全国にいる支援を受けていない家族に是非読んでほしいと思いました。図書館に寄贈したいくらいです。
実際に「困窮」「死」に直結した状態が多くあること、どこに対策を求めればいいのか・・・手記を寄せる筆者の皆さんの想いが詰まっていました。ひきこもりと言っても多種多様で、支援方法も多種多様である。支援側の一人として、読み終わって、腑に落ちるものが沢山有りました。
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登録情報
- 出版社 : イシス出版 (2018/1/1)
- 発売日 : 2018/1/1
- ISBN-10 : 4990997913
- ISBN-13 : 978-4990997915
- Amazon 売れ筋ランキング: - 888,453位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 379位その他の思想・社会の本
- - 183,504位文庫
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
6 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月17日に日本でレビュー済み
ひきこもり支援団体のフォーラム会場で入手しました。
自費出版物らしく、編集に不備があったり、少し読みにくい部分もありましたが、それを補って余りある、訴えかけるものがあります。
当事者とそのご家族の苦悩や八方塞がり感がありありと伝わってきます。不登校や若いひきこもりにはそれなりに行政支援や民間の支援があります。でも、そうした支援もほとんどなく、社会的にも見捨てられた存在である高齢ひきこもりの問題は、当事者が自分自身を見捨ててしまっているような、そしてそれを「こうあるべき」という社会通念が後押ししてしまっているような、そんな思いに駆られました。
福祉職に従事している身としては、彼ら/彼女らに対して有効かもしれない、いくつかの制度も思い付きはします。ですが、それらはどれも障がい者福祉であったり、生活保護者支援であったりと、ひきこもりという制度的な「はざま」にある人々に十分対応できるものではありません。なにより、ひきこもる当事者やその家族の人たちは独力で解決することを良しとし、そうした支援を受けることに強い拒否感を持つ方が多いようです。皮肉な話ですが、そうした頑なな道徳心がひきこもりという現状に当事者や家族を縛り付けているのかもしれません。
そんな中、居場所を通してアルバイトを始めた女性の体験談や、元ひきこもり経験者の方の今なんとかやっていけているという話には勇気をもらいました。
「死ぬか殺すか以外の新しい選択肢が見つかり、それがたとえ『新たな苦悩』であったとしても、それを敢えて希望と呼びたい」という言葉が、切実な今の状況を表していると思います。
自費出版物らしく、編集に不備があったり、少し読みにくい部分もありましたが、それを補って余りある、訴えかけるものがあります。
当事者とそのご家族の苦悩や八方塞がり感がありありと伝わってきます。不登校や若いひきこもりにはそれなりに行政支援や民間の支援があります。でも、そうした支援もほとんどなく、社会的にも見捨てられた存在である高齢ひきこもりの問題は、当事者が自分自身を見捨ててしまっているような、そしてそれを「こうあるべき」という社会通念が後押ししてしまっているような、そんな思いに駆られました。
福祉職に従事している身としては、彼ら/彼女らに対して有効かもしれない、いくつかの制度も思い付きはします。ですが、それらはどれも障がい者福祉であったり、生活保護者支援であったりと、ひきこもりという制度的な「はざま」にある人々に十分対応できるものではありません。なにより、ひきこもる当事者やその家族の人たちは独力で解決することを良しとし、そうした支援を受けることに強い拒否感を持つ方が多いようです。皮肉な話ですが、そうした頑なな道徳心がひきこもりという現状に当事者や家族を縛り付けているのかもしれません。
そんな中、居場所を通してアルバイトを始めた女性の体験談や、元ひきこもり経験者の方の今なんとかやっていけているという話には勇気をもらいました。
「死ぬか殺すか以外の新しい選択肢が見つかり、それがたとえ『新たな苦悩』であったとしても、それを敢えて希望と呼びたい」という言葉が、切実な今の状況を表していると思います。
2019年6月7日に日本でレビュー済み
この本を読んで思ったのは居場所の大切さです。8050問題など高齢化するひきこもりに対して、どう回復をうながすのか。長年この問題に取り組んでこられた著者の行動には頭が下がります。
ひきこもりの人が安心して来られる居場所をつくる。そしてその居場所に来て他者と交流するうちに生きるエネルギーが回復してきます。そして生きるエネルギーが回復してきたら、まずはごくごく簡単な仕事からやってみるのがいいでしょう。
そういう社会復帰をうながす仕組みをもっと行政が支援してくれたらいいのになとこの本を読んで思いました。
ひきこもりの人が安心して来られる居場所をつくる。そしてその居場所に来て他者と交流するうちに生きるエネルギーが回復してきます。そして生きるエネルギーが回復してきたら、まずはごくごく簡単な仕事からやってみるのがいいでしょう。
そういう社会復帰をうながす仕組みをもっと行政が支援してくれたらいいのになとこの本を読んで思いました。