警察を退職した元警官なのになぜかコンビニでアルバイト。孫が難病指定外の病気で治療費がかさんでぎりぎりの暮らしのなか、見つけたのが独立行政法人SS機構。高額の報酬の代償は国営暗殺組織だった。相棒は親を暴漢に殺された小学生の少女。正義感と現実のはざまで新しい道を踏み出す主人公が清々しい。
ただ、相棒のヒロインがこの道に踏み込むきっかけが親の仇の喉笛をカッターで切り裂くという修羅場、そしてその親は政治家のスキャンダルをつかんで暗殺された弁護士と現実の事件を連想させるのが興醒めというか、苦々しい。
また、敵の黒幕が政府の要人や警察庁の最高幹部、財閥のオーナーというのも舞台装置としては大仰すぎる。陰謀というのはコンパクトな方がリアリティがある。なんとかの絆なんて大層なネーミングを自分達で名乗っては仮面ライダーのショッカ―と大差ない。本当に国を食い物にするなら国の最高幹部が徹底的に隠すか、あるいは正々堂々と政権トップが政策としてやるくらいでないとつまらない。そのための組織も名前など付けないだろう。単に、政府の仕事としてやるのだから。
それだけに、子どもと老人がタッグを組んで復讐をとなると、つり合いがとれないのだ。絵はうまいし、展開のテンポも良い。組織の管理者の女性官僚のキャラクターも冷たそうで似合っている。表面上はとてもうまくできている。それだけに無駄な大仰な背景に違和感がある。
最後に、主人公の孫は難病で高額の医療費がかかり、もう家も退職金もないという気のどくな状況にある。ただ、現実の日本では高額医療費支給制度がありこの作品のような事態にはならない。健康保険に参加していない闇医者にかかっているなら話は別だろうが。こうしたところも、リアリティのなさにつながっていて称賛するのに躊躇する。
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CANDY & CIGARETTES(1) (ヤングマガジンコミックス) Kindle版
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日2017/6/20
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ファイルサイズ90662 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
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ベスト500レビュアーVINEメンバー
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ベスト1000レビュアー
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政府の命令で検挙不可能な悪を殺す独立行政法人で
元SPの老人と小学生の暗殺者が共闘する物語。
総評は『ありきたり未満』の一言に尽きる。
少女ヒットマンを描く題材で心理描写、戦闘描写、戦う理由、
相棒との関係性、画力、現実の社会情勢や制度との兼ね合い、
あらゆる点で出来が遥か上の魅力を持つ作品があまたあるため、
暗殺稼業に何でズブの素人を研修名目・打合せ無しで現地に送り込んでんの?とか
なんで当然の権利のように銃に指かけしてんの?とか
行きはそれでいいとして帰りロープの回収どうすんの?物証残るやろとか
その方法で首捻じ折れるの?とか、粗しか目につかない。
あまりにも露骨なお涙頂戴には正直冷める。
同著者の『COPPELION』が福島原発事故により
リアリティの欠如が露わになったのと同様、時代に置いて行かれたような作品。
糞とまでは言わずとも、無料で読めないなら試し読み部分だけで引き返すに足る一品。
その後は各々心当たりのある名作で口直しをお勧めする。というか『ゴルゴ13』読め。
元SPの老人と小学生の暗殺者が共闘する物語。
総評は『ありきたり未満』の一言に尽きる。
少女ヒットマンを描く題材で心理描写、戦闘描写、戦う理由、
相棒との関係性、画力、現実の社会情勢や制度との兼ね合い、
あらゆる点で出来が遥か上の魅力を持つ作品があまたあるため、
暗殺稼業に何でズブの素人を研修名目・打合せ無しで現地に送り込んでんの?とか
なんで当然の権利のように銃に指かけしてんの?とか
行きはそれでいいとして帰りロープの回収どうすんの?物証残るやろとか
その方法で首捻じ折れるの?とか、粗しか目につかない。
あまりにも露骨なお涙頂戴には正直冷める。
同著者の『COPPELION』が福島原発事故により
リアリティの欠如が露わになったのと同様、時代に置いて行かれたような作品。
糞とまでは言わずとも、無料で読めないなら試し読み部分だけで引き返すに足る一品。
その後は各々心当たりのある名作で口直しをお勧めする。というか『ゴルゴ13』読め。
2019年7月23日に日本でレビュー済み
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まさにタイトルが表すように「Candy=少女」と「Cigarettes=老人」のコンビが絶妙。
もっとも、少女がワケありとは言え、殺人を重ねるワケだから、そこに違和感、嫌悪感を抱くヒトは多いかも知れない。
それはソレで分かる。
そこを上手く読者に納得させられるか・・・というのが、この作品の描き方の難しいところだと思う。
