前書きで、SDGs(持続可能な開発目標)が、極めて具体的である為に、各国それぞれの事情に当てはめた時、実感の無いものとなってしまっている点を指摘し、その解決策として問題設定の抽象化を提案しています。俯瞰と主観、抽象と具体を高速で行ったり来たりする著者の思考が端的に表れていると感じました。
メインコンテンツといって過言ではないのは、34ページから53ページまでの表やマップです。
この部分を正しく読み取れるのであれば、以降の文章は解説なので必要ないとさえ思えます。
この表やマップで得た読者自身の「気づき」が以降の文章でどのように書かれているのか、事実に対する著者と自分の見解の類似や相違などを考えながら読むとすごく面白いです。
世界と日本に対して新たな「気づき」を発見できる、世界と日本を考える上での入門書です。
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