鴎外の恋人「エリス」については、2000年に出版され話題になった植木哲著「新説 鴎外の恋人エリス」が決定版かと長く思っていたが、どうやら六草氏著の本書が本当の決定版と言えそうだ。
ベルリンに長く住み、ドイツ語堪能な著者が、まさに足と目で収集した情報を元に突き止めた真相がここにある。
著者の執念とでもいうような熱意に圧倒される思いだ。
「エリス」が日本に来た理由、高額な旅費の出どころ、帰国する時にとても穏やかだった理由などは、未だ著者の推論にとどまり、まだまだ謎は残るが、鴎外の新たな手記でも発見されないかぎり、それは永遠に解けない謎だろう。
鴎外の恋 舞姫エリスの真実 (河出文庫 ろ 1-1) (日本語) 文庫 – 2020/4/4
六草いちか
(著)
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本の長さ384ページ
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言語日本語
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出版社河出書房新社
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発売日2020/4/4
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寸法10.7 x 1.5 x 15 cm
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ISBN-10430941740X
-
ISBN-13978-4309417400
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「エリスにたどり着くまでの道のりは、蜘蛛の糸をたぐり寄せるような、心許ない作業のくり返しだった。夏のある日の夕方、それは一丁の拳銃から始まった」予期せぬことがきっかけでスタートした「舞姫」エリスのモデル探し。日本文学史上最大の謎・エリスの真実が一三〇年の時を超え、いま明らかになる。謎解き「舞姫」、待望の文庫化。
著者について
1962年大阪生まれ。ノンフィクション作家。88年よりドイツ在住。2011年『鴎外の恋』を発表し、話題に。他の著書に『それからのエリス』『いのちの証言』がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
六草/いちか
1962年、大阪府吹田市生まれ。88年よりベルリン在住。2000年より雑誌やガイドブック、専門誌等にドイツの観光情報やライフスタイル、映画関連の記事を執筆。07年よりベルリンの歴史や日独交流史を学びノンフィクション分野に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1962年、大阪府吹田市生まれ。88年よりベルリン在住。2000年より雑誌やガイドブック、専門誌等にドイツの観光情報やライフスタイル、映画関連の記事を執筆。07年よりベルリンの歴史や日独交流史を学びノンフィクション分野に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2020/4/4)
- 発売日 : 2020/4/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 430941740X
- ISBN-13 : 978-4309417400
- 寸法 : 10.7 x 1.5 x 15 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 147,162位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 559位河出文庫
- - 14,325位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2020年7月11日に日本でレビュー済み
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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年10月13日に日本でレビュー済み