そんなダーティヒロインの作品は、私としては「エンターテイメントの世界なら」アリかな、という受け止め方。
その上で、設定の面白さ、絡まる謎、交錯する想い・・・等に魅力を感じた。
良く言われる「人を選ぶ作品」かな。
もっとも、少女がワケありとは言え、殺人を重ねるワケだから、そこに違和感、嫌悪感を抱くヒトは多いかも知れない。
それはソレで分かる。
そこを上手く読者に納得させられるか・・・というのが、この作品の描き方の難しいところだと思う。
そんなダーティヒロインの作品は、私としては「エンターテイメントの世界なら」アリかな、という受け止め方。
その上で、設定の面白さ、絡まる謎、交錯する想い・・・等に魅力を感じた。
良く言われる「人を選ぶ作品」かな。
2020年5月3日に日本でレビュー済み
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いや、悪い意味じゃなくて軽い。
この軽さは「テンポの良さ、リズムの良さ、小気味の良さ」「痛快感・爽快感」に繋がっている。
落語や講談なんかであらすじだけ見てるとどう見たって荒唐無稽で辻褄が合ってないのに、実際に聴いてみると噺家や講談師のテンポとリズムにやられて楽しんでしまう事が良くある訳ですが、本作にはそれが感じられます。テンポがいいので7巻まであっという間に読めます。
どうしても人間は重厚に設定が練られた壮大な作品を名作としがちでなのですが、こういう深く考えずにその日見て楽しかったなあで次の日には忘れてる位の作品もまた良い作品なのですよ。
コッペリオンも「ディストピアでJKが暴れる!最高!」で終わる作品だったのかもなあ(現実がああなっちゃったので注目の目を集めてしまいましたが)
とにかく「かわいい少女と渋い爺さんのバディが暴れる!殺す!最高!以上!」の作品です。最高ですね。
この軽さは「テンポの良さ、リズムの良さ、小気味の良さ」「痛快感・爽快感」に繋がっている。
落語や講談なんかであらすじだけ見てるとどう見たって荒唐無稽で辻褄が合ってないのに、実際に聴いてみると噺家や講談師のテンポとリズムにやられて楽しんでしまう事が良くある訳ですが、本作にはそれが感じられます。テンポがいいので7巻まであっという間に読めます。
どうしても人間は重厚に設定が練られた壮大な作品を名作としがちでなのですが、こういう深く考えずにその日見て楽しかったなあで次の日には忘れてる位の作品もまた良い作品なのですよ。
コッペリオンも「ディストピアでJKが暴れる!最高!」で終わる作品だったのかもなあ(現実がああなっちゃったので注目の目を集めてしまいましたが)
とにかく「かわいい少女と渋い爺さんのバディが暴れる!殺す!最高!以上!」の作品です。最高ですね。
ベスト50レビュアー
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国営の暗殺組織と言う設定に「ガンスリンガーガール」を思い出した。
孫の治療費が必要な元SPの老人と、陰謀によって家族を殺された復讐に燃える少女の殺し屋コンビが、法で裁けない悪を成敗していく物語。
合理的な設定と言うよりは、ロマン優先で、そこが受け付ければ面白い。
古本屋の裏に暗殺組織があったり、腐敗した権力者達が所属する悪の組織に、強大な力を持つフィクサーの存在、どれをとってもエンタメ的な記号が見え、モチーフにテンションが上がるか白けるかで評価が分かれる。
個人的には好きだけど、リアリティを見ると雑味を飲み込む事も確かにある。
でも、主人公が、良い感じに人間臭く、孫を救う為なら手段を選ばないと言う姿は「ブレイキングバッド」のウォルター先生みたいな大切な人の為に、一種の悪に堕ちていく入り口としては、理解できるし、嫌いじゃない。
派手さは少ないが、面白い作品。
孫の治療費が必要な元SPの老人と、陰謀によって家族を殺された復讐に燃える少女の殺し屋コンビが、法で裁けない悪を成敗していく物語。
合理的な設定と言うよりは、ロマン優先で、そこが受け付ければ面白い。
古本屋の裏に暗殺組織があったり、腐敗した権力者達が所属する悪の組織に、強大な力を持つフィクサーの存在、どれをとってもエンタメ的な記号が見え、モチーフにテンションが上がるか白けるかで評価が分かれる。
個人的には好きだけど、リアリティを見ると雑味を飲み込む事も確かにある。
でも、主人公が、良い感じに人間臭く、孫を救う為なら手段を選ばないと言う姿は「ブレイキングバッド」のウォルター先生みたいな大切な人の為に、一種の悪に堕ちていく入り口としては、理解できるし、嫌いじゃない。
派手さは少ないが、面白い作品。
2018年4月20日に日本でレビュー済み
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同じ著者の前作のコッペリオンは全巻読み、面白かったので気になって読んでみました。 定年退職した老人と女子小学生のコンビで闇社会の暗殺業をこなす話でした。 女子小学生の美晴のガンアクションは派手で見応えがあります。 定年退職した老人の雷蔵も元SPという経歴を生かした活躍も良かったです。 拠点が古本屋というところも味がありました。 前作を見ると、黒幕のコッペリウスと同じ見た目な老人が主人公として活躍している感じがして面白みを感じました。 次巻も期待したいです。









