アニメ化されるらしく読んでみたものの、流石に何番煎じか判らないくらい似たものがある中で、それを茶化してる部分もあるが、流石に何だかなぁと云う感想しか出てこない。
割と古臭いギャグ方面からのパロディは嫌いではないが、導入がまさにどっかで見た感じ過ぎてなぁ。
もっと先まで読めば面白いんだろうか?
もう少し愚痴とネタバレ的に書くと、導入がまんまオーバーロードで主人公は運営側なだけ。
原作者がオタなのか腐なのかは知らんが、何かネタが古臭いギャグもあるのでオッサンかも知れん。(メジャーネタは再生産されるんで、若いのも知ってるみたいで余計判らんけど)
ギャグにするつもりで設定が適当なんだろうが、この辺のパロディ感覚ってのは昔からある種の敷居にしかならない。
所謂、オタクの知識自慢が変化していったものなんだが、東某とかがパターン化の方が商売になるとか先人をパクってアレンジした説を披露した辺りから、そう云うのを共通認識として説明しないのが主流になった訳だが、本作も調べるとなろう小説らしく、そう云うのの文法を若干冷やかしつつも全体としてはステロタイプにしかなっていない印象。
勿論、土壌自体は上の年齢の人間が耕したし、その耕してる時期ですらパクりパロディ論争はあった訳で、問題は今はオリジナルに遡る事や調べる事の欠如が著しい事。
しかも、一周回った事で、むしろ昔の〇〇みたいとかで自分らも含んだ中年以上が懐かしがってしまうと云う悪循環が発生しているところ。
まだ子供が多かった時代の名残で、革新的なものに惹かれるマイノリティは無視される為、結局、平均値が下がり、次の断絶の時代により、本当に基準値が大きく下がってしまった。
マジョリティを嫌った人は迎合するか脱出し、包括派は商売側に回るか諦め、表層だけを見るマジョリティ相手だけが商売として生き残った。
そんな時代に幅広い層に何とか読める様にしたのが本作と言える。
今の流行に乗りつつ、老害が懐かしむネタも入れ繋ぎとめる。
だから、これがアニメ化されたんだろう。
一応、読めたんで★2にした自分を恥ずべきかも知れない。
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