東京と作中の世界観も重なり、今このタイミングでこの作品に出会えて良かった。
映画制作の激務の傍らで小説という形でも作品を届けてくれた新海さんと、この珍しい映画と小説という相補的な作品形態を企画してくれた版元さんに心から感謝申し上げます。
(補足)
映画を見る前の方向けに本書以外の事前知識として、まだThe Catcher in the ryeを読んでいないのであれば読んでおくと、作品の中では深く語られない帆高(多分Catcher~の主人公の名に由来と推測)の背景について補完できると思いました。
この高い文章力だけで、最後まですらすらと読めてしまった。
キャラクターもよく練っており、みなそれぞれ生きたリアリティをもつ人物として描かれている。
それに、ちょっとしたファンサービスも用意していてニヤニヤ。
しかし、ストーリーはなんだか微妙だった。
小説単体として評価すると、ひいき目に見て、凡作というのが正直なところ。
特にラスト、どうにも腑に落ちない……。
主人公の諦観と覚悟という心理状態が、人間的な成長として良い風に受け止められないこと。
そして「ヒロインを救ったことで世界が狂ったまま続く」という不穏さもあって、エンターテイメント作品としてはかなり重たく感じた。
ストーリーの後半、ヒロインの消失から、主人公と警察との大立ち回りが始まるのだが、何か手を工夫して逃げるのではなく、色んな人に助けられて難を逃れるので、この件に相応の魅力を感じない。
そもそもこの警察に追われる発端となった拳銃の不法所持疑惑……読んでいてずっと「こんなものさえ拾わなければ……」という思いが頭に引っかかっていた。そして、最後のこの拳銃の使いどころもまずい。威嚇とはいえ、恩人に対して銃口を向けるのはちょっと……。
あとは、陽菜を彼岸の空から救出する件が少し安易すぎるかな……。
今までの依頼者に陽菜が背負う能力の代償を少しだけでも引き受けてもらうか、封印するか、それとも完全に消すか……そういう何らかの設定を作っておくなど、もう少し凝ったやり方が欲しかった。せめて、ネットで「晴れ女復活の祈り」を呼びかけるとか、これまでの恩返し的な感動的な展開があればも少し違ったかも。
そして、描写不足な部分も少し。
帆高がなぜ家出をしたのかという部分と、陽菜の家庭事情もそんなに書かれてない。
また、警察のお世話になり、鑑別所から実家に戻った帆高への世間の対応が甘いような……両親や学校からお叱りや説教があったわけでもなく、拒絶されるでもなく、平穏な日常を送れたのが不思議。
そういえば、拾った黒猫のアメ、あいつ絶対途中から喋り出すと思ってたけど、そんなことなかった(笑)
とにかく全編に渡って主人公の「自己、あるいは世界に対する鬱屈した想いと不満」が噴出しているかのよう内容……。正直、作者の精神状態が心配になるくらいです。
そして、あとがきを読んで納得してしまった(笑)そりゃ、そんだけディスられたら誰だって精神病むよ……。
ラストシーンも自然と自分の中から想い起されたものではなかった、ということで……やっぱり迷走しながら考えたストーリーなんだ、と腑に落ちました。
今作はあまり感動できず、残念でしたが、自分は『雲のむこう、約束の場所』からのファンで新海誠氏の作品は全部視るし、読むつもりなので、これからを期待したい。
前作 君の名は。は映画を先に観てしまったので今作は小説を読んでからと思い、購入しました。賛否がわかれる物語とのことでしたが、私はとても好きです。ネタバレは極力控えて書きますが、これで伝わってしまったらごめんなさい。(ネタバレ厳禁の方は回避してください)
個人に立ちはだかる問題、国家レベルで考えなければならないような大きな問題、それらに立ち向かうのも目を背けるのもその人の自由だと思います。ただ、どうするかを選択したとき、そこには少なからず責任が生まれてくる。罪悪感や、後悔を覚えることだってある。正解は誰にも、もしかしたら神様にもわからない。
それでも選ぶ。自分のために。守りたい人のために。時には自分の信じる正義のために。
そんなことを、改めて教えてくれる物語だったのではないかと思います。私はこの作品から、明日に進むための勇気をわけてもらいました。素敵な作品を、ありがとうございました。
1度で、全てを理解し楽しむのは、ほぼ不可能です。
(下に、ストーリーに関係ない範囲で、少しだけネタばれがあります。)