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1888年(明治21年)9月。ドイツから森林太郎が帰国する時にタイミングを合わせ先発していた白人女性が約50日間を掛けて一等船室つまりfirst classの船旅で日本に到着した。後日「舞姫」のモデルになった女性である。約一ヶ月の滞在の間、森家やら同郷の長州閥やらが何とか女性を説得しドイツに追い返した事は有名な話である。小説「舞姫」は1890年に発表された「私小説」とも「浪漫三部作」とも言われる。「舞姫」のモデルが実存し鴎外の帰国後すぐに来日していたという実話は森林太郎死後12年を経過した後(1922没)、1934年に森於菟氏が文章にして知れ渡り、更に1974年に星新一氏の祖父「小金井良精」氏の日記が出版された。そこに当事者として祖父がエリス追い返しに失敗した記録が残っていた(星新一氏の祖父は森林太郎の義弟に当たる。妻の小金井喜美子は森林太郎の実妹である)。その日記が出版された。さて私小説は作家の中で経験が昇華され文章化されたものだが「舞姫」は私小説どころか「殆ど実話」だったから問題になった。しかも未だ森林太郎の後を独国から女性が追いかけてきた事件の噂冷めやらぬ頃の二年後だ。「一体エリスはどんな女性だ?」という問いに森家の人々が出した答えは「頭が些か足りない」「人のよい」「見送りの人々に笑顔でハンカチを振る」様な女性だというものだった。このイメージで騙された「研究家」達が実在するエリスのモデル探しに乗り出した。その答えは全て森家のバイアスが作用していた。その結果が「ユダヤ人」「人妻で年上」「ジプシー」「売春婦」「賤民」等など酷い答えが死屍累々。NHKのドラマで「人妻」設定を真に受けて放送した物は私も見たが最低の内容だった。エリスは貧しかったのに大体その渡航費用は誰が出したというのだ?この本で作者の六草いちか氏が最初に提示したのは「私だったら................」という素朴な疑問だ。せっかく追い掛けて来たのに追い返される酷い目に遭わされ何故泣かない?森林太郎と会わずに帰った?嘘でしょ、初めて見た義弟だの友人が出現し説得したから帰国するか?泣かなかったとしたら理由は?そこから実在のエリス探しがスタートした。作者は研究家でもなければ学者でも無い。ドイツに住まう日本女性である。(あの装飾文字が読めるだけで充分尊敬するが)最初に調べ出したのが「教会」や「墓地」そして「古地図」と以前の研究者が出した本や論文である。調べれば調べるほど「実話」だった証拠が出てくる。地名が全て同定できた上、通勤ルートまで一致する。また研究家達の誤りも明確になってきた。エリスの垂らした一本の細い細い糸を延々何年も追い続けた結果 ついに正解(一次資料のみ使用)のエリス・ウィーゲルトに辿り着いた。森林太郎と出会った教会や親兄弟が受洗した教会、家族構成まで「舞姫」と見事に合致。周囲の人間関係まで実話だった。いよいよ私小説どころか「舞姫」が「殆ど実話」だった事が判明した。エリスはユダヤ人でもなく不倫女性でもなく一般のドイツ人家庭の娘さん。父親を失った後、母親が縫製業で娘二人を育てあげた。実際のエリスは当時21才で(鴎外26才)成人しており日本まで単独行が可能だった。森家一族と森林太郎に追い返されドイツに戻った後、女性用の帽子を作り生活していた、と聞き何となくホッとした。おそらくこれが決定稿で間違いが無いだろう。私小説「舞姫」と合致し過ぎて驚く位だ。問題は「何故鴎外が舞姫を書いたのか?」である。鴎外程の筆力であれば 出来損ないの私小説もどきを書く必然性が無い。彼が「舞姫」をあの内容で二年後に書かねばならなかった理由は何だ?「舞姫」を書いた時、森林太郎には既に於菟という子供が居たし、結婚生活も自ら放棄した後のタイミングでの発表なのである。当時長州閥では悪名高く未だに誰一人褒める人が居ない「天方伯」=山県有朋が悪巧みの真っ最中。「宮中某重大事件」で大正時代に失脚するまで悪巧みだけで生き抜いている。そこにあの舞姫の文章である。陰険な山縣が読めば我が身に良い事は無い。家族友人にだけ読ませたいなら相応の媒体が有った筈で、自分にケリを付けたいなら延々エリスと続けた文通(二度目の結婚をするまで)が解からない。作者は「子供がいたのではないか?」と疑っているわけだが故なき事でもないのである。この本では触れていないが「森林太郎が舞姫に託した思い」が却って謎になってしまった。
※追記。ひょんな事から「北尾次郎」という留学生の事を知った。出雲出身で鴎外より9才年かさだが 後日独国の雑誌でドイツ語で鴎外と大論争を繰り広げている気象学者である。ベルリン大学からゲッチンゲン大学に移り学んでいる。奥様はベルリン生まれの「ルイゼ」という方で国際結婚をあの時代にされ55歳で亡くなっている。後輩や友人からも慕われた方のようだが 今は多分鴎外との絡みについて何も書いたものが無い。内田魯庵のエッセイがチラリと触れているだけなのである。鴎外の諦めたエリーゼと北尾次郎が通したルイゼへの一徹。論争というのは一体どういうものであったのだろうか?
