よくある企業転職からのユニークな個としての自立を謳うサクセスストーリーではなく、一個人としての体験記をリアルに等身大で泥臭く描かれている一冊。
居酒屋で見ず知らずの酔っぱらい同士が身の上話を語り合い、そこには見栄を張る暇もなく本音がダダ漏れてしまい、翌日にはなにかスッキリしているがよく覚えていないような、そんな感覚に似ている。
これを読んだ人が、自分にも出来るかもと鼓舞される可能性もあれば、そういう生き方があるのねと頭の片隅に話しのネタとして置いておくだけのこともあるような、幅の広さが素敵だった。是非ひとつ、頑張るためではなく一息つくために読んでみてほしいと思う。
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