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#鶴橋安寧―アンチ・ヘイト・クロニクル (日本語) 単行本（ソフトカバー） – 2015/1/16

李信恵 (著), 金明和 (イラスト)

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連日ツイッターでネトウヨから集中砲火を浴び、
リアルでも「在特会」会長らの標的となって深刻な被害を受け続けてきた著者。
執拗なヘイトスピーチに深く傷付きながらも、ネットでリアルで応戦しつつ、
カウンターに裁判にと疾駆する著者の活動と「在日の歴史」とを重ね綴る、著者初の単行本!

■主な目次■

カウンター
差別はネットの娯楽なのか
ひまわりと菜の花―福島朝鮮学校の除染作業へ
京都朝鮮学校襲撃事件裁判傍聴記
在日の街と人と

本の長さ

262ページ
言語

日本語
出版社

影書房
発売日

2015/1/16
寸法

13 x 1.6 x 18.8 cm
ISBN-10

4877144536
ISBN-13

978-4877144531
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商品の説明

出版社からのコメント

ネット上に蔓延し、路上に溢れ出したヘイトスピーチ。
法規制の議論が進む中、被害当事者の声は届いているだろうか?
在日コリアン2.5世の著者は、ネット媒体などで活躍するフリーライター。
ネットに書いた記事が発端となり、在日コリアンであり女性であるという理由から
次第にネトウヨのターゲットに、そしてツイッターで連日集中砲火を浴びせられるように。
さらにはリアル世界でも「在特会」会長ほか「行動する保守」のメンバーらの標的となり、
深刻な被害を受けてきた。
本書は、憎悪をむき出しにする差別扇動者たちに応戦しつつ、
カウンター活動に、京都朝鮮学校襲撃事件の裁判傍聴に、
そして「在特会」会長や「保守速報」を訴える民事裁判提訴へと駆け抜けてきた
著者自らの、およそ2年わたる活動記録に、
家族や人、街にまつわる「在日の歴史」を重ね綴った初の単行本。

著者について

1971年生まれ。大阪府東大阪市出身の在日コリアン2.5世。フリーライター。
大学在学中から記者としての活動を始め、女性誌や地域情報誌で記事を執筆。
現在はインターネットのニュースサイト(アジアプレス、ガジェット通信)をはじめ、
新聞(日刊ゲンダイ)や月刊誌(部落解放、ヒューマンライツ、イオ)、
ラジオ(ラジオフォーラム)など各種媒体でライター、取材記者として活動。
日本国内の差別問題、従軍慰安婦問題、教育問題等に取り組んでいる。
また、韓国のニュースサイト(JPNEWS)やテレビ局(KBS、MBC)などとも提携し、
日韓や在日、ヘイトスピーチなどの問題についての記事や番組を制作し、発信している。
「2014年やよりジャーナリスト賞」受賞。
日本人の夫、息子、愛犬のキムチ♀と暮らす。

登録情報

出版社 : 影書房 (2015/1/16)
発売日 : 2015/1/16
言語 : 日本語
単行本（ソフトカバー） : 262ページ
ISBN-10 : 4877144536
ISBN-13 : 978-4877144531
寸法 : 13 x 1.6 x 18.8 cm

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日本大好き

一言、駄目本

2018年4月22日に日本でレビュー済み

サヨクの考え方を知る為に購入してみましたが、中道の私からすれば読むに値しない無価値の内容でした。

昔から言われるように、"被害者ビジネス"というのが一番しっくりきますね。私の在日の友達にもこの本を読んでもらいましたが、彼曰く"こういった本こそが在日のイメージを悪くする"との事でした。

今はネット社会で昔のように簡単に人は騙せません。そういった観念からも時代遅れ感が否めない。

48人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ash

リ・シネ

2016年3月27日に日本でレビュー済み

客観的な事実からは目を背け、自分にとっての不利益(在日・朝鮮・韓国人にとっての不利益ではない事に注目)は全て他者(この他者とは日本・日本人は勿論、自分・自分のテリトリーの外にいる、所謂ウリ以外の人)のせいにする。
在日朝鮮・韓国人のーーー半島人の特性ここに極まれり。

大日本帝国が、朝鮮を併合し保護する事を躊躇した理由が良く判ります。

141人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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takagi.toshiyuki

生身をさらすその姿に

2016年9月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　Amazonのレビュー欄の評価が真っ二つに割れている。在日コリアンが、ネット上で、そして街頭で、生身の自分をさらして排外主義の前に立つとき、こんなにも私たち日本人の内部からその暗部のようなものが引きずり出されるのか。

　戦前、戦後、一貫して朝鮮人差別はあった。
　差別という言い方で良いかどうかわからないけれども、その最たるものは朝鮮を日本統治下に「併合」したことだろう。それは「従軍慰安婦」の強制にたどり着く。差別は社会的・政治的構造としてあって、ただの「差別意識」の問題ではない。戦後、日本にいた朝鮮人の人々は、GHQと日本政府の都合のいいように、あるときは「日本人」として扱われ、民族教育を否定され、あるときは「朝鮮人」＝外国人として公的世界から排除された。そうした史実は、周知の事実であるのに、ある人々にとっては神話の捏造のように思われている。差別は構造的なものとしてあるけれども、一つ一つの現実の差別はその場の私たちによって行われている。あるときには意識的に、あるときには無意識的に、日本人には見えない形で。
　そして安倍政権の安保法制から改憲の動き。天皇が一歩前にでてきたこと。そうしたことと排外主義が吹き出してきていることは無関係ではないと思う。