※追記。ひょんな事から「北尾次郎」という留学生の事を知った。出雲出身で鴎外より9才年かさだが 後日独国の雑誌でドイツ語で鴎外と大論争を繰り広げている気象学者である。ベルリン大学からゲッチンゲン大学に移り学んでいる。奥様はベルリン生まれの「ルイゼ」という方で国際結婚をあの時代にされ55歳で亡くなっている。後輩や友人からも慕われた方のようだが 今は多分鴎外との絡みについて何も書いたものが無い。内田魯庵のエッセイがチラリと触れているだけなのである。鴎外の諦めたエリーゼと北尾次郎が通したルイゼへの一徹。論争というのは一体どういうものであったのだろうか?
2012年10月26日に日本でレビュー済み
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エリスユダヤ人説、というものがある。
「舞姫」はたいていの高校・国語の教科書に載っており、教科書で初めて接する人が多いのではないかと思う。
そして某出版社の現代文の教科書は、教師向けの指導書がこのエリスユダヤ人説で書かれており、素直な先生がそれを読んで、教室でその通り教えるということもあるのではなかろうか。
著者六草いちかさんと同様、エリスがユダヤ人であるとの感触を「舞姫」から一向に受けない私はこの説にもやもやしたものをずっと感じ続けていた。
だいたい、ヴィーゲルト、ないしワイゲルトはヘブライの聖職者に由来する典型的なユダヤ姓、たとえばレビ、とかコーンとかではないし、
ドイツ諸侯がユダヤ人に売りつけた植物・金属姓(リリエンタールとかゴルトシュタインとか)でもない。
エリスユダヤ人説が根拠としているワイゲルトはユダヤ姓説って本当なのだろうか?
この説の主唱者荻原雄一氏は特に根拠を示さないまま、あまりにも自信たっぷりに断言しているので、「典型姓ではない」ことだけを知っている私としてはそれ以上のことはわからず、否定したくて否定できずにいたのである。
金髪碧眼も、混血の程度にもよるとは思うが典型的なユダヤイメージとは遠いし、「幼しと笑ひたまはんが、寺に入らむ日はいかにうれしからまし」って教会で幼児洗礼…ってことじゃないの?
シナゴークで割礼、じゃないよね?おかしいよなあ、悶々。
で、この問題に快刀乱麻を断つ如きすっきりした解答を与えてくださったのが本書です。
その根拠はナチの作ったユダヤ人住所録で、六草さんは六十万人のうちから5人のヴィーゲルトさんを探し出し、それらがすべて非ユダヤ人家庭から受け継がれたことを証明した。
また、念のために行った「ワイゲルト」姓の調査でも、ジェノサイトが始まってもベルリンからワイゲルトさんが有意に減っていないこと(コーン家庭は千三百世帯から二十八世帯に激減)を明らかにしている。
これ以上ないくらい、論理的で明快な証明である。
(エリスの姓がワイゲルトではなくヴィーゲルトであると証明する手順も美しい)
夢見がちな思い込みではなく、文字通り地を這う実地調査、論理的な思考、ただしその根本にはエリスのモデルとなった女性への熱い共感がある。
調査中もマイクロフィルムの見過ぎで気持ちが悪くなったり、もうやめようと思ったり、本職がブンガク研究者でないだけ、生き生きとした生活感がある。
近来まれに見る快著。
「舞姫」はたいていの高校・国語の教科書に載っており、教科書で初めて接する人が多いのではないかと思う。
そして某出版社の現代文の教科書は、教師向けの指導書がこのエリスユダヤ人説で書かれており、素直な先生がそれを読んで、教室でその通り教えるということもあるのではなかろうか。
著者六草いちかさんと同様、エリスがユダヤ人であるとの感触を「舞姫」から一向に受けない私はこの説にもやもやしたものをずっと感じ続けていた。
だいたい、ヴィーゲルト、ないしワイゲルトはヘブライの聖職者に由来する典型的なユダヤ姓、たとえばレビ、とかコーンとかではないし、
ドイツ諸侯がユダヤ人に売りつけた植物・金属姓(リリエンタールとかゴルトシュタインとか)でもない。
エリスユダヤ人説が根拠としているワイゲルトはユダヤ姓説って本当なのだろうか?
