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Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2) 文庫 – 2010/9/25

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商品の説明

内容紹介

大富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの港で発見される。毒物による自殺だと考えられたが、その後、異形のハッター一族に信じられない惨劇がふりかかる。ミステリ史上最高の傑作が、名翻訳家の最新訳で蘇る!

著者について

マンフレッド・B・リー(1905-1971)と、フレデリック・ダネイ(1905-1982)といういとこ同士の合作ペンネーム。1929年『ローマ帽子の謎』で覆面作家としてデビュー。以降、本格ミステリの傑作と呼ばれる作品を次々と世に送り出した。


登録情報

  • 文庫: 429ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/9/25)
  • ISBN-10: 4042507166
  • ISBN-13: 978-4042507161
  • 発売日: 2010/9/25
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1 10件のカスタマーレビュー
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形式: 文庫
 定評のある作品で、個人的には「Xの悲劇」より評価は高いです。「Xの悲劇」は、ニューヨークの雰囲気というか、息吹というかそうしものが感じれておもしろい。が、犯人が小細工をしすぎていてリアルティに欠ける印象があるので、「Yの悲劇」の方をおしたい。もっとも「Xの悲劇」も抜群に面白い。パズラーとして純粋にみたら「Xの悲劇」のほうが上かもしれませんね。この辺は好みでしょう。
 昨今、「Yの悲劇」の犯人が意外じゃないという意見が見られますが、どうなんでしょうね。こういっしゃなんですが、読み方を間違っています。
 「Yの悲劇」は、リアル、リアルといった作品ではありませんが、ディクスン・カーの諸作のような全くの作り事という作風とも違います。ハッター家は、人間の悪意、憎悪といった負の部分のメタファーといったもので、この作品自体ある種の寓話なのです。発見されたエミリー・ハッターの遺体の恐怖に引きつった表情・・・・彼女は死の直前、何にそれほど驚き、恐怖したのか?さらに、およそ撲殺には向かないマンダリンがなぜ凶器に選ばれたのか???・・・・・真相がわかったときに読者も思わずゾーっとする。このイメージを鑑賞すべきなのです。このゾーっとする感覚はこの犯人でなくてはならないのです。

 犯人は分かったよと自慢したってしょうがない。そんなことより、この寓話で語られる救いの
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形式: 文庫
エラリークィーンによる○の悲劇4部作の2作目である。
知名度ではXの悲劇が一番高いが、本格ミステリーとしての出来という意味では本作が最も出来がいいと言えるだろう。
Xの悲劇のやや反則的な展開とNY全体を舞台にした広範囲の事件から、本作は限られた登場人物と館内の事件という王道クローズドサークルものになっており、そこらへんがここ日本で特に本作が人気が高い所以でもあろう。
毒殺という地味な事件ながら、後半から次第に不気味な要素が盛り上がり、意外な犯人を指摘するクィーンならではのロジック部分も非常にスリリングである。
有名ななぜマンドリンが凶器として使用されたのかという謎の真相は思わず唸らせられる。
本作の犯人や動機を現実性がないだという理由で批判するものは本格ミステリーなど読むべきではない。
そして、最後の探偵役の下したある行為の問題提起の読後の重さなど、様々な要素が折り重なってまさにミステリー史上の傑作としての体裁を余すことなく披露している。
クィーンの作品としては最高傑作とも言える一冊であり、本格ミステリ好きなら必ず読んでおくべき作品である。
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投稿者 ヒデボン VINE メンバー 投稿日 2008/10/17
形式: 文庫
 最初に読んだときは、相当怖い思いをしつつ読んだ思いがある。この越前訳は、2010年9月現時点での最新の翻訳ということで、またあの「ダビンチもの」の巧みな翻訳者ということで「X」に続き衝動買いしてしまった。怖いポイントはわかっていたので、免疫ができていたのか、そのポイントが来てもそれほど怖い思いをしなかった、これは当然かもしれないが・・・・・。

 再度じっくりこの名作を読むと、再読に値する面白さをあらためて発見できる。個々のキャラクターの異常な行動・発言内容を再確認することによって、「あっそうだったのか」との思いが出てくる。再読に値するミステリーというものはそう多くあるものではない。
 しかし異常な犯人の異常な行動を、「奇異な血筋」とか「家系に先天性の欠陥がある」という面に持ってくるという当時のプロットの置き方は21世紀の今読むとあまり気分のいいものではない。本文庫もそうであるが、最近の出版物によくある最終ページに密やかに印刷されている「差別的表現」云々の一文もあり、だからというわけでもないだろうが、「Yの悲劇」が最近ミステリーベスト1ではなくなってきているのかもしれない。

 初めてこの名作を手にする読者がうらやましい。探偵と一緒になってあの「恐怖の部屋」に潜むゾクゾクとする恐ろしさを一緒に体験できるからだ。卓越したプロットの立て方に驚きと感激を味わうことができるからだ。 
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形式: 文庫 Amazonで購入
謎解きはお好きでも、小説や物語がお好きでない方には、この真犯人への推理の根拠は、実に、くっだらないかも知れませんが、他の方も書かれている通り、エンターテイメントとしてはクイーンの最高峰の作品だと思いますよ。よ~く読んだら、例の実行犯の他に黒幕がいるのもわかるし。1930年代の保守的なキリスト教国のアメリカという背景も考慮して、じっくり味わいましょう。黒幕の絶望が伝わって、より恐ろしいですよ。勿論、犯罪は許されませんけどね
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