　私は、例えば金史良、金石範、高史明たちの書かれた言葉には触れてきた。
　それは「歴史」として自分から切り離そうと思えば、そうできるかもしれない。けれどもこの本は、李信恵さんが文字通りの意味で、自分のそのままの姿を、排外主義の暴力的な切っ先の真ん前にさらしているさまを書いている。怒り、恐れと震え、涙、笑い、やさしさ、そうした、いまここにある感情をそのまま記している。その瞬間、このレビュー欄のように渦巻いているものが見えてくる。ある人は子煩悩な父親だったり、やさしい母親だったり、友だち思いの若者だったりする。それがある局面で全く別の姿に変貌する。関東大震災で朝鮮人虐殺を行った人々もまたそうだったのかもしれない。それはなかなか日本人には自覚されず、見えない。しかしここには映し出されている。

　まぁこういう書き方をすると本の内容というか、空気というか、そうしたものとはそぐわないです。生身の姿です。泣いたり笑ったり、心を殺す差別に嘔吐しながら、またその差別の前に立つ、揺れ動く気持ちも含めて、言葉にされています。

19人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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比羅夫

小説を書いてみたらどうか……。

2016年1月17日に日本でレビュー済み

　この本の著者の意見には賛否両論があるだろう。私もいろいろ意見があるが、ここでそれを論ずるつもりはない。ここでは、私自身思いもよらない発見を論じたい。信恵氏は小説家の才能がある。この本を読んでそう思った。感性が小説向きだ。つまり物事の反応の仕方が文学者むきなのだ。むろん、ルポルタ−ジュも従来通り続けてもらいたいが。
　とりあえず、芥川龍之介の主要な作品を精読し（短篇を２０位読めば好し）、大岡昇平の「俘虜記」「野火」を読んで小説の作法を学んで（ついでにレイテ戦記も読めばなおいい）仕上げはジョイスの「ダブリン市民」で仕上げだ。丸谷才一の「文章読本」は座右の書としておすすめ。あとは、自分の好みの作品を読んでいけば大丈夫。ぜひとも、李氏の小説を読んでみたい。

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Amazon カスタマー

あなたたちの祖国があなたの力を必要としている

2015年6月8日に日本でレビュー済み

在日は差別された辛い国に帰りたいと連日のように被害妄想全開で醜態をさらしていますが、在特会などの主張『特別』永住制度とか入管『特例』法とかその他様々な他の外国人に認められてない特殊な権利を他の外国人と一緒にしよう、特別永住者以外の外国人の差別をなくそうという反差別の論理です。特別永住者こそ我々は特権を受ける権利があるんだ、他の外国人と違って当たり前なんだという主張の方が他の外国人に対しての差別以外のなんでもないのです。私は特別永住者による外国人差別が当たり前のことのようになっているこの世の中を絶対に許すことができません。特別永住者による外国人差別をゼロにする活動を頑張ってやっていきたいと思います。

116人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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anger

ヘイト利権，ヘイトビジネスの典型本。そのために，著者は絶対にそこから離れないだろう。

2015年4月30日に日本でレビュー済み

ヘイト利権，ヘイトビジネスで儲かるから，他の案件でもそうだが，けして諦めないだろう。唯一の目的は「金」だから。

130人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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にわか

本当の意味で「出会う」とは何か

2015年2月16日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

「私は日本が大好きだ。私は在日として、この日本を愛し、この日本で生きていきたい」（p113）

そう語る著者に浴びせられる罵詈雑言の数々。途中から読んでて辛くなったが、そんな暴言の嵐の中でも相手と対話しようとする著者の姿勢に感服した。
そうした姿勢は、相手を対話できない「敵」として他者化してしまうヘイトグループとは対照的だ。罵倒し、論破し、屈服させる対象としてしか相手を見れないとき、普段は礼儀正しく穏やかな人も豹変してしまう。

印象に残ったエピソードのひとつに、在日コリアンの知り合いが多くいながなら在特会のデモに参加している男性の話があった。その男性について、著者は「彼らは本当の意味で『在日』や『外国人』と出会っていないのではないか」と語る。

本当の意味で「出会う」ってどういう意味だろう、と考えさせられた。
たぶん、本当の意味の「出会う」というのは、相手から影響を受ける、または影響を与えることができる関係になることなのではないかと思う。だから、自分の行為を正当化するためにマイノリティーとの関係を利用することは、本当の意味で「出会う」ことではない。

この本を読み終えて、著者はヘイトスピーチをめぐる様々な出来事の中で、多くの人と「出会って」いる。その出会いは、支えてくれる仲間だけじゃなく、罵詈雑言を浴びせてくる相手もそうである。

たぶん、著者は素直で人からの影響を受けやすい人なのだろう。「あいつらの言ってることなんてくだらない」と思ってしまえば、どんな酷い言葉も雑音程度に聞こえるかもしれない。しかし、著者はそれをせず（できず）、浴びせられる言葉を正面から受け止め、悩み、考え、闘っている。それは、「傷つきやすさ」でもあると同時に、ヘイトスピーチに対抗するための著者の「強み」でもあると思う。

この本を読んで著者の人間味を感じ「出会う」ことができるか。それは、読み手次第だと思う。

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錬三郎

レイシスト達は許すまじ

2016年12月30日に日本でレビュー済み

在日として差別され人権侵害でもあるヘイトスピーチに晒されながら差別と闘い人の人権を守る側であろう李信恵氏が日本人拉致や自国の国民に対する許しがたい「人権蹂躙国家北朝鮮」の事を批判せず、「共和国」と呼ぶ事に違和感を覚えます。

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