この説の主唱者荻原雄一氏は特に根拠を示さないまま、あまりにも自信たっぷりに断言しているので、「典型姓ではない」ことだけを知っている私としてはそれ以上のことはわからず、否定したくて否定できずにいたのである。
金髪碧眼も、混血の程度にもよるとは思うが典型的なユダヤイメージとは遠いし、「幼しと笑ひたまはんが、寺に入らむ日はいかにうれしからまし」って教会で幼児洗礼…ってことじゃないの?
シナゴークで割礼、じゃないよね?おかしいよなあ、悶々。
で、この問題に快刀乱麻を断つ如きすっきりした解答を与えてくださったのが本書です。
その根拠はナチの作ったユダヤ人住所録で、六草さんは六十万人のうちから5人のヴィーゲルトさんを探し出し、それらがすべて非ユダヤ人家庭から受け継がれたことを証明した。
また、念のために行った「ワイゲルト」姓の調査でも、ジェノサイトが始まってもベルリンからワイゲルトさんが有意に減っていないこと(コーン家庭は千三百世帯から二十八世帯に激減)を明らかにしている。
これ以上ないくらい、論理的で明快な証明である。
(エリスの姓がワイゲルトではなくヴィーゲルトであると証明する手順も美しい)
夢見がちな思い込みではなく、文字通り地を這う実地調査、論理的な思考、ただしその根本にはエリスのモデルとなった女性への熱い共感がある。
調査中もマイクロフィルムの見過ぎで気持ちが悪くなったり、もうやめようと思ったり、本職がブンガク研究者でないだけ、生き生きとした生活感がある。
近来まれに見る快著。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
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新聞の書評で本書を知り手に取る機会を得た。新聞の書評は実に得難く有り難いものである。本書もそういう
幸福な読書体験となった。
僕は森鴎外という方の本を余り読んだことはない。一方、森鴎外に関して読むのは本書が二冊目である。著作を
余り読んでいない割に著者には興味があるということなのかもしれない。但し、彼の歴史はそれだけ面白みに
満ちている。前回読んだ「森鴎外と日清・日露戦争」では戦争と森鴎外との有り様が描かれていた。
陸軍医総監に上り詰めた官僚が文学者であるという点が面白かった。
それでは本作はどうなのか。
本作は言うまでも無く、森鴎外の恋愛について書かれている本だ。著者が森鴎外のドイツ時代の恋人を探して
いく様は探偵小説以外の何物でもない。それもノンフィクションであるだけにはらはらさせられる度合も
飛びぬけている。かつ、予定調和的に本人の記録が見つかる。読んでいてこちらまである種の達成感を感じた
くらいだ。
本書において著者が森鴎外をどう見ているのか。
一般的にいうと、恋人を捨てた悪い男としての森鴎外像があるようだ。僕の妻がまさにそのイメージを持っていた。
しかるに、本書の著者は決してそこに陥っているわけではない。ある種の、もしくは、かなりのシンパシーを持って
森鴎外を描き出している。僕はそう感じた。
それにしても映画化されてもよさそうな一冊かもしれない。昔の人を探すことは現代の尋ね人以上にエキサイティング
なのかもしれないとふと思った。
幸福な読書体験となった。
僕は森鴎外という方の本を余り読んだことはない。一方、森鴎外に関して読むのは本書が二冊目である。著作を
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満ちている。前回読んだ「森鴎外と日清・日露戦争」では戦争と森鴎外との有り様が描かれていた。
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飛びぬけている。かつ、予定調和的に本人の記録が見つかる。読んでいてこちらまである種の達成感を感じた
くらいだ。
本書において著者が森鴎外をどう見ているのか。
一般的にいうと、恋人を捨てた悪い男としての森鴎外像があるようだ。僕の妻がまさにそのイメージを持っていた。
しかるに、本書の著者は決してそこに陥っているわけではない。ある種の、もしくは、かなりのシンパシーを持って
森鴎外を描き出している。僕はそう感じた。
それにしても映画化されてもよさそうな一冊かもしれない。昔の人を探すことは現代の尋ね人以上にエキサイティング
なのかもしれないとふと思った。