現代のコンビニスタッフの悲喜こもごもの物語とスーパーバトルファンタジーという水と油を一心にシェイクしたらできた凄く刺激的な味の強炭酸サイダーって感じです。常識外れの魅力を備えた作品。
コンビニ上位7社からの代表店員ペアがリアルファイトで競う第5回コンビニバトルオリンピックが埼玉県鶴ヶ島を会場として開かれる、というトンデモ設定や大風呂敷フィクションの勢いはすごくて、そのわりに文章は読みやすく、良い意味で常識外れの一冊です。
特に前半分の四国香川県のコンビニチェーン、レガシー久遠山前店が舞台で、コンビニの社会的意味という真面目な話からコンビニバトルの公式設定とえぐい裏の紹介、そしてどうやらこの先で因縁のファイトを繰り広げることになるだろうレガシーの「男の娘」救世くんとヘブンの「ツインテール戦乙女」空ちゃんの二人のお話は良かった。三国志とか台湾原住民の九族文化村の雰囲気を背景に取り込みながら、いかにもラノベのテンプレキャラと見せかけて非テンプレ行動をバシバシ展開して、びっくりドキドキさせられました。
コンビニスタッフとしての仕事の能力や成果がバトルの際のポイントに変換されるとか、良く練られています。
後半で一転して「フレンズ鶴ヶ島駅前店」から代表になる新人ボケ店員の大いに踏み外した感のあるコメディーになるのにはあきれました。
そして最後の1/4は約10頁ずつでの残り4つのチェーンの店員代表選手紹介という、特異な構成。当然ながら「鶴ヶ島コンビニ戦記 本編」が用意されているのでしょう。最終行が「コンビニバトルオリンピック開催まで残り一週間」という引きなのですから。
個性豊かで、熱い思いがあったりなかったりの選手たちで、何人かにはしっかり感情移入できそう。彼ら彼女らのバトルが早く読みたいです。次巻に期待を込めてこの序章は★5つ。
タイトルは同じ作者の「
コンビニの戦士達 序章
」との類似性が強く感じられますが、あちらはドキュメンタリー的フィクションで、こちらはバトルファンタジーにグッと寄っているので、全く違います。
カバー絵は雰囲気を良く表しています。登場人物紹介イラストもぶっ飛んでいてグッド。挿絵がもっと入っていたら楽しいのに。
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鶴ヶ島コンビニ戦記 (Right novel) 単行本(ソフトカバー) – 2015/2/19
- Kindle版 (電子書籍)
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コンビニ戦争、本日開店!
コンビニを舞台にした、衝撃のバトルサーガ開幕!
時給(たましい)燃やせ戦士達!
各コンビニが店舗ごとに代表2名を決めて戦うタッグトーナメント、「コンビニバトルオリンピック」。
優勝した店舗は世界中の人々からの惜しみない賞賛を受け、
チェーンは最強の称号の下に、膨大なスポンサー収益と増客が約束される。
「ヘブン」「オリンポス」「フレンズ」「ナイネン」「アトモス」「レガシー」「ユートピア」
全国6万店以上の店舗から選ばれた上位7チェーンの戦士(アルバイター)達は、
たった一組の最強となるために、壮絶な戦いに身を投じる。
コンビニを舞台にした、衝撃のバトルサーガ開幕!
時給(たましい)燃やせ戦士達!
