ニンテンドー3DSのダウンロードソフトである『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』のサントラです。
同人ゲームやメルティブラッドといったゲームの作曲を担当してきた来兎さんが手がけた作品です。
ブックレットは全16ページで、キャラクターが1ページに1人、紹介や制作エピソード、原案から最終デザインにといったものが記載されています。
また、ディレクターがどのような曲を発注したのかという楽曲の裏話が4ページに渡って書かれています。
どのような指定があってこの曲が作られたのかというものや何回かのリテイクによって完成された曲だといったものが記載されていて、読みごたえのある資料でした。
個人的には、来兎さんのコメントがあればより良かったです。
曲についてですが、それぞれが3ループほどしているのでじっくりと聞くことが出来ます。
全体的に短めだと感じましたが、メロディー自体は印象に残る部分もあるのではないかと思います。
楽曲裏話で、ゲーム中では多くの人が1ループすることなくBGMが切り替わってしまうと書かれているように、ステージの長さに合わせたのだろうと思いますが、少し物足りないと感じる面もありました。
蒼い陽炎という主題歌も収録されており、『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late』などを担当した手登根優貴(てどこんゆうき)さんが歌っています。
手登根さんは、敵キャラの「クリンスィ」の声も担当したそうです。
この主題歌についても非常にかっこよく、魔神少女の雰囲気に合っているなという印象です。
主題歌、キャラクター紹介、制作の裏話といったものが盛り込まれたサントラですので、魔神少女のBGMが少しでも良いなと思った方は満足できるのではないかと思います。
ぜひ手に取ってじっくりと聞いてみてはいかがでしょうか。