まず、本作は、生まれながらに世界140もの国と地域での上映が決まっており、生活習慣がまるで日本と違う国でも、登場人物の行動などに違和感がわかないように、主人公の人物象などの詳細が、ほぼ空白になっている為、短い間に自分なりのストーリーを作りながら観ないと置いて行かれます。
たとえば、主人公が、拳銃を使うシーンがあります。日本では、極めて違和感のあるシーンですが、海外とくに途上国では、特段めずらしいことではなく、前作『君の名は。』が、あまり人気の出なかったブラジルでは、毎年数百人の子供が、銃器に伴い警官に射殺されている現実があります。そう、この映画は、グローバルスタンダードな視点で、鑑賞する必要があります。
そこに加えて物凄い情報量の映画です。ストーリーを補完しないといけないは、情報は分析しないといけないは、忙しい映画なので、一度では本当に楽しめきれない映画です。
ここで、ネタバレを1件、この映画には、前作の瀧と三葉が登場します。
三葉の胸には、『miyamizu』の名札がありました。
映画館を出る時に、「瀧君まだプロポーズしてないんだ、、ひどい」と言いながら出て行ってたカップルがおられました。
小説版の終盤に、瀧君のおばあちゃん冨美さんの部屋の描写があります。(映画本篇でも描かれているようです。)
「部屋 には いくつ か 写真 が 飾ら れ て いる。 亡くなっ た 旦那 さん らしき おじいちゃん。 賑やか な 家族 の 集合 写真。 お孫さん の 結婚 写真。」
瀧と三葉ちゃん、無事に結婚したようです。
2度観ましたが、映画本篇では、終盤で一瞬なので、私は気が付きませんでした。
一度しか観に行かない方には、超おすすめです。
自分もクリエイターの端くれとして、言いたいことが山のようにあるので。
これは想像だが、最近、雨が多いのを見て監督はこう思ったのかもしれない。
「この雨の原因が自分のキャラクターの責任で、でもその代償としてカップルが成立したら美しいよね」と。
つまり「天気の子」とはそういう話だ。
このアイディアには、日本各地でリアルタイムで起きている豪雨災害に対する、
知識・理解・想像力・配慮、の全てが欠落していると言っていい。
この欠落=浅はかさ、は新海誠の特徴のようなもので、
例えば「SNSで大儲け」とか「離島は安全だけどつまらないところだよね」ということも、
必要なのは上っ面の部分であり、
「ネットで個人情報特定されて大騒ぎになるじゃん!」とか
「小・中・高校があるのにフェリーで片道10時間以上の離島ってどこよ?」とかいう
些末(むしろ本質的)な部分はどうでもいいらしい。
そういえば、前作「君の名は。」も、震災を扱ってる割に被災者に対する配慮はゼロだった。
(今どき「命さえ助かればハッピーエンドだよね」という話を作っては駄目だろう。)
この話の半分が「浅はかさ」で出来ているとしたら、あとの半分は悪趣味で出来ている。
悲劇・被害・代償・犠牲が大きいほど、それを顧みずに行動した主人公は純粋だ、という構図である。
早い話が、悲劇をダシにして主人公たちのハッピーエンドを美しく演出している訳で、
東京の3分の1が水没するかわりに、自分は女と幸せになるのでチャラね。という話だ。
いやいやいや、全然つり合ってないから。
新海誠はあとがきで、「僕の生の実感を物語にした」と言っているが、
どうも自分は、この人とは美的感覚(美しい・尊いと思うもの)がずれているようで、
この「天気の子」を良い話・尊い話・愛すべき物語、と思うことは1ミリも出来ない。
(監督は「遠慮も忖度もしない」と言っているので、自分も遠慮・忖度はしません。)
良識が残っているなら、映画版はR指定で上映してくれと言いたい。
子供に見せてはいけない要素が多すぎる事に、監督自身、気付けなかったのだろうか?
原価で買い、充分レビューもしたので、あとはゴミ箱行きになりそうな本である。
なお散々ディスったが、前作が予想以上に売れてしまい、新作へのプレッシャーが高まる中、
「周囲に気を遣う」か「ブチ切れて自分をさらけ出す」かの2択を迫られ、
結果、後者を取らざるを得なかった事情については同情する。
次の作品も要求されているだろうが、潰れない程度に創作活動をしてほしいと思う。以上です。
映画で見た映像は美しかったけど、映像で内容まで過大解釈されている気がする。
知り合いにも「君の名は」を何回見に行ったと自慢している人がいたけど、個人的には…。
高校生ぐらいまでなら見る価値はあるかもしれないけど、大人が見るのはちょっとなーという感じ。
共感してくれる人は少数かもしれないけど、一つの意見で塗りつぶされたくないので、
少数派の意見として書かせてもらいます。