各コンビニが店舗ごとに代表2名を決めて戦うタッグトーナメント、「コンビニバトルオリンピック」。
優勝した店舗は世界中の人々からの惜しみない賞賛を受け、
チェーンは最強の称号の下に、膨大なスポンサー収益と増客が約束される。
「ヘブン」「オリンポス」「フレンズ」「ナイネン」「アトモス」「レガシー」「ユートピア」
全国6万店以上の店舗から選ばれた上位7チェーンの戦士(アルバイター)達は、
たった一組の最強となるために、壮絶な戦いに身を投じる。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2015/2/19
- ISBN-104799316273
- ISBN-13978-4799316276
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
各コンビニが店舗ごとに代表2名を決めて戦うタッグトーナメント、「コンビニバトルオリンピック」。優勝した店舗は世界中の人々からの惜しみない賞賛を受け、チェーンは最強の称号の下に、莫大なスポンサー収益と増客が約束される。「ヘヴン」「オリンポス」「フレンズ」「ナイネン」「アトモス」「レガシー」「ユートピア」全国6万店以上の店舗から選ばれた、上位7チェーンの戦士(アルバイター)達はたった一組の最強となるために、壮絶な戦いに身を投じる。此処に生きている。だから彼らは戦う。―これはコンビニ戦士達による、熱き戦いの物語である。
著者について
著者:幻夜軌跡(まぼやの きせき)
小説家。30店舗ものコンビニアルバイトの経験から本作を執筆。
作家としてだけでなく、「鶴ヶ島まちおこし委員会」会長としても精力的に活動中。
イラスト:芳村拓哉(よしむら たくや)
1988年生。高校生の時にカナダへ留学。
宮城のコンピューター会社イラストレーター部門、東京の化粧品会社デザイナー部門を経て、株式会社ソルアーツを起業。
現在では国内外でデザイナー、イラストレーターとして活動中。
小説家。30店舗ものコンビニアルバイトの経験から本作を執筆。
作家としてだけでなく、「鶴ヶ島まちおこし委員会」会長としても精力的に活動中。
イラスト:芳村拓哉(よしむら たくや)
1988年生。高校生の時にカナダへ留学。
宮城のコンピューター会社イラストレーター部門、東京の化粧品会社デザイナー部門を経て、株式会社ソルアーツを起業。
現在では国内外でデザイナー、イラストレーターとして活動中。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
幻夜/軌跡
小説家。30店舗ものコンビニバイトの経験から『鶴ヶ島コンビニ戦記』を執筆。作家としてだけでなく、「鶴ヶ島まちおこし委員会」会長としても精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
小説家。30店舗ものコンビニバイトの経験から『鶴ヶ島コンビニ戦記』を執筆。作家としてだけでなく、「鶴ヶ島まちおこし委員会」会長としても精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015/2/19)
- 発売日 : 2015/2/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 368ページ
- ISBN-10 : 4799316273
- ISBN-13 : 978-4799316276
- Amazon 売れ筋ランキング: - 855,086位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 8,142位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 45,426位ライトノベル (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ずっと小説家になりたかったけれど、挫折ばかりで何度も諦めかけました。
それでもKindle Store日本店のオープンに間に合って、
電子書籍をリリースできたので運命だったと思っています。
2015年2月19日にディスカヴァー21より『鶴ヶ島 コンビニ戦記』が全国の書店で販売されます。
読んで下さった方が少しでも得ることができる作品を、書いて行きたいと思っています。
「リカレント電子書籍デザイン」で電子書籍を学びました。
鶴ヶ島在住。
〈代表作〉
戦記:『コンビニの戦士達』シリーズ、『鶴ヶ島 コンビニ戦記』シリーズ
哲学:『正吾と冴の物語』シリーズ
人生:『疎外』
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.3
星5つ中の3.3
5 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト500レビュアーVINEメンバー
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2015年4月9日に日本でレビュー済み
ラノベを好んで読む習慣はなかった。何かのきっかけ(往々にし暇つぶし)で斜め読みする程度だ。しかし読み進めるうちに、ラノベもここまで進化しているのかと舌を巻いた。
リアルの不思議な並走がまずは面白い。ストーリーの組み立ても、いつの間にか登場人物たちが勝手に作り出している(これはいい作品の特徴だ)。ご当地モノということになろうが、鶴ヶ島という地域の特性と可能性がコンビニとうまくマッチングしている。
一気に読み終えた。続編が待ち遠しい。
リアルの不思議な並走がまずは面白い。ストーリーの組み立ても、いつの間にか登場人物たちが勝手に作り出している(これはいい作品の特徴だ)。ご当地モノということになろうが、鶴ヶ島という地域の特性と可能性がコンビニとうまくマッチングしている。
一気に読み終えた。続編が待ち遠